召喚1
今日はどうやら従魔召喚をするらしい。
「レインどうだ?自信あるか?」
「もちろん!」
ノワールとレインは学校へ行くとそのまま運動場へ行く。
しばらくレインと喋っていると先生の声がかけられたので喋るのを辞める。
「今日は従魔召喚だ!心してかかれ!前に召喚に必要な道具があるから1人1つ持っていけ!」
それだけ言うと生徒の前に拳大の石が山積みになって置かれる。
「あれが召喚の石ね。」
レインはそれだけ言うと2つ石を持ってきて俺に渡す。
「はい、必要でしょ?」
「ああ、ありがと。」
レインから石を受け取るとその石を見る。
黄緑の石は中から発光しているようで神々しい。
「ではまずお手本としてオリオンさんから!」
オリオンは石を持って魔法陣の中心まで移動する。
「詠唱を読まないと発動しないがその詠唱は不思議と頭に浮かんでくるはずだ!では詠唱を。」
「はい。」
オリオンは目を閉じると滑らかに言葉を紡ぎ出す。
「我の呼び声に答えよ。
豪炎の彼方から呼び致すことを御容赦願う。
熱き魂の果てに何を見るのか。
この世界の終焉をもたらす力を持ちながら癒す力もあるもの。
その御姿を垣間見るものに幸福を。」
そう言うとオリオンが一瞬光に包まれるとすぐに収まる。
オリオンが召喚したのは燃える羽根に燃える胴体。
鳥型の神鳥、フェニックスだった。
「流石、流石オリオン様!」
教師が感極まって泣いてしまっている。
しばらくすると泣き止んだようで次々と召喚をしている。
蛇型の魔獣や、狼型の魔獣など様々だ。
「ほら、レインの番だろう?行ってこい。」
「うん。」
レインは魔法陣の中心に立ち、言葉を紡いでいく。
「我の呼び声に答えよ。
深淵たる海の主よ。
その歌声を世界に轟かせ、支配する者よ。
暴力的なその力を使う事無く見届けるものよ。
その姿を現世に紡げ。」
それだけ言うと爆発が起こる。
「レイン!」
「大丈夫。ねぇ、貴方は誰?」
砂埃が晴れるとレインとメイド服を着て煙草を吸っている女性がいた。
「は……?」
俺はそのアンバランスさに驚きを隠せなかったようだ。




