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第25話 冒険者ギルドに帰って

村長のたってのお願いもあり、俺たちは、村に一晩泊まって行くことになった。

その夜は、村中総出で宴会が取り行われた。


***


「だぁいたいぃ~ステファンは、見栄を張りすぎるのよ。こんかいもぉ、活躍なかったしぃ」

ステラがステインに絡んでいる。


「そう言うおまえだって、そう活躍はしてないだろうよ!」


「うぅ、全然活躍できなかった。。うぅ」

ボブは泣き上戸らしかった。


「そういったら、私もよ。あんなちびっこい火魔法で、魔導師なんて、恥ずかしいわ」

「マシューの火炎魔法に比べれは、クズよクズ」

マリアンも酔っている。


「「で、マシューは、なんであんなに強い(の)(んだ)?」」

冒険者に一斉に聞かれる。


「こ、これはあの、神様の行き過ぎた加護というか、何と言うか」

10歳でお酒を飲めない俺は、酔っぱらい4人組に絡まれるのであった。


***


翌朝、村人全員に見送られ、馬車で街に帰る。冒険者4人組は、完全に二日酔いだった。


「そんなに、揺らすな!おえー」ステファンが馬車の外に吐く。

「みっともないわよ、ステファン。うっぷ!」ステラもかなり来ている。


と言うか、馬車の中が非常にお酒くさい。転生前では、事情聴取案件だろう。


時々、休みを挟んで、ようやく街についた。その足で冒険ギルドに向かう。


***


ギルド長が応接室に俺たちを呼んだ。


「で、首尾のほうは?」


「ゴブリンの集落を壊滅しました。さすがに、ゴブリンキングが出た時は、焦りましたがね」

ステファンが説明する。


「何lゴブリンキングもいたのか」

「どうやって、倒した?」


「そりゃもう、僕の剣技で、痛って!」

ステラが脇腹をつねる。


「嘘はだめよ。ステファン」

「倒したのは、マシューでしょ」


「で、マシュー、どう倒した」


「どう倒したって、言われても、足を払って転ばせて、サクッと首を刈っただけです」


「サクッと首を」

ギルド長は、頭を抱えた。


「なぁ、ゴブリンキングは、Cランクチームでは倒すのは難しいと言われてる」

「Bランク冒険者が倒すものだ。おまえときたら、まったくもう」


「そんなことを言われましても」


「マシューは、魔法もすごいんですよ。あんな大きな火炎なんて見たことがないです」

マリアンが言った。


「おまえ、魔法も使えるのか?初耳だぞ」


「まあ、一応、一通りは使えます」


「攻撃力までもか、魔法までもかぁ」

ますます、ギルド長は頭をかかえる。


「・・・Bランクか、それしかないか、それしか」

ギルド長がつぶやく。


「よし、マシュー!あまえは、今日からBランクだ!」


「「えぇーーーーー」」

全員が驚く。


「ちょっと、ギルド長、この間登録したばかりの子供ですよ」

ステファンが、言う。俺も同意見だ。


「ステファン、単騎でゴブリンキングを倒せるか?倒せまい。倒せるのは、Bランク冒険者のみ。よって、マシューは、Bランクなのだ!あひゃひゃひゃー」

ギルド長が、壊れた!


しばらくして、ギルド長が元に戻った。


「すまん。ちょっと正気を失った」

「だが、マシューのランクは、Bランクだ。これは、ギルド長命令だ」


登録から、4日でBランクになってしまった。ネネにどう言おう?


***


それから、討伐の代金が支払われた。

人数割りでいいと言う俺に、ステファン以外が、多すぎる、マシューは、もっと貰うべきと言ったが、みんなで討伐に行けて楽しかったと、無理やり人数分にした。


***


ようやく、家に着いた。色々ありすぎで、疲れた。


家のドアを開けると、ネネがすわった目で仁王立ちしていた。


「ど、どううしたんだい。ネネさん」

恐る恐る声をかける。


「日帰りの仕事ではなかったの?」


「あ、あの仕事先で村長が是非に泊まって宴会でもと」


「ほほぉ、帰りが遅くて、心配して眠れなかった私をさしおいて、宴会とな?」


「ことわり切れなかったんですよ。あ、そうだ!お土産があるんだ」


「お土産?」

ネネの顔が、パッと輝いた。


「行った村に流れる川で取れる、綺麗な石を磨いて作った、ネックレス」


「わぁ!綺麗!貰っていいの?」


「もちろんさ、ネネのために買ってきたんだから」と言い、ネネに渡す。


ネネはさっそく、身に着けて、

「似合う?似合う?」


「ああ、綺麗だよネネ」


「もう、調子いいんだから。お母さん、お母さん、マシューから貰ったの」

リビングにかけて行く。


怖かった。。。ゴブリンキングより怖かった(汗)


ネネを怒らせないようにしようと思った昼下がりだった。


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