第3話 別室
<特命別室>
「長澤警部補ー長澤零那警部補どのー」
「なによ?美桜」
「ちょっと早いけどランチにしないー?」
「…ま、どうせ今日もファイリングだけで暇だし…」
「やったー!零那が好きなイチゴパンケーキのお店行こ!イチゴと生クリーム鬼モリしよ!」
まったく…神楽山 美桜と言う子は……、皆んなからは御尊父と言われる権力者の庇護の元にいてキャリア組なのに嫌味なところを微塵も感じさせない本当に良い人間だ。
真の良い人間だからあたしのような人間でも一緒にいられるのだろう。
それに引き換え、あたしは一度の失敗でここ、掃き溜めの様なトコに飛ばされ未解決事件等、解決できそうにない事件の捜査資料の整理等をさせられている。
一応プロファイリング関連だと自分に言い聞かせ書類整理という誰にでもできる日常業務をダラダラこなしている。
こんなことの為に心理学や生物学を学んできたのではない…
「あ、そうだ、零那ー!これファイリングする前に良く読んでね!愛を込めておいたから♪なんてね!にひひっ」
———
廊下
「あ?!おーおー!これはこれはプロファイラー長澤様!優雅にランチってやつですか?良いご身分ですなー!お前にはカンケーねーが、こっちは同種事案で忙しーんだわ」
「は?うっさいわね山川!そんなに汗だくで忙しいんならこんなとこで油売ってないでさっさと消えなさいよ!!」
一番会いたくない相手に会ってしまった。
「ちっ!もうこれ以上面汚しすんじゃねえぞ!早いとこさっさと辞めちまえ!!」
捨て台詞を吐いて山川は去って行った。
美桜がそっと肩に優しく手を置いてくれた。
———
室長「零那、美桜。上から捜査一課と一緒に現場に出ろとの事だ!二人とも行ってこい!」
———
続く
———
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