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人狼off-line  作者: 電波
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第6話 ~D-Day~

しょぴ「親人外、絶対に2は死んだね。...。」

 相方からメッセージが送られる。私の役職は「共有者」。村人陣営が確定している、ハッピーな役職。今は夜時間で、相方と連絡を取れる時間。私達は、こうやって次の日どうするかを決めていた。

「絶滅勇者の予告先は、私だったね。黒でも出してくれるかな。」

しょぴ「だと良いけど、これ盤面どうなってるの?」

「昨日話した通り、結構意味が分からないよ。」

 今の生存者はめろ、絶滅勇者、eggchan、しょぴ、よこよ、ア6、Roria、雪凪、風街通り、国王桃の10名。襲撃が通れば9名になる。

 盤面で言えば、占い師COしているア6、絶滅勇者。霊能者COしている国王桃、eggchan。そして共有者のしょぴと私を除けば、グレーは4人いる。

 絶滅勇者はグレーの2人に白を出していた。予告先はグレーの私。絶滅勇者が真の場合、SC-ペルニ世-ア6-霊能者の片方で4人外。その他は3人外なのだから、グレ内訳は白人外-白人外-私-狩人。占い師内訳は自身-人狼-親人外。霊能内訳も真-親人外。まず、親人外はペルニ世-SC-ア6-霊能のどちらかの4人。白人外3人はよこよ-風街通り-誰か。あと1人が足りていない。瑛莉が白人外であった場合でも同様だ。

 ア6が真だと、電波-SC-ペルニ世-ア6-絶滅勇者で5人外。霊能者の片方で1人外で、残るグレに1人外。その1人外は黒と出ためろ。それ以外のグレ3の内訳が合わない。狩人と私と、あと1つ。

 この通り、占い師の2人は既にどこかがおかしいのだ。更に、SCが真占いはあり得ない。SCが真占いだとするなら、電波は何になる?黒猫は襲撃では効果を発動できない。電波黒猫の真占いSC道連れ、というのもあり得ないのだ。

 ...このように、何かがおかしい。このゲーム、何かが起こっているのだ。本来なら起こり得ないであろう何かが。その"何か"を理解しなければ、このゲームは勝てない気がする。

 考える。発生しているイレギュラーは何か。そして思いつく。そういえばネットの方の人狼ゲームでは、極稀に試合を荒らす目的で、これをやる人間がいる。


「...村騙り?」


しょぴ「うーん、あり得るのかな。」

 村騙りでは人外数が偽装される。瑛莉が村騙りだったらどうだ。瑛莉の役職が霊能者で、霊能者に狼憑きが出ているのなら。ア6目線で電波-SC-ペルニ世-ア6-絶滅勇者で5人外。グレに2人外。その1人外は黒と出ためろ。ソレ以外のグレ3の内訳は、狩人と、私と、人外。これなら確かに辻褄が合う。だが、これは合うだけだ。なんでそんな事をする必要があるのか。それに、瑛莉は吊られる前に「風街通りを吊ろう」と提案していた。彼が狼憑きを騙る霊能者であるのなら、霊能者のどちらかを吊り誘導するだろう。これは違う気がする。だが、コレ以外にあり得ない。対抗占い師が村騙りをしている?絶滅勇者が村騙りをしていて狼憑き。瑛莉が占い師。...これも違う気がする。これなら、瑛莉は吊られる前にSCOして占い師と宣告するはずだ。霊能者ならまだしも、占い師が死ぬのは村に不利益過ぎる。それに、これも霊能者ケースと同様で、吊られる前の吊り誘導は占い師COしているSCか絶滅勇者にするだろう。....。考えれば考えるほど、泥沼に嵌まる感覚。

しょぴ「うーん、私の1個思いついたんだけど。」

「何?」


しょぴ「禁止事項を破って、死んじゃった可能性もあるのかなって。」


 ...なるほど。電波-SCのどちらかが禁止事項を破り、死んだ。黒猫以外なら、人狼がもう片方を噛んだ。これもまた、辻褄が合うだけだ。禁止事項を破ってわざわざ自殺するメリットなんて、黒猫でもあるか怪しい。黒猫の場合は、SC黒猫か、電波黒猫。この場合はSC黒猫で、グレ道連れして猫又死偽装が濃厚。だが、占い師を騙る行為との辻褄が合わない。電波黒猫でSC道連れの場合は、電波はなぜSCが真だと分かった?呪殺がある以上、ベグ道連れにはリスクが高い。それに、電波が黒猫なら呪殺を待ってから自殺でも良いはずだ。その整合性が取れていない。これも変だ。変ではあるが、巧妙に隠された"何か"を除いて考えれば、これが最も考えやすい。これが本線?その場合、今いる占い師は両方とも偽。一応、ペグ道連れによって人外であるSCが道連れられた可能性がある。その場合、主観的に見て人外数が1足りない絶滅勇者が真となりそうだ。

 ...頭がパンクしそうだ。ここまでの考察が正しいかも分からない。だが、これらを相方に伝える。

しょぴ「うーん...」

 正直、お互いに何も分からない。瑛莉が村騙り路線は、ア6が真。電波黒猫路線は、絶滅勇者が真。これで断定してしまって良いのだろうか。何か見逃してるピースがありそうな気がする。だが、直ぐに考えても出てこなさそうだった。なので代わりに、私達は他の打ち合わせをした。人外達が私達を苦しめる戦略を行っているのに、私達が後手に回るばかりでは行けない。私達も、人外達に泡を吹かせなければならない。そうして、私達は戦略を2つ考えた。2つとも状況が限定的過ぎるが、刺されば強い。いや、刺(・)さ(・)な(・)け(・)れ(・)ば(・)行(・)け(・)な(・)い(・)。(・)何があっても。

???「議論時間となりました。本日の夜時間に死亡した参加者は国王桃さんです。」

しょぴ「向かいます。」

「はーい。」

 私もドアを開け、ホールへ降りる。階段を降りた目の前にある自分の席へ座った。

しょぴ「...全員いるね。占い師と、霊能者は結果を。」

eggchan「霊結果は黒、人狼でした。対抗していた白人外が死にましたね。ざまあないですね。」

ア6「俺の占い先は予告通り風街通り。2連続で人狼だ。」

絶滅勇者「俺の占い先は...」


「Roria。人狼だった。」


~第6話、終~

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