表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この世界、モノづくりも名前もお風呂もありません。だから後輩といっしょに、魔術開発と現代知識で雑貨から兵器まで作り放題の3年間をのんびり送ります【連載改稿版】  作者: 菜乃花 薫
異世界道中の、はじまりはじまり

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

69/95

第72話「やっぱり?でました、魔族」

やばそうな言葉が聞こえたが、とりあえず説得を試みる


「話が出来るなら、まずは聞いてほしい」


言っては見たが


「ここは我らの縄張りである!誰であろうが問答無用!」


行きにはなにも襲われなかったのに、縄張り入ったって?


廻りの木がすぱすぱ切られていく

いくら防護装備つけてても、当たり所悪かったら切られそう


対話が出来ないならとりあえず捕まえるか

改めて属性変更してリボルバーを撃つ


「なんだこれは!」


森蜘蛛?に撃ち込んだのはスパイダーネット

こっちのは魔術謹製で絶対に破れない


目の前で展開して絡めとるから、正面から見たら驚くだろう

蜘蛛を蜘蛛糸で捕まえるんだから、まさに因果応報


ネットに絡まっても大暴れと罵声が止まらない

さっきの電撃はこいつには無効だったから

爆裂音響弾を顔面目掛けてお見舞いしてやる


「あ」


我ながらまぬけな声が出た

奴はスパイダーネットごと落ちていった


その先にも球状に張られていた森蜘蛛の糸があり

運よく絡めとられていた

面倒なのでこれもぶった切り

地面に落とし自分も着地・・・・・


しようと思ったら、またもヴェルーリアに抱き留められた


「ご主人様、ご無事ですか??」


無事なことと、再度礼を伝えて下ろしてもらう


「ご無事でなによりですわ」


アウラムが寄ってきたので、二人に詳細を話す


「妖精達の話では森蜘蛛のはずだというのですが

ヴェルーリアの話だと落ちてきたこの人が

森蜘蛛から出てきたと言ってましたわ

それは本当なのですわ?」


「直接見たわけじゃないけど

蜘蛛自体から分かれて出てきたのは確かだし、しかも喋っていた」


頷くヴェルーリア


「私も聞きましたし、あの声だとアウラムさんも聞こえませんでしたか?」


「聞こえましたわ、大声が」


様子を伺っていたらしく、装甲車からみんな降りてきた


「終わったのかの?」


ざっくりといきさつを話す


「これ、ですか?」


ニールがスパイダーネットに絡んだ相手を見に行っている


「ふむ、これは闇森人(ダークエルフ)、ですね」


なんですと?


「エルフって、フレイアもエルフだけど

ダークエルフは別の種族なのか?」


「フレイアは普通のエルフじゃが

(ダーク)、が付くとそれは魔族なのじゃ」


出た、魔族


「しかし、この辺には魔族が居るはずないのじゃが?」


「いるはずない?って??」


少し考えるルカ


「魔族自体がこの【世界】では住めるとことが少ないのじゃ

魔素を吸収しすぎるから

余程魔素が濃いところでなければ長くは生きていけぬ


じゃから魔素が濃い場所にしか住んでおらぬはずなのじゃが・・・・・

なぜここにいるのじゃ?」


魔素が濃いところ??

なんとなく覚えがある気がするんだけど


「ところでこれ、どうします?」


鏃でつんつんしながら、阿部ちゃんが聞いてきた


「まだ確認することもあるから縛っておくか」


「先輩、ほんっと縛るの好きですねぇ」

ニヨニヨしながら口の前に手を持ってきて、こっちを見る

もう慣れたよ


「ヴェルーリア、さっきの木の上に戻って

森蜘蛛がどうなってるか見てこれるかな?」


と頼もうとしたら


「我が行ってくるのじゃ

森蜘蛛とダークエルフがどうなって一緒になってたのか

興味深いのじゃ」


ルカがそう言って飛んで行った

やっぱり羽根なくても飛べるんだ


少し経って巨大な蜘蛛を持ち上げたまま、飛んで帰ってきた


「こ奴も気を失っておるようじゃが、すぐ目が覚めるじゃろうて」


軽々と持ち上げていた、自分の身体の10倍以上ある

巨大な森蜘蛛を地面に降ろす


「妖精が言うには、森蜘蛛は人を襲うどころか

おとなしい性格だそうですわ

どうしてこうなったのかわからない

そんなの見たことも聞いたこともないって言ってますわ」


どうやって操ってたのだろう?


縛り終わったダークエルフはまだ目を覚まさない

敵対してきたし、起きるのをご丁寧に待ってやる理由もない


間違っても首を飛ばさないよう

力加減に気を付けて往復びんたを噛ますと

呻いたので詰問してみる


「目が覚めたようだな

早速だが何をしたのか、洗いざらい話してもらうぞ?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ