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第52話 王城にも行く

ある朝、王城の使いが手紙を届けに来た。


俺は、手紙を開けて内容を読んだ。


デジャブか?


『マシューよ、取り急ぎ、王城に来られたし。

 これは王命である』


剣呑な内容であった。


急ぎ、王都に向かう。


王都に着いて、一休みしてから王城に向かった。


「王様に命じられて、参上いたしました」

と、王様からの手紙を見せた。


門を守る兵は手紙をあらため、「こちらでお待ちください」と俺を待合室に通した。


しばらくして、身分が高そうな人が、

「マシュー殿、謁見室に案内いたします」と、俺を促した。


謁見室に着くと、既に王様が、一段高い場所の豪奢な椅子に座っていた。


「マシュー、久しぶりだな」


「王様も、ご機嫌麗しゅうございます」


「うむ、そなたは、魔王と謁見したらしいな。何を話した?」


「魔王様におかれましては、ユニティアの街への尽力についてお褒めいただきました」


「それだけか?ガン〇ムの話とかしたのではないか?」


「お、王様!もしや、あなたは?」


「大臣!別室を設けて、人払いをせよ!」


しばらくして、別室に通された。そこには、王様しかいなかった。


「お、王様。もしかして転生者?」


「そうだ、おぬしもそうであろう?」

「おぬしの店の商品は、向こうの世界の物だからな」


「はい、魔王も転生者です」


「まことか!歳からして、我と同じ15年前頃の転生者であろう」


「私は、11年前の転生者でございます」


「そうか!ドラクエは、まだ続いておるのか?」


「続いております。私がこの世界に来る前までで、10まで出ておりました」


「あぁ、もううざったい!転生者同士で話そう!」


「ではFFはどうなった?」


「14まで出ていた」

「ちなみに、こち亀は、連載が終わった」


「なんじゃと!こち亀が終わっただと!」

「サ〇エさんは?」


「まだ続いてる」


「ほっ、俺は、サ〇エさんが終わる時は、世界の滅亡の時だと思っている」


デジャブか?

日本のヲタクは、聞くことが一緒だ。


「魔王とも、こんな話を?」


「大いに語り合った」


「羨ましい!なぜ、その場に俺がいなかったのか!」


「ちなみに、魔王の部屋には、初期バージョンのガン〇ムのフィギュアがあった」


「初期バージョンだと?第一期か!第一期は、至高だ!」


「魔王も同意見だったぞ」


「本当か!語り合いたい!」

「今度、三人で語り合いたいなぁ」


「俺は、身分的に無理だぞ」


「そう言うな、なんとかする」


両陣営のトップが、日本のヲタクって、終わってるだろこの世界。


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