第21話 薬草採取と魔物
森についてた。うっそうとした森で、昼でも薄暗い。
とりあえず、薬草を探す。
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「えーと、薬草、薬草」
「あった!これが薬草か、比較的簡単に見つかるな」
薬草を引き抜き、袋に詰める。
「あそこにもある。やった群生してる」
そうして、どんどん薬草を取り続けていると、知らぬ間に森の奥に入り込んでいた。
***
ガサッと音がして、何か大きいものが現れた。
何かイノシシを10倍にしたような、かなり大きな動物だった。
目が合ったとたんイノシシもどきが、突っ込んで来た。
「危ない!」ヒラリとかわす。
イノシシもどきは、向きを変えてまた突進してくる。
「あぁ、もう邪魔!」
ヒラリとよけぎわに、銅の剣で首を切る。
スパッと首が落ちて、動かなくなる。
「これって、魔物かなぁ?持って帰るか。イノシシ鍋もいいな」
抱えて帰るのは、大きさ的に無理なんで、銅の剣とナイフでソリを作る。
それに乗せて、うんしょ、うんしょと運んだ。
***
やっとこさ街の門まで来ると、門番の兵隊さんがビックリして、
「ビッグモアじゃないか!坊主が倒したのか?」
「ええ、俺が倒しました」
「一人でか?」
「?」「ええ、一人で」
「すげぇな、坊主」
冒険者ギルドカードを見せて門を通る。
「おい、あの坊主、Eランクだったぞ!」
「マジでか!」
冒険者ギルドまでの道でも、人々が割れビックリした顔で見ている。
***
やっと、冒険者ギルドに着いた。正直、疲れた。
受付に行って、
「ただいま、戻りました。これ薬草」
薬草のぎっしりつまった袋をカウンターに乗せる。
「あと、イノシシもどき、ビックモアと言うそうなんだけど、それも倒して来ました」
「入口に入らなかったんで、外に置きました」
受付のお姉さんが、あわてて外に行き、
「きゃーーーー」
と悲鳴をあげて、戻ってきた。
「ギルド長!ギルド長を呼んで!」
他の受付のお姉さんが、あわてて二階に上がって行った。
「何だよ、うるせぇなぁ、どうした?」
顔中傷だらけの大男が、下りて来た。
「この子が、この子が、ビックモアを倒して来ました」
「ビックモア?イノシシの間違えだろ」
と言いつつ、表に出る。
「ビックモアじゃねぇか!」
野太い声が表からしたと思ったら、ドタドタと戻って来た。
「ほんとに、坊主が倒したのか?!」
「ええ、銅の剣でサクッと」
「銅の剣で、首が飛ぶか?」
「飛びましたねぇ、すっぱりと」
「現物があるから、疑いようもないが、坊主、ランクはいくつだ?」
「今日、登録したので、Eランクです」
「今日、登録しただと」
「はい、朝一でサクッと」
「ギルド長、本当です。私が今日、登録しました」
「坊主、ちょっと応接室に来い」
「はい、なんかマズいことしました、俺」
「いいから来い」
こうして、俺はギルド長に引きずられるように奥へと招かれた。




