第33話 スタンピード魔物の暴走
「ギルド長、大変です。ダンジョンから大量の魔物が溢れ、この街に向かってます」
「その数、千匹以上!」
「ちぃ!遅かったか!」
「冒険者を集めて、街の防衛にあてろ!」
「近隣の町の冒険者にも連絡しろ!」
***
「冒険者の集まりって、どんな話だったの?」
ネネが尋ねる。
「何か、この街付近のダンジョンに、スタンピードの予兆があるって」
「大変じゃない!」
「この街が襲われるわよ!」
***
そうこう、してる内に、冒険者ギルドから呼び出しがあった。
「それじゃ、行ってくるね」
「気を付けてね」
***
冒険者ギルドに着いた。何か大騒ぎである。
そばの冒険者に聞く。
「スタンピードが、発生して、千匹余りの魔物が、この街に向かっているらしい」
「おぉ、マシュー。来てくれたな」
ギルド長が言う。
「あぁ、とんでもない事が、起こっているようですね」
「おまえも、この街の防衛にまわってほしい」
「分かりました」
***
冒険者達が、街の外に布陣を敷く。
遠くから、魔物たちが、砂ぼこりを立てながら、迫って来る。
「おいおい、数が多すぎないか?」
冒険者達が、ビビッている。
「大丈夫、魔法で、数を減らします」
俺は、迫りくる魔物に、手加減なしの火炎魔法を放つ。
ぼぉぉぉぉぉ!
先頭の、数百匹の魔物が、灰になる。
「「おぉ!すげぇぜ!俺たちも行くぜ!」」
冒険者達が次々と、魔物の群れに突っ込んで行く。
俺も、魔物の群れに突っ込んで、攻撃をヒラリヒラリと避けつつ、首を狩って行く。
「お!勉強したな、ちゃんとよけてるじゃないか」
「ロックさん!どうしてここへ?ズバッ!」
「うちの町にも、緊急に依頼が来てな。ズバッ!」
「それは、頼もしいです。ズバッ!」
そうこうしてるうちに、魔物の群れが少なくなって来た。
「皆さん、もう一度、火炎魔法を使います」
「引いてください!」
冒険者が引いていく。
「火炎魔法!」
ぼぉぉぉぉぉ!
残った魔物を全て倒した。
「おぉ!俺たちの勝ちだぁー!」
「おぉ!やったぜ!」
冒険者たちが喜ぶ。
***
ギルドに帰った冒険者たちを前に、ギルド長が叫ぶ。
「みんな、よくやってくれた!報酬は期待しててくれ!」
「「おぉーーー」」
冒険者が散って行く。
「飲みに行こうぜ!」
「それは、いいな!祝賀会だ!」
冒険者たちは、飲みに行くようだった。
「ロックさん達は、どうします?」
「俺たちも飲みに行くか」
「じゃあ、俺が経営するレストランに来て下さい」
「おごりますよ」
「いいのか、それじゃ行こう」
俺たちはレストランの本店に向かった。
***
「おぉ!これはうまいな」
ロックさん達の冒険者のテーブルに多くの料理が並ぶ。
「どんどん、食べて飲んでください」
「「おぉ!」」
「マシュー、おまえさん。攻撃を避けるのが上手くなったな」
「あれから、特訓しました!」
「うん、うん、偉いぞ」
こうして、スタンピード事件も終わりを迎えた。




