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第61話 王都の復興と改造

悪魔が暴れた、魔族領の王都は、かなりの被害を受けていた。


街の復興も始まったが、被害がかなり大きい。


王様をはじめ人間族から、かなりの額の義援金が送られてきた。 多くのボランティアも、街の復興を手伝ってくれている。


「大変なことになったわねぇ」

避難していたネネも王都に戻ってきていた。


「ほんとになぁ、ウチの商会からも義援金の拠出とボランティアを動員しているけど」

「ちょっと、魔王に会いにいってくるよ」


「いってらしゃい」


俺は、魔王城に向かい、門の兵に挨拶して、謁見室にいく。


謁見室では、魔王と大臣らが王都の地図を広げ、復興の計画について話し合っていた。


「魔王様、この度は大変なことになっておるようで」


「おぉ、マシュー殿、この度は、悪魔の討伐、ご苦労であった」


「もったいないお言葉です。それより、街の復興の方はいかがでしょうか?」


「それがのう、かなり広範囲に破壊されておるのじゃ」

「兵たちの迅速な対応で、民に死傷者がおらんかったのが、唯一の救いじゃ」


「そこで、提案なんですが、この際に街の再設計をしたらいかがでしょうか?」


「街の再設計じゃと、どういうことじゃ?」


「この街は歴史が古いので、路地が狭く、利便性が悪いと思います」


「そうじゃのう、確かにそういう側面はあるのじゃ」


「そこで、私が、一から設計させていただきたいと」


「おぬしが?何か案があるんじゃろうな」


「あります、効率的な街にしてご覧に入れましょう」


俺には、考えがあった。前世の平安京や平城京のような、碁盤の目の街づくりだ。


「設計は、既に私の頭の中にありますので、明日までに設計図を作ります」


「そうじゃのぉ、その設計図を見て決めるかのぉ」


そこで、俺は、徹夜で設計図を作成し、魔王城に持っていった。


「これが、設計図でございます」


「なるほど、斬新な設計じゃ」


「これで、この王都の利便性が向上いたします」


「建築大臣、どう思う」


「こ、これは、斬新で、理にかなった設計でございます」


「そうか、では、この設計図で、王都を復興するのじゃ」


こうして、王都の改造計画が、発足した。


元通りに復興するより作りが単純なので、復興のスピードも上がった。


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