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地球 ヒミコ  作者: ミゼットくん
四女神連邦編
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金智英共和国 天女リーグ発足!

「李夏さん、建築の方はどんな具合です?」

「ああ、キム大統領。順調ですよ。予定より早く終わるかも知れません。今のうちに内装も施工しますか?」

「そうね。お願いするわ」

「はい。わかりました」と言って電話をかける。その内容は内装業者への連絡だ。すぐにOKの返事をもらい準備を進めていた。李夏はキムに報告し、内装業者を手配した旨を伝えた。

「ありがとう。これで計画は完璧ね」と言って席に戻り、書類のチェックを始めた。

それから数日後、遂に完成した。新しい建物が建てられ、そこに集まった多くの女性たちの姿があった。

「あら?これは……すごいわね。こんな大きな建物だったの?」とキムは驚いた様子だった。李夏が答える。

「はい。なかなか壮大なものになりましたね」

「これなら多くの種目に対応できそうね」とキムは満足気だった。そして李夏の方を見る。彼女は笑顔で答えた。


「はい。皆さん頑張っていましたよ」

「そうみたいね。あなたが頑張ってくれたおかげでもあるわ。感謝します」

「ありがとうございます」と李夏は頭を下げた。

それからキム達はグラウンドへと向かった。そこには大きな野球場があり、ナイター設備も整っていた。

またサッカー場もあるので陸上競技にも対応していた。

「凄いわね!ここだけでほぼ全ての競技が可能じゃない」と驚くキムに李夏が答える。

「はい。これも全て金智英様のおかげです。本当に素晴らしい」と笑顔で話す李夏にキムは照れ臭そうにしていた。


そして別の日、キムはスポーツ施設を見学していた。スポーツセンターというだけあって様々なスポーツができる施設が完備されていた。

バスケットボールコートは4面あり、フットサル用コートも用意されていた。その他にもトレーニングルームやプール、ジムなどがある。

「すごいわね。これだけあれば充分よね。あとは利用者を集めるだけかしら」とキムが言うと、李夏が答えた。

「はい。その点については問題ありません。もうすでに申し込みが多く寄せられておりまして、すぐにでも運営を開始できそうです」

「あら?そんなに人気なの?嬉しい誤算だわ。じゃあ早速宣伝しましょう。全国ニュースで流してもらえるように手配して頂戴。それとテレビ局には無料で貸し出すといいなさい」

「はい。承知しました」

キムは満足した様子でその場を後にした。


スポーツ施設開設して数か月たった。

いま一番人気はなぜか野球だ。続いて陸上競技が続く。

しかし野球をやる女子が増えたのは意外だった。しかも硬式野球ときてる。

ただしスポーツというよりも草野球程度で楽しんでるだけだが。


スポーツ好きだった李夏が自らコーチを務めるようになる。

そんなに上手くはないがルールを知っているからというだけの理由だ。しかしなぜかとても厳しい指導をするようになった。

まあ、ハッタリでも形から入るという事だろう。本人は熱血教師を気取っているつもりだが周りからは冷ややかな目で見られていることに気づいていない。

そして次第にメンバーから煙たがれるようになった。そのせいもあり李夏はすっかり落ち込んでしまった。キムはそれを見て笑っていた。


「あんたが熱心過ぎてみんな引いてんのよ」とキムは言うが本人は全く気にしていないようだ。

しかし野球をやる女性は増えたがみんな上手くない、上手くないどころか下手だ。

しかし可愛い子が多いためそのスタイルで行こうという事になり野球の上手さよりビジュアルのよしあしでなんとプロチームを作ってしまったのだ。

そしてさらにファンクラブまで作られる始末だ。

ここまできたら完全にお遊びチームである。試合でも勝敗は二の次なので勝っても負けても関係ないのだ。だから下手でも楽しければそれで良いのだ。

そして試合が始まると球場は大いに盛り上がった。観客も大勢駆けつけている。

キャーキャー言いながら黄色い声援を送っているがやはり女子野球なので動きは緩慢だ。まあ、そこがまたいいのだが……。

そして何といっても女子プロ野球選手のレベルが低すぎる事である。彼女たちは高校生以下の実力しかないのだ。だからとても見ていられない。

しかし、その反面、ユニフォームがお色気抜群でそれを見に来る客も多い。

だがいくらユニフォームが大胆でも観客が女性ばかりというのが皮肉な話だが、それゆえにエロ目的というよりもお祭り気分なのだろう。

実際試合を見ている女性たちはとても楽しそうである。ただ、一つだけ問題があるとすればそのファン層があまりにも偏っている事だ。


スポーツセンターや各種競技場などを建設したのはキムだ。しかし実際に使ってるのは李夏であり、運営もしている。

まあ、元々李夏はスポーツ好きなので丁度良いだろう。李夏もそのつもりだ。だがここでトラブルが発生した。

どうやら彼女たちの中で派閥争いが勃発したらしい。

その原因はキムと李夏がチームを作る際にメンバーを選ぶ基準について話し合ったときに起こった事だ。

キムは純粋にスポーツ選手として将来性のある選手を育成する目的で選抜しようとしていた。しかし、李夏は美人でスタイルのよい子を選ぶと言い出したのだ。そして結果的には両方の案が採用される形となった。要するに2リーグ制にするのだ。野球が上手い女性でつくるチームが実力リーグ、容姿とスタイルに重点を置いたチーム作りが天女リーグとされた。まあ、どちらのチームにしろ可愛くて実力があればそれに越したことはないのだが。両リーグとも3チームずつ編成しそのチーム同士でまずは戦いそこで優勝したチーム同士が最終的に戦うという事となった。なお試合は週1回と頻度は少ない。

しかしこれが意外と上手くいった。お互いライバル心剥き出しで競い合うようになったからだ。

実力リーグは本気で野球に打ち込む真面目な選手達が中心となって構成されており、逆に天女リーグは美しく華やかな女性たちを中心に形成されている。もちろん、実力主義とルックス主義を掲げている為、双方に選手が所属していて、ある意味ハイブリッドな形となっている。それが功を奏したのか双方とも白熱した戦いを繰り広げており、とても盛り上がっている。

それに誤算もあった。実力リーグとは言っても、そもそもこの国の女性はみんな美人なのだ。だから天女リーグに比べれば劣るだろうがそれゆえ実力リーグも大人気となった。

それに、選手の中にはプロポーションの良い女性もいて、そして女性選手だけに見える魅惑的な部分に釘付けになっている。特にショートパンツの隙間から見える太股は圧巻だ。そんな選手達の噂を聞いた男性陣はテレビ中継を望んだ。男性に見せないで何が天女なんだと。そこでテレビ中継をする事になった。

ただし、金智英共和国だけの放映なので結局うさちゃん国にいる男性陣には視聴できなかったが。

まあそんな感じで天女リーグは人気を博している。最初は女性限定だったが、途中から男性客の数も増えてきた。

しかし増えてきたとは言っても仕事で現場入りしてる男性しか見に行けないのでさらに土方仕事人気はうなぎのぼりだ。

同じように実力リーグも露出こそ少なめだが負けず劣らず美人が多いので人気を二分していた。

その試合をテレビ中継すると女性も含め国民たちのスポーツへの関心は今まで以上に高まりさらに流行した。

そしてキム達はそれ以外のスポーツ競技にも手を広げる事にした。しかし天女リーグのように見世物になるようなものは他にはない。

そこで陸上や水泳などの競技に力を入れることにした。

当初はあまり乗り気でなかった女性もいたが、少しずつ成果が出始めると自信をつけたらしくやる気を見せ始めた。

その結果、金智英共和国が主催するスポーツ大会には毎回100人を超える参加者がいるという大盛況ぶりである。特に注目すべきはその参加者の多くが学生であったことだ。

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