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第22話 仲間を探し出す方法

世界樹から生まれ変わりエルフの家族に拾われ育った。枝の能力は世界樹の力だろうとサラが語る。世界樹だったころの記憶は持ち合わせていない。彼女の前世、世界樹が枯れだした時期からして世界樹の生まれ変わりの可能性は高そうだ。声もどうも同じ声が聞こえていたようだ。話の流れからして俺をこちらの世界に送った人だろうか。女神さまじゃないかとサラは話す。


「なら回りくどいことをせず話してくれても」

「急にあなたは勇者で私の運命の人ですなんて言われてもむしろ疑うかと思いまして」

「それはそう」


俺も似たようなこと考えていたっけ。うん? ということは世界の異変の一つ世界樹が枯れたのって転生して勇者に力を貸すことが目的だから悪いことではないってことか。


「ダンさんは?」

「いや俺は全くその声は聞いていない。しかし俺も実は転生者、しかもこの世界の人間ではないんだ」


二人に別の世界から来たことを説明。二人とも俺が転生者ということをそこまで驚かずに話を聞いていた。まあ二人も転生者だから少々不思議なことでは驚かないか。


「ダンさんがこちらの世界に来た理由は何でしょうね」


考え込む三人。共に戦うのですということは倒すべき敵がいるということ。考えられるのは悪い奴の退治をしてくれということだが今のところその敵がわからない。やみくもに見えない敵を探しても無駄足になるの可能性は高い。とりあえず現在できることをしていく、自分たちを強くしていくことくらいかな。


「やはりあなたが勇者だったか」


ギルド職員の人がこちらに近づいてきた。この胸の大きさ、見覚えがある。


「あなたはこの間の」

「申し訳ないが今の話、こっそり聞かせてもらったよ。実は私も女神から力をいただいた元魔物の聖獣でね、名前はギガ。特殊能力というほどではないけど非常に鼻が利くんだ。におったんだ、そこにいるのは人間じゃないだろう? 魔物のにおいがする、聖獣ともまた違う。怪しいなと君たちをつけていったところこの話を聞いてしまったというわけだ」


におったと聞いてお尻を浮かして隠れておならをしたのがばれたかなと思ったがそうでもないか。ギガさんがこちらに向かってウインクをする、ばれてた。彼女も勇者のサポートをするよう天の声を聞いたという。そして人間に変身できるようになり勇者を助けようとギルドに入り待っていたのだとか。体が頑丈だったのは聖獣だからか。


「予想はしていたが私以外にも魔物から聖獣になった者がいたようだな。こちらは私が匂いを嗅げばわかる。サラはダンと共に戦うために生まれ変わったのかな」


ここでサラがSSRのキャラの一人とそっくりだったことを思い出し説明する。


「もしかしたら彼女一人だけではないと考えられるな。彼女からはよくある獣人のようなにおいがする、PTメンバーかどうかを匂いで判別するのは難しそうだ」

「この世界に来る前に女の子を六人ほど見ています」

「顔は覚えてる?」

「はい」

「なら新規冒険者の写真を見ればわかるかも」


ギガさんはギルドの職員、違反行為ではあるようだが新規冒険者の写真を持ち出すのは容易だという。この時のためにギルドで働いてきたんだ、何でもするさと怪しい笑みを浮かべる彼女。天の声が聞こえ、サラのように俺を探している子他にがいるかもしれない。しかし情報からすると力を隠しながら戦っている俺を見つけるのは困難を極めるだろう。かといって目立ちながら戦うのはその倒すべき悪に気が付かれ対策を取られるかもしれない。ならこちらからみつけてあげなければ。存在するならの話ではあるけれど。それからSSRの六人は覚えているがRとSRは全く覚えていない。もし仲間になるとしてもこちらからは気づいてあげられそうにないな、ごめんね! まとめると六人中今のところサラ一人。魔物から聖獣が二人。では契約しようとギガさんを誘うが断られてしまう。何故?


「ここまで話しておいてなんだが、私はしばらく契約しない方針でいく」


契約すると俺のそばから離れられなくなり情報収集ができなくなる。それにこちらのレベルに合わせるから一気に弱くなる。最終的には契約した方が強くなるけれど今は契約しない方が得と判断。後、裏技的な方法だが、契約しなくても移動できるから自由に力を使える、そう説明を。


「なら私も契約はやめておくわ」


そうか、契約なしなら短時間、一日一回の制限なしで戦ってもらえるんだな。聖獣としてはルール違反だけど、使えるものは使わせてもらおうか。神様が授けた力ならソシャゲみたいにBANはされないだろうし。仕様だね。ちなみに契約はいつでもできるようだ。本来の聖獣のように特に要求はなし。楽でいいな。


「今日は解散、明日からすでに用意してある写真を見てもらおう」

「私はその辺りをぶらついてくるわね」


翌日から写真のチェック。サラの誕生日は俺が生まれた日よりも三十日ほど早い。そこからもう少し日数を伸ばし60日までの新規冒険者の写真に目を通す。まずはこの街の冒険者を確認、SSRの子はいなかった。こうして調べていったが、この街にはSSRの子がいないのがわかった。


「他の街、他国となると集めるのは時間がかかる。また写真が集まったら見てもらう。一旦冒険者に戻って」

「わかりました」

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