表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
みすとら  作者: 詰乃 愛莉
第一章『Promised Love(約束された愛)』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/19

〔15〕ドーブツ参加型運動会①種目決め会議

ろくに授業もしないのに、運動会をすることになりました。そよりさんの司会で、「何の種目を行うか?」会議が開かれました。副担任の風鳥先生は、窓際で本を読んでいました。

「さて、みなさんと決めなければいけないことがあります。運動会は、何をやりたいですか?」そよりさんは、黒板の前に立ちチョークで書き始めました。

『種目決め会議』

「運動会って、春だっけ? 秋じゃなかった?」ユキが疑問に思いました。

「季節は決まっていなかった気がする」私は言いました。

「いつやってもいいんだよ~」カスミが言いました。

「二か月後に、またやりたいな~」ここあちゃんが言いました。

「今回面白かったら、またすぐにやりましょう」そよりさんが言いました。

「五人で対決するの? チーム分けするの?」カスミが疑問に思いました。

「二チームだと、面白くないかも知れないよ」私は言いました。

「三チームが、少し複雑だからいいかもね~」ユキが言いました。

「五人が三チームに分かれるとして、一人になったらどうしよう? だれか助っ人が必要ね」ここあちゃんが言いました。すると、ロッカーの中から声が聞こえてきました。

「ふはははは・・・。話は聞かせて頂きました」と言って、校長先生が現れました。

「私たちに任せなさい!」校長先生は、上半身はサッカーウェアで、下半身は相撲のマワシで、野球帽を被り、浮き輪を抱えていました。

「・・・校長先生、やる気満々ですね~」ユキが言いました。

「チーム分けは、くじ引きでお決めください。先生たちが人数の足りないところへ参加します。公平に立ち回りますから泥船に乗ったつもりでいてください」

「(大船じゃないかな~?)」みんなが心の中で思いました。

そして、くじ引きが行われました。そよりさんとここあちゃんがAチーム。ユキとカスミがBチーム。私と先生方はCチームになりました。

「(あっちゃ~、うちのチームは負けだわ~。先生方に全部任せよう)」と、私は思いました。

「(Cチームは、ビリ決定ね。優勝はウチのチームよ!)」とA・Bチームは、結束しました。

「当然ですが、ドーブツさんたちにも参加して頂きましょう」と、校長先生が言いました。結局こうなるのです。


―運動会当日―

Aチーム・・・そよりさん、ここあちゃん、ゴールデンレトリバー、ピューマ

Bチーム・・・ユキ、カスミ、カンガルー、一反木綿

Cチーム・・・私、校長先生、松柳先生、風鳥先生、ぬりかべ、シャベランカ―先生

先生方は、何故か全員、首に縄がついていました。

「さぁ、先生方! Cチームが勝ちますよ~! 負けたら全員一カ月の減給です! サービス残業は20時間行って頂きます!」校長先生が檄を飛ばしました。

「(あぁ・・・)」先生方の顔が、ゲンナリと曇りました。

「それでは、みなさん。入場してください」保健の可古未来先生が、校長先生の指名で総合司会を引き受けました。

可古未来(かこみき)】民法のアナウンサーを勤めた後、世界保健機関(WHO)でも働いたことがあるという経歴の持ち主。7か国語話せるという噂がある。20代半ばに見える独身女性。


エルガーの『威風堂々』の曲にのって、Aチームから入場が始まりました。運動場には、何処から集められたのか500人を超す観衆(ギャラリー)が運動会を見守っていました。

「(これ、卒業式のテーマじゃないかな~?)」と、誰もが思いました。Bチーム、Cチームの入場が終わると、Cチームの最後尾にいた校長先生が朝礼台に上がりました。Aチームからそよりさんが、Bチームからユキが、Cチームから私が選ばれ、校長先生の前に立ちました。三人で宣誓しました。

「正々堂々と競い合うことを誓います!」鳴りやまない拍手の中で、運動会が始まりました。


「なお~、1位のチームには10点。2位のチームには15点。三位のチームには、くじ引きで点数が与えられます」と、未来先生のアナウンスがありました。

「(2位が15点なら、みんな手を抜くんじゃない?)」と、誰もが疑問に思いました。

「1位を三回取ったチームには、食後のデザート自由権が30回分与えられます。

1位を三回取ったチームがない場合、総合点数により順位を決めます。

総合点数が一番多いチームには、夕食自由選択権が30回分与えられます。

二番目のチームには、食後のデザート自由権が15回分与えられます。

最下位のチームには、罰ゲーム30回分が与えられます」と、アナウンスされました。


校長先生の乱入で、私たちの『種目決め会議』が中断されてしまいました。生徒が行いたい種目5つに加え、先生方が行いたい種目が4つ加えられ、競技前にくじ引きで決めることになりました。

「第1種目の発表です。第1種目は『コスプレ借り物競争です』」と、未来先生がアナウンスしました。

「これ、絶対校長先生が考えたやつだよね~」

「ねじ込んだんだろうね~」

「校長先生が一番、遊びたいんじゃない?」

「やったことないから面白いかも?」

「なんでもいいわ。ビリにはならないだろうから」

Aチームの代表は、そよりさんとゴールデンレトリバーでした。

Bチームの代表は、カスミと一反木綿でした。

Cチームの代表は、校長先生と松柳先生でした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ