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「だが依琉、お前、幽霊まで<視>えるのか?」
「実体があれば、ですけど。彼女の体は死体でしたからね」
「やれやれ。お前だからこそ、封印も無事に済ませられたというものだな」
「そんなに難しくはなかったですし、それに…」
そこで依琉は微笑を浮かべた。
心の底から楽しそうな微笑を。
「今のメンバー、楽しい人ばかりですから。ボクもつい、本気になっちゃっただけですよ」
肩を竦めながら言った依琉を見て、祖父は深く息を吐いた。
「その気持ちは分からなくはないがな。<視>るのもほどほどにしとくんだな」
「はいはい。まだあのメンバーには嫌われたくはないですからね。あと旅行ですが、できれば合宿の前にお願いします」
「ああ、分かった」
頷く祖父の姿を見て、依琉は安心した。
そして窓の外に視線を向け、今頃部員達は何をしているだろうと考えながら、自然と微笑んでいた。




