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人狼off-line  作者: 電波
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第3話 ~狐借狼威~

...ルールにあった、「分からない役職に関しては別紙参考。」

今になって、それに気付いた。よくよく考えれば、私達は人狼ゲームをよくやっている。今回のゲームに出てくる役職も、何度も見たことがある。犯人もそれを知覚しているはずだ。なのに、「分からない役職」?...これは、何かある。投票時間のワナといい、今回のゲームは村人陣営を殺しに来ている。次なるワナは、潰さなければならない。

【役職説明】

①人狼

・夜時間に襲撃が行える人狼陣営の1つ。

・夜時間、占い師と狩人が能力実行後、部屋に戻りドアを閉めた段階でドアが施錠される。

・他の人狼とは、部屋にある電話機・スマホを通じて連絡を取る事ができる。

②狂信者

・人狼が誰か分かる、人狼陣営の1つ。

・役職が教えられると同時に、人狼が誰か伝えられる。

③黒猫

・死亡した時点で指定した1名を道連れできる、人狼陣営の1つ。

・襲撃された場合には道連れする事はできない。

・道連れ先の指定は、夜時間の間なら何回でも変更可能である。

④妖狐

・人狼陣営、あるいは村人陣営の勝利が確定した時点で乗っ取り勝利できる、第三陣営の1つ。

・襲撃されても死亡しないが、占い師に占われると死亡する。

・生存者及びに勝利判定処理の人数にカウントされない。

⑤背徳者

・妖狐の配下である、第三陣営の1つ。

・役職が教えられると同時に、妖狐が誰か伝えられる。

・妖狐が死亡した時点で、後を追って死亡する。

⑥占い師

・夜時間に参加者の1名を占える、村人陣営の1つ。

・夜時間に指定した参加者1名のが、人狼陣営か否か分かる。妖狐の場合は呪殺する事が可能。

⑦霊能者

・処刑された参加者が、人狼陣営か否か分かる、村人陣営の1つ。

⑧狩人

・夜時間に参加者の1名を護衛できる、村人陣営の1つ。

・夜時間に指定した参加者1名を、人狼の襲撃から護る。

・護衛の効果は夜時間のみとする。

⑨猫又

・死亡した時点で指定した1名を道連れできる、村人陣営の1つ。

・黒猫と違い、襲撃時にも能力を発動できる。その場合、襲撃を実行した人狼を道連れにできる。

・道連れ先の指定は、夜時間の間なら何回でも変更可能である。

⑩共有者

・対となるもう1人の共有者がいる、村人陣営の1つ。

・もう1人の共有者と、部屋にある電話機やスマホで連絡を取る事ができる。

⑪役人

・1人で2人分の投票を行う事ができる、村人陣営の1つ。

⑫狼憑き

・占われた時、人狼陣営であると占い師に表示される、村人陣営の1つ。

・霊結果は人狼陣営でないと霊能者に表示される。


※全ての役職は、生存していなければ効果を発揮できない。


(...やっぱり。)

 黒猫と、猫又。この2つの役職の効果が、ランダムで道連れから、指定するルールに変わっている。ネットの方では、猫又は襲撃されたら人狼から道連れ、処刑されたら生存者からランダムで道連れ。黒猫は、処刑された場合に人狼以外からランダムで道連れだった。このルールによって、私が思いついてないだけで数多の選択肢が与えられているのだろう。

 そして、今回の2死体。概ね、人狼のSCが猫又である電波を襲撃したのだろう。だが、数ある人狼から、なぜSCを指定する必要がある?占い師を騙っていたじゃないか。対抗の占い師が呪殺すれば破綻するSCを、なぜ選ぶ必要があった?そこまで考えて、昨日の終盤の議論がフラッシュバックした。

 ...寡黙達の大騒ぎ。これにより、妖狐入り配役で占い師COがよくやる、予告が無い。きっと言ったのだろうが、何も聞こえなかった。電波は、これを見て仮に占い師が呪殺した場合の真偽が付かないケースを考慮した?初日のあの議論から、占い師が呪殺できるとは思わないが...。

 ...だが、良く考えればこれは激アツ展開だ。占い師の真は確定した。絶滅勇者で間違いない。狩人が彼を護衛し続ければ、必然的に村人陣営は有利だ。FOも視野かもしれない。

 私___めろは、そこまで思考を積んでから部屋を出て、ホールに降りた。

 ...どうやら私は最後のようだ。周りからの視線が痛い。右側に座る国王桃、その右に座るよこよは目を合わせれば暴力を行使しかねないので目線を逸らし、左隣に座る絶滅勇者と、その更に左隣に座るア6、そのまた左隣に座る電波...を飛ばして左に座るしょぴからの視線を否しながら、私は席へ向かう。私が席へ座る前に、周りの皆は議論を再開し、それに集中していた。まず、しょぴが切り出す。

しょぴ「状況を整理するね。今までの結論としては、SCが人狼で、猫又の電波を襲撃し道連れされた。真占いは絶滅勇者で...」


ア6「待ってくれ。俺は占い師だ。電波を呪殺した。」


 周りからどよめきの声が聞こえる。無理はない、遅延COだ。ネットの方では、もはや許されざる行為だ。それに、絶滅勇者の真が確定しそうなタイミングでのCO。人外が確定を防ぐために苦し紛れに出たようにしか見えない。だが...そう見えてしまうだけだ。そして大抵、この話にはコレが出る。

Roria「でも、人外でやるメリットってある?」

 この話が出れば、水掛け論にしかならない。こういう時、ネットでは大抵「制裁吊り」...真ならお前が悪いという方針で、吊りを決行するのだが、これは命の賭けられたゲーム。死んでしまえば悪いもクソも無いのだ。そんな選択肢は存在しない。メタ真というのもあるが、それはア6に依存した推理だ。可能な限り避けたい。まあ、この議論の終着点は「放置して呪殺待ち」だろう。

めろ「んまあ、放置で良いんじゃない?呪殺した方が真で良いと思う。お二方、予告はしっかりね。」

ぐしゃ「うん、それで良いと思う。ていうか2人共、占い結果は?」

ア6「俺は電波を呪殺しただけだ。初日は占い能力をそもそも使えなかった。」

絶滅勇者「お、おう。そうだな。俺はよこよ占って白だった。瑛莉は吊らなくて良いとか言ってたのが気になったからな。そのせいで瑛莉も自身が吊られない進行を推してしまって、吊られてしまった。」

 吊られてしまった...きっと、霊能結果は両方とも白だったのだろう。白人外も追わない、というのが話の本線だろう。

 時計を見る。時計は17:00を示していた、あと2分だ。私の視線に気付いたのか、しょぴが声を出す。

しょぴ「指定はぐしゃさんです。回避してください。」

(...へえ。ぐしゃって、なんもしてなかったと思うけど。)

 私のいない間の議論が気になるが、時間が無い中でそんなタイムロスはできない。

ぐしゃ「役人CO。」

 役人か、これは転がすしか無い、私は指定されないと良いなぁ、肝が冷えるから。


ペルニ世「役人対抗CO。」


~第3話、終~

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メタ真取りみたいなことをア6がしてるのおもろい
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