50 殲滅
「リウスいるか?」
「ひぃっ!お、脅かさないでくださいよ……」
「その様子を見るに少しは体調良くなったみたいだね」
「はい、結構良くなりました。ただまだ恐怖心は残っているんですけどね」
快調の時と同じ口調で話すが、リウスの顔はまだ青ざめていて快調というわけでは無さそうだ。
「まあ休憩ちゃんとしとけよ」
「そっちはどうなっているんですか?」
「今はギウスが作ってくれた堀でなんとかなってる。
けどそれも時間の問題だからもう少ししたら戻らなきゃ」
「あの、戻るときになったら私も連れて行ってください」
「「え?」」
驚きの発言。
「リウス大丈夫なのか?」
「少し不安なんですけど二人の力になりたくて」
「うーん、わかった。その代わりまたさっきみたいになるのは勘弁だよ」
「ど、努力します」
「それじゃあ行くか!」
「はい!」 「うん」
そうして三人は前線に戻っていった。
「うわぁ、相変わらず沢山いるね」
「本当だな、こいつらを倒さなきゃならないのか……」
「逃げるって選択肢はないんですか?」
「あるっちゃあるけどsクラスとしての威厳があるんだよね~」
「それじゃあ片付けけちゃいますか」
「「え?」」
リウスの余裕そうな表情に驚きを隠せないギウスとカペラ。
「そんなことができるのか?」
「やろうと思えばぜんぜんできますよ」
「はぁ、まあリウスだしね。それじゃお片付けよろしく」
「はい!」
リウスはリザードマンがはまっている堀へと向かった。
そして……
「ドラゴンサンダー!!」
リウスがそう叫ぶと急に空が黒い雲に覆われた。
「え?なにこれ」
「そんなもん俺にわかるかよ」
リウスの後ろでギウスとカペラが困惑の声を上げている。
そしてその会話が終わった直後に
『バリバリバリバリ!』
急に空と地面が光で繋がった。
遅れて空が裂けるような轟音が鳴り響く。
雷だ。
「リウス嘘だろ……」
「もうこんな次元まで行ったの?」
更に困惑する二人。
そしてこの雷を食らったリザードマンも無事では無い。
ほとんどがもう息をしてない。
残った者も体の一部が焼け焦げたり千切れていたりする。
「ギウスさん、カペラさん、今です!」
「お、おう!」 「了解したよー」
二人もすぐに反応して残党の所に向かう。
「砂粉斬り!」
「ウォーターフォール!」
そうして三人の活躍でリザードマンの群れは無事討伐された。




