第18話 従業員を増やす
今日は、商業ギルドに新しい商品の商標登録と従業員の斡旋をして貰いに来た。
ネネは店で会計業務だ。
当然の流れで、応接室に通され、お茶が出される。
***
しばらくして、ギルド長が現れた。
「今日は何の御用?」
「新作の商標登録と、店の従業員の斡旋をお願いします」
「店も、レストランも大盛況ね」
「恐れ入ります」
「まずは、新作の商標登録を済ませましょう」
いつものように、ギルド長との舌戦が繰り広げられる。
「ふう、こんなもんね」
「そうですね。こちらもそれで結構です」
「マーク、商標登録の対応をよろしくね」
「かしこまりました」
俺とギルド長の舌戦にドン引きしていた本部長が、商品を持って部屋を退出する。
***
「次は、店の従業員の斡旋ね」
「あなたと、猫耳の少女と幽霊のお嬢さんで回らないの?」
「それがですね、僕が店から身を引いも店が回るようにしたくて」
「あら、あなたの店は、奇抜な商品が多くて、一介の従業員では対応できないのでは?」
「そこは、マニュアル、いえ、説明書を作成して、従業員に覚えてもらいます」
「そう、それならいいわ」
「あなた、店を離れて、何かすることがあるの?」
「冒険者をちょっと、嗜んで見ようかと思って」
「あなた!冒険者は、ちょっと嗜むものじゃないわよ!」
「今すぐって訳じゃないんです。冒険者ギルドの入会は規約では10歳かららしいので」
「そう、ならいいわ。それにしても冒険者ねぇ」
「もう決めたことです。あと2年と少し。鍛錬を積みます」
「自分の力を試したいんです」
「あなたが、そう決めたならいいわ。がんばりなさいね」
「ただし、死んではだめよ。まだまだ、新商品を作ってもらわなきゃ」
そうして、商業ギルドを後にした。




