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「死んでても生きてても、従兄の愛した女性には変わらないからですよ。それに彼女が死者と伝えても、彼は信じなかったでしょうし、この結末は変わらなかったと思います」


依琉は祖父に、前もって言っていなかった。


彼女が死霊であること。


そして行動範囲があの公園と大学だけだということを。


なので離れたこの家には、彼女は来られなかった。


だからこそ、彼女は従兄を連れて行ったのだ。あの日に。


「全く…。お前というヤツは、人情よりも好奇心が勝るところが欠点だな」


「ええ。神無月にもよく言われます」


悪趣味だと、しょっちゅう叱られる。


自覚はあっても、性格を変える気はなかった。


「まっ、結末が変わらなかったことは否定できないな。あれだけ惚れてた女に連れてかれたんだ。さぞかし喜ばしいことだろうよ」


しかしその性格は祖父譲りの為、祖父からは強く言われなかった。


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