表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
みすとら  作者: 詰乃 愛莉
第一章『Promised Love(約束された愛)』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/19

〔17〕ドーブツ参加型運動会③障害物競争

「それでは、第2種目の『障害物競争』を始めます。この競技は、二人で同時にスタートし、二人で各障害を突破しなければいけません。ゴールも二人で同時にしてください」未来先生がアナウンスしました。

Aチームの代表は、ここあちゃんとピューマでした。

Bチームの代表は、ユキとカンガルーでした。

Cチームの代表は、私とぬりかべでした。

私たちがスタート地点につくと、アナウンスでコースの説明がありました。

「参加者さんたちは、スタートしたら、第一の障害の平均台を渡らなければいけません。

第二の障害は、網くぐりです。どちらかが、網をくぐり抜けられるように助けてあげると突破しやすいかもしれませんね。

第三の障害は、5段跳び箱です。二人とも跳べてから先に進んでください」私たちがスタートする態勢になりました。

「よ~い! どん!」のアナウンスと同時に、

「ぱぁん!」とピストルの音が鳴りました。

「やれ~、いけ~、たおせ~」会場中から歓声が上がりました。平均台に一番早く着いたのは、ここあちゃんとピューマでした。ひょいひょいと平均台を渡り、あっさりとクリアしました。ここあちゃんたちは、すぐに網くぐりに向かいました。

次に平均台にやって来たのは、ユキとカンガルーでした。ユキは平均台をアッサリ渡りましたが、カンガルーは平均台が苦手な様子でした。

『ぱひょろっと』カンガルーは、白黒のブチ猫になり、たどたどしく平均台を渡り切りました。

私たちは、ぬりかべさんの足が遅いので、ゆっくりと平均台まで走りました。ぬりかべさんは平均台を渡れないので変身しました。

『とぴっちゅ』ぬりかべさんは、ハリネズミに変わりました。私の肩に乗って平均台を渡りました。


網くぐりは、ここあちゃんとピューマは上手にくぐり抜けました。

「カンガルーだったら、手こずったわね~」といって、ユキとブチ猫は網をくぐり抜けました。

だいぶ遅れて、私たちが網をくぐり抜けました。


ここあちゃんとピューマは、既に跳び箱に挑戦していました。

ピューマは軽々と跳び箱を跳んでいましたが、ここあちゃんが、三回も四回も挑戦していました。五回目の挑戦で跳び箱を跳べた時に、ユキとブチ猫が後ろまで迫っていました。

ユキが、跳び箱をアッサリ跳んでブチ猫を待っていました。

「猫のままじゃ、跳べないでしょ?」と、ユキが言うとブチ猫は変身しました。

『がにでぶ~んぱ』カンガルーになりました。カンガルーは、軽々と跳び箱を跳びました。

私たちが跳び箱の前についたとき、ユキとカンガルーはゴールしていました。

「どうしよう・・・」私は、跳び箱の前で跳ぶのをためらっていました。

「だいじょ~ぶだよ~。いそがないから、とんでみようよ~」と、誰かが言いました。

「? だれ?」誰も、何処にもいませんでした。六回、七回、跳ぶのに失敗しました。

「あきらめよう?」と言うと、観客たちは大声援を贈ってくれました。

「とべ~!」

「頑張れ~!」

「順位はかんけいないよ~!」私は、どうしていいか分からなくなりました。

「どうしよう・・・」戸惑っていると、

『やいん、ゆいん、よさこい~ん』目の前に半魚人が現れました。

「! ん 何だこれ?」人間の手足がついた魚がしゃべりました。胸びれが両腕でした。尾びれが両足でした。胴体が魚のウロコでしたが、頭はサメでした。

「! なにこれ~!」私は思わず叫びました。

「うお? (うお)? うお~!」

「何だあれ!」

「さかなよー!」

「半分人間よ!」

「キヨー! 逃げなさい! 食べられちゃうわよー!」ユキが叫びました。

「誰だよ、そんなこと言うの! 食べるかよー!」半魚人は、不機嫌になりました。

「ほら、行くぞ! 挑戦だ!」半魚人は、軽々と跳び箱を跳びました。

「次、お前だ! しっかり跳べよ!」男の子らしい励まし方でした。

走ってきて、ロイター板にジャンプして飛び乗る練習をしました。私の横腹を抱えてくれて、

「このタイミングで、思いっきりジャンプするんだ!」と言いました。

「やってみろ!」私は言われるままに、やってみました。

「ばっびょ~ん! ぽてっ」と、跳び箱の上に落ちました。

「ほ~ら、出来るじゃないか! さっきよりも全然上手だ!」運動場は、拍手だらけでした。

「なんか、いーものみたぞ~!」

「これで、時給もでるんか~」

「さかな男! おもしろいぞ~」

そのまま、手をつないでゴールしました。初めて5段の跳び箱を跳べた日でした。


ゴールすると、みんながズリズリと私たちから離れました。

「何これ?」ユキは驚いていました。

「半分、人間化ね」そよりさんが言いました。

「半分だけでも、人間化するのを見たのは初めてです」ここあちゃんが言いました。

「何? 人間化って~」半魚人が言いました。

『ぢぇんどぅ~』半魚人がハリネズミに変わりました。私は、クジを引きました。48点でした。

Aチーム 20点

Bチーム 30点

Cチーム 12点

「競争は、関係ないわね~」ユキがため息をつきながら言いました。

「意外と接戦だね~」カスミが言いました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ