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第8話 商談

応接室についた。俺とネネはお茶をふるまわれる。


***


中年男性が、

「私は、この商業ギルド支部長のマークを申します。お見知りおきを」

「本日は、どのような御用むきで?」


「僕は父に頼まれ、この街に出店するための視察と、各商品の商標登録を」


「そうで、ございましたか。視察と商標登録を」


「視察は、対応させていただきますが、商標登録は難しいかと」


「なんでですか?」


「お坊ちゃんの、お歳が若すぎるので」


「話になりませんね。そんな条文は、商業ギルドの規約には無いですよね?」


「しかし、前例が・・・」


俺は、ため息をついて、

「あなたでは、話にならない!この街のギルド長を呼んでいただきたい!」

俺は総合商事経験者として、がんと譲らなかった。


「そうでなければ、これらの商品の登録商標は、別の街でします」

「もちろん、この街での出店はしません」


支部長は、顔を青ざめ、

「ただいま、ギルド長をお呼びいたします」

慌てて部屋を出て行った。


***


ネネは、目をまん丸にして驚いている。


「いいの、こんなことして、ギルド長だよ」


「問題ない、僕に任せて」


***


しばらくすると、本部長が妙齢な女性を連れて来た。


「私は、この街の商業ギルドのギルド長のアマンダよ。あなたが、とんでもないお坊ちゃんね」


「マシューと申します。わざわざご足労いただだきありがとうございます」


そこから、ギルド長と、俺との舌戦が繰り広げられた。詳細は省く。


「ふぅ、とんでもない坊やね。ウチにスカウトしたいくらいだわ」


「とんでもない、ギルド長のご聡明さに頭が下がる次第です」


「お世辞はいいわ、本部長、商品の商標登録をしてあげて」


「よろしいのですか?ギルド長」


「ウチにも利益がある話よ。早急に対処なさい」


「は!かしこまりました」


「坊や、この街に出店したら、会いに来なさい」


「はい、ご挨拶に伺わせていただきます」


これで、商業ギルドでの仕事はほぼ終わった。

ネネと帰路についた。


***


「ねえ、あなたすごいわね。商業ギルド長を言い負かすなんて」


「言い負かせてはいないよ、お互いの利益について話していただけ」


「それでもすごいわ」


「まあ、いいじゃないかお腹がすいたよ、早く帰ろう」


「そうだね、母さんの晩御飯楽しみ」


こうして、長い一日が終わった。



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