↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
16/41

第14話 開店

改装工事が終わり、開店準備の真っ最中だ。

幌馬車から商品を持ち出して、展示してゆく。後で、実家から追加の商品が届く手はずになっている。


***


「はぁー、きれいになったわねぇ」とジュディが言う。


「ゲンさんたちが、がんばってくれたからね」


「はぁ、あの夜は騒がしかったわぁ、先に帰ったよね、あんた」


「はは、悪い、悪い、収拾つかなくてさ」


「まったくもう!ああ言うのは、あれ限りにしてよね!」


「ゴメンって、もうしないよ」


「それで、あんたは、いつから三階に住むの?」


「開店してからだから、明日からかな」


「そう、どうでもいいけど」


ゴスロリ少女幽霊は、ツンデレ気味らしい。


***


だいたい、開店準備も終わり、猫屋に戻った。


「おかえり、マシュー」ネネが出迎えてくれた。


「ただいま、ネネ。お腹ペコペコだよ」


「もうすぐ夕飯だよ。先にお風呂行ってきなよ」


「そうするよ、ありがとう」


風呂に入りながら、考える。明日、お客さん来てくれるかなぁ。街で有名な幽霊店舗だし。不安だ。


「いや、なんとかなるさ!」気合を入れた。


その日は、美味しい夕飯を食べて、ゆっくり眠った。


さて、今日は開店日だ!頑張っていこう!


***


猫屋から、店に向かうと、店の前に行列ができていた。筋骨隆々な人たち、冒険者か?

裏口から入って、10時ぴったりに店を開ける。

そうしたら、行列の人々がなだれ込んで来た。


「簡易ベッドはあるか?」

「こっちもだ。売ってくれ」


「簡易ベッドは、こちらでございます。」


「うおおお、俺のだ!」

「待て、俺のだ!」


「お客様、落ち着いて下さい。数は十分ありますので!」


コット、いや、組み立て式の簡易ベッドが飛ぶように売れて行く。訳が分からない。

ようやく、客がはけたころに、ロックさんが現れた。


「あーあ、すごいな、簡易ベッド」


「ろ、ロックさん、どうしてここに?」


「おたくの商品の荷馬車の護衛でな」

「しかし、ちょっと宣伝しすぎたかな、こうも皆欲しがるとは」


「ロックさんの宣伝?」


「あぁ、貰った簡易ベッドがいいもんで、周りの冒険者に自慢しまくったんだ」


「あぁ、それで」


納得した、ロックさん達にあげた簡易ベッドを、ロックさん達が自慢して見せびらかしたんで、冒険者の方々が欲しくなったと。


「ロックさん!ありがとうございます!」


「いやいや、あのベッドがいい品だからだよ」


冒険者の行列につられて、一般のお客様もちらほら店に入って来てる。


「ねぇ、これどう使うのかしら?」


「お客様これはですね、こうしてこう使います」


「へぇー、便利ねえ。これいただくわ」


「ありがとうございます」


「坊主、これは何に使うんだ?」


「こちらは、簡単に人参とかの皮をむく器具で」


「へぇ、かみさんに買ってやろう」


「ありがとうございます」


いつの間にか、店は満杯で、ロックさんはいつの間にか消えていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。