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第60話 悪魔討伐

俺は、魔王城から飛び出し、教会の方を見た。


そこには、火事の火に照らされた、身長20メートルもある人型の悪魔が現れていた。


その見た目は、全身艶々した黒い皮膚に覆われ、頭には大きな角が生えており、大きな尻尾もあった。


それは、教会の地下で見た悪魔の像と類似していた。


悪魔は、口から火炎を吐き、あたりを火の海にしていた。


(悪魔は、人間族を壊滅させる存在ではなかったのか?)


悪魔を呼び出した老人は、そう言っていた。


しかし、悪魔は、手当たり次第に暴れて、まさしく破壊神であった。


「仕方がない、戦ってみるか」


俺は、悪魔の元に走る。


悪魔の足元に着いた俺は、悪魔を見上げる。


「大きいな。とりあえず、足払いをしてみるか」


俺は、悪魔の足を払う。


びくともしない。


悪魔は、俺に気が付き、火炎を吐く。


それを、かわして、考える。


「うーん、どうしたもんかなぁ」


俺は、氷魔法で、悪魔の足を地面に固定する。


悪魔の動きが止まった。


「よし、攻撃してみるか」


俺は、飛行魔法で悪魔の顔のあたりまで昇る。


「火炎魔法は効かないだろうな。氷魔法で攻撃してみるか」

「アイスニードル!」


悪魔の顔に、つららのような氷をぶつける。


悪魔は、顔を押さえて、痛がっているようだ。


「少しは、効くか」

「次は、剣で攻撃してみよう」


俺は、悪魔の角をオリハルコンの剣で切りつけた。

スパッと悪魔の角が、切れて落ちる。


悪魔は、痛がって、尻尾で俺を叩く。


俺は、避けきれずに尻尾に叩かれ、地面に落下する。


「よいしょっと」瓦礫の中から俺は這い出す。


「やりやがったな、反撃だ」


俺は、再び空中へと上がり、剣で悪魔を滅多切りにする。


「ぐぉぉぉ!」悪魔が吠えて、再び尻尾を振り回す。


「二度目は、くらわんよ」


俺は軽やかに避けて、尻尾を剣で薙ぎ払う。


「うがぁぁぁ!」悪魔の尻尾が切り落とされる。


俺は、悪魔の目に向かって剣を、横殴りに振り切る。


「ぐぉぉぉぉ!」悪魔は、視力を失って、手をあちこちに振る。


その手を、剣で薙ぎ払う。


悪魔の両腕が、切り落とされる。


「これで、とどめだ!」


俺は剣に魔力を思いっきり乗せて、悪魔の眉間に突き刺す。


「うぎゃぁぁぁぁ!」断末魔の叫びを上げて、悪魔が倒れる。


そのまま、どろどろの黒い液体となって、体が崩れていく。


黒い液体の中に、多くの女性が倒れている。


俺は、女性たちに駆け寄ると、状態を確かめる。衰弱しているようだが、生きていた。


魔王軍の兵士たちが、女性たちを病院へと運んでいった。


長い戦いだったが、無事に悪魔を倒すことができた。


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