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週休二日の裁量労働制って本当ですか? ~異世界は後輩といっしょ~ リライト版  作者: 事業開発室長
引っ越し先を内見しただけなのに

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第11話「業務概要と依頼」

なにかしら、強い主張をされた気がするが


それはさておき


生活サポートスタッフは、ユーザー2名に対し

3名も居るから、だいぶ優遇された気がするけど


よ~く見ると、3人とも直立したまま

呼吸もしてなくない??


『ここは本来、どんな形であってもぉ

ボクら、神の関係者以外はぁ

来るべき所では無いんだよねぇ


君たちはぁ、こちらがお願いして来て貰ってるしぃ

事情も伝えないとだしでぇ、来て貰ってるけどさぁ


普通の人間がぁ、何も無く来たらぁ

ただじゃすまない所なんだよぉ』


さらっと物騒なことを、今更言われてもねぇ


『だからぁ

こちらの【世界】の魂を持ってる人にはぁ

活動を休止もらってるんだよねぇ


ちゃぁんと

君らのサポートってこと、とかはぁ

女神のボクからの依頼って事まではぁ

伝わってるから大丈夫ぅ』


本当かねぇ?


「ところで」


思考を読まれてるけど、念押しで問うてみる


「事前におねえさんから言われて、承諾はしたんだけど


こっちでやる事、とか

福利厚生

雇用条件

勤務形態

その他について


もう一度、確認させて欲しいんだよね


ちゃんとして、できるなら書類に起こして

齟齬がないようにもしたいし」


そう

対顧客とか発注先相手だと

言った言わないで

トラブルになることもあるから、契約書は必須


口頭での約束なんて、トラブルの元どころじゃないし


「そうですよね

私も衣食住含め、約束は履行して貰わないと困ります!」


後輩は腕組みして、強い口調で主張した


食べるのが大好きだろうし

休みの日には、そういう楽しみもないとね


『う~ん』


JCは目をつぶってうなり始める


『実はねぇ』


目を開けて、こっちを見たと思ったら


何かしら・・・

目が泳いでる??


『こっちの世界はさぁ

あまりにも魔法や魔術頼りでぇ

なんでもやっちゃってさぁ


手先を使って何か作るとかぁ、全く発達してないんだよねぇ


だ~か~ら~』


手を後ろに組み直して

近づいてきた


『条件提示とかぁ、契約するにもぉ

紙すらないんだよねぇ


そういうわけでさぁ』


こちらへ、身体を向き直して続ける


『君たちにはぁ

モノを作ることとかぁ、さっきの書面作るだとかぁ


そういうのからなにからぁ

教えて広めて欲しいんだよねぇ』


後輩と顔を見合わせてしばし

JCに向き直って思わず言ったね


「「そこから??」」


おっ

打合せもないのに、綺麗にハモったねぇ

気が合うねぇ、後輩


後輩は

こちらを見て、Vサインを出していた


『だってさぁ、こっちは

生まれてすぐからぁ、魔法でなんでもできちゃうしぃ


ある程度複雑なものでもぉ

魔術で対処できたりするんだよぉ?


家作ったりだって魔法と魔術つかうしさぁ』


なんか、だんだん話す声が震えてない?

もしかして、JC、泣きそう?


『場合によってはぁ

契約魔術で条件縛るけどねぇ

使える人がほとんどいないからさぁ


契約時に嘘のルールを混ぜてもぉ

他の人にはわかる術がほぼないんだよねぇ』


一息つくと、少し口調が変わった

・・・・・気がする


『そういういろんなことで、トラブルが起きてるしぃ

そもそも家を作るのだってぇ

細かい仕上げとかぁ、全くできないとかぁ

いろんな弊害があるんだよぉ』


早口で一気にまくしたてるJC

少々お怒りというか、呆れた口調に感じたのは

間違いじゃないみたい


なんか、だんだん

面倒くさそうな話になって来てないか?


『それにさぁ』


JCが続ける


『食べ物に至ってはぁ

魔法で火が熾せるからってぇ


獲物の肉を焼くだけだよぉ?


君たちの世界で言う所の

「料理」

っていう概念が壊滅的に無くってさぁ

料理する道具もないんだよぉ』


更にJCの声が涙声っぽくなってきたぞ


『君ら2人ぃ

甘いものツアーとか言ってぇ

仲良くしてるらしいけどさぁ


こっちには料理ですら無くってぇ


煮るとかぁ

蒸すとかぁ

炒めるとかぁ

燻すとかぁ


・・・・・


日干しして保存食作るとかすら

やらないんだよぉ


おまけにぃ、味付けもないから

ただ焼いた肉だよ、肉!』


それ

野生動物とほとんど変わらなくない?


もしかして、服とか生活道具もかなり原始的?


『そうだよぉ

包丁なんか

そっちだと、黒曜石とかで作ってるのと変わらないしぃ


・・・・・


服だってぇ、魔術使って作った

ごわごわした布を、結んで着てる位だからねぇ』


縄文時代かよ!


待てよ、おねえさん

確か、「産業革命前」

って、言ってた筈


確かに言葉通り、産業革命「前」ではあるけど

・・・・・確かに、西暦何年とか時代までは明示していなかった


―肝心かなめのそこ、精度悪いのは致命的過ぎだよ、地球の管理者として


「飲料水とかお風呂とかも

もしかして・・・」


後輩が

恐ろしいモノを見るような目をしながら

訝し気な口調で、JCに聞いてみる


『生水飲んでるねぇ』


やっぱり


『煮沸なんて概念ないからさぁ

飲んでしょっちゅう中るけど、魔法で対処してるねぇ

風呂どころか水浴びも頻度は低いしねぇ


そもそも真水自体、魔法で出せるんだけどぉ

自然には殆ど無い世界なんだよぉ』


真水、潤沢には存在しないの?

そして魔法で水が出せるって・・・・・

―地球で出来たらチートだろ


それを読んでか、JCは続けた


『だからぁ

水を出すとか火を点けるとか

そういうの全てぇ、魔法頼りに

なっちゃってるんだよぉ』


世界観の情報量、半端なさすぎ


JCのまくしたて方に、飲まれていたが

どこからツッコめばいいのやら

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