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想像力皆無な世界で私と後輩、二人で現代知識を駆使してのんびり3年間を過ごしたいだけなんだけど!?【連載改稿版】  作者: 菜乃花 薫
異世界道中の、はじまりはじまり

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第94話「シャールカーニ 対 ヴェルーリア」

第二ステージのルカ


彼女に防御装備を付けただけ

それなのに無敵だった


ルカはカホルが展開したのと同じく

防御魔術を重ねて全面発動しているのだ


それも10枚重ね、だ

流石はドラゴンがベースの龍神族、としか言いようがない


メイド隊の武装も模擬弾や刃のない刀など

確かに演習用のものを使わせているとはいえ

全員一斉にかかってもノーダメージ


メイド隊が全員疲れ切った時点で交代


今度はヴェルーリアの新装備を試してもらう


初対面以降、契約だとか夜這いだとかで

ちょこちょこ二人の間柄が微妙なのはわかってるけど

それはそれ


作り手としては「最強の生物」相手にテストって一番滾るよね


脚力による突進性と速度を最大に生かして

長槍をクリエイトする


いや、槍というよりランスのほうがしっくりくるか

円錐形の、SFで出てくる宇宙船にありそうな形状で

末端は刀の鍔のようにガードも押しも

できるようになっている


もちろん魔術製なので非破壊且つ先端には仕込み銃ならぬ

仕込み弾頭を装着


ヴェルーリアの魔素を使った自動装填が可能で

発動時には弾頭に込められた属性がランスに付与される


まあ、いちいち取り付けるのは一人では正直無理だけどね

属性変更は持ち手尾部のダイアルで行って即時切替可能


ヴェルーリアの突進力にランスの仕込み弾頭を使っての

突貫特化武器ってわけ


接近戦時は足技使っての攻撃とランスでの防御を

期待している


ということで、シャールカーニには最大限の防御を

ヴェルーリアには防御魔術を狙うよう指示

準備が出来たところで始めてもらう


「シャールカーニ、行きますよ」


そう言い終えた直後、土の地面が抉れヴェルーリアが消える


爆発的な加速で、シャールカーニが展開した防御魔術に

ランスを構えて突っ込んでいた


防御魔術の展開と同時にランスの弾頭

ーあれはイレース弾だなー が発動


10枚全ての防御魔術を突貫の勢いで貫通したが

最後にドレス内蔵の防御魔術が自動展開して止められた


一発でも自動装填が出来ていれば

ルカダメージ入ってたと気が付き、ちょっと冷や汗をかいた


自動装填だけでなく、連発できるように改良しよう


「はい、おわり

二人ともお疲れ様」


労いつつ歩み寄っていく


ヴェルーリアは悔しそうにしているが

ルカは若干引き気味だ


「もう少し連続発動できるようにしてもらいたいです!」


駆け寄ってきて即座に訴えられる


「我は旦那様に相談したことがあるのじゃ」


ルカもようやく立ち直った。


後で時間を取ることにして

一通り見極めも終わったところで休憩


全員で1階に降りて大会議室にてお茶の時間


ここぞとばかりに、王宮とかにあるような長ーいテーブルと

椅子をクリエイト


流石はメイド部隊

てきぱきと動いてあっという間にお茶の準備が完了


残念ながらニールが不在だけども

他の里までどれくらいの距離あるのか

そもそも行ってもすぐ入れるものなのか


ルカも他の里全部を知っているわけではないそうだし

帰ってくるまでずっと待機か


あまり時間がかかるようだったら

メイド数名に町の守りを任せて

ルカの里に行ってみるのもありか?


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