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一ノ瀬結衣の苦難 プロヒーロー試験編 二

もとの服へと着替え、運動場へと案内された一同。

そこには真英組副長――土金歳郎が、大きな熊にまたがって待っていた。

「俺は四次試験を担当する真英組副長の土金だ。そしてこいつが相棒、金五郎」

「バウッ!」

金五郎が大きく吠える。

土金が受験者たちを見渡す。

「ざっと三十人ってところだな。割と残ってるな」

そしてニヤリと笑う。

「だが、ここで十人以下に減らそうと思う」

その言葉に、一同の表情が引き締まる。

「四次試験は技能試験となる。今までのまどろっこしい試験とは違い、シンプルなものだ」

土金が運動場を指差す。

地面に大きな白線の円が描かれている。

「皆には、その中へ移動してもらう」

言われた通り、受験者たちが円の中へ入っていく。

金五郎から降りた土金が、大きな斧を肩に担ぐ。

「この円は俺の攻撃が届く範囲だ。今から地面に向かって一発ずつ、計三回攻撃を放つ」

受験者たちが顔を見合わせる。

「その攻撃に耐え、立っている者を合格者とする。無論、円から出た者、倒れた者は失格だな」

「なんだ、意外と簡単じゃないか?」

そんな声が受験者の中から漏れる。

それを聞いた土金が、不敵に笑う。

「ちなみにだが、俺は陰陽六行の雷の属性を持つ」

「……雷?」

「俺の攻撃は雷となり、お前たちに流れる。最初の一発目は、並程度の者なら気絶するくらいにしておくから死にはしねぇ」

一同の表情が固まる。

「だが二発目は――判断を間違えると死ぬからな」

「え……」

先ほどまでの余裕が一瞬で消え去る。

「じゃあ三発目はどうなんだ……?」

バンチョウが恐る恐る尋ねる。土金が斧を構える。

「それは二発目が終わった後のお楽しみだ」

そして隣にいる金五郎へ視線を向ける。

「金五郎も、お前らとともに試験を受ける」

「バウッ!」

「熊に負けるんじゃねえぞ」

斧を握る手に力が入る。

「じゃあ準備はいいか?一発目いくぜぇ!」

斧をでんでん太鼓のように回転させる。斧についた太鼓が激しく鳴り響く。

ドドドドン!!

「舞鎖狩二式――雷太鼓四打!」

土金が地面へ斧を突き刺す。

その瞬間――空から落ちた雷が斧を伝い、地面を駆け巡る。

「っ!!」

凄まじい電流が結衣の全身を駆け抜ける。一瞬、視界が真っ白になる。

膝が崩れかけるが――

「くっ……!」

なんとか踏ん張る。周囲では、数名の受験者が次々と倒れていく。

(嘘でしょ……これが一発目?あと二発なんて絶対無理!)

「こんくらいで倒れているようじゃ、ヒーローは務まらんわな。なぁ金五郎?」

「バウッ!」

倒れた受験者たちは、土金の部下によってすぐに円の外へ運び出され、そのまま医療班のもとへと送られる。

さすがのお鵜とお鳩も、足元がおぼつかない。

土金が地面から斧を引き抜く。

「ざっと見て二十人ってとこだな」

そして再び斧を肩に担ぐ。

「では二発目行くぞ。俺の技は、この太鼓の打撃回数に比例して威力が増していく」

土金が受験者たちを見る。

「次はさっきの二倍だ」

空気が一気に張り詰める。

「何度も言うが、油断してると死ぬぞ。自信のない奴は去れ」

そして、少し間を置く。

「逃げるのも勇気だ」

一発目で心が折れた数名が、静かに円の外へ出ていく。誰もその者たちを笑うことはない。

残った受験者へ向き直る土金。

「覚悟はいいな」

土金が斧を構える。

「死なないようにアドバイスしてやる。陽をうまく使え」

受験者たちが耳を傾ける。

「陽は攻撃の手段だけじゃねぇ。防御にも使える。陽を全身に纏い、攻撃をガードするイメージだ」

結衣が息を整える。

(陽を……纏う)

身体を包み込むように、陽を意識する。

少しだけ間を置いた後、土金が斧を振り回す。

ドドドドン!ドドドドン!

「いくぜ!雷太鼓八打!」

凄まじい轟音。

全身を貫く衝撃に、結衣の身体が大きく揺れる。

「――っ!!」

意識が飛ぶ。

それでも――結衣は倒れかけた身体を、必死に立て直す。

口から黒い煙が漏れ、身体は痺れ、思うように動かない。

周囲の受験者たちも、声すら出せないほど全身が麻痺している。

白目を剥き膝から崩れ落ちる者もいる。

「おー、なんとか持ち堪えてる奴もいるな。やるじゃねぇか」

土金が受験者たちを見渡す。

「だが三発目は、八打の倍――十六打だ」

結衣の表情が凍る。

「俺ができる最高は三十二打。これ以上やると俺自身が焼け焦げちまう」

土金が冗談めかして言うが、誰一人として笑っていない。

「いいか」

土金の声が低くなる。

「ここで死んだら元も子もねぇ。また四年後、挑戦すればいいだけの話だ」

そして――残った受験者たちを真っ直ぐ見据える。

「それでもヒーローになりたいって奴だけ残れ」

誰も動かない。ここまで来たのだから、退きたくない。

しかし同時に、次の一撃を受ければ本当に死ぬかもしれない。その恐怖が、受験者を惑わす。

(怖い……)

足が震える。逃げれば助かる。円の外へ一歩出るだけでいい。

土金が突然、受験者を指差す。

「おい!11番、62番、140番、282番!連れてけ!」

土金の部下が四人の受験者を強制的に円の外へ連れ出す。

「俺の判断で死にそうな奴は退場させた」

土金が残った者たちを見る。

「後で訴えられても困るからな」

そして表情を引き締める。

「だが残った奴ら。一生を棒に振ることになっても知らんぞ。何があっても俺は責任を取らん」

鋭い殺気が向けられる。今までとは明らかに違う。

本気だ。

虎のような土金の視線を前に、残った受験者たちは悟る。

彼は次こそ、本当に自分たちを殺すつもりなのだと。

「覚悟はできたようだな」

土金がニヤリと笑う。

「お前ら、本当に馬鹿な奴らだ」

斧を構える。

「じゃあ行くぜ!!」

土金が斧を激しく回転させる。

ドドドドドドドドン!

ドドドドドドドドン!

「舞鎖狩二式!雷太鼓!十六打!」

結衣たちが、残された力を振り絞って身構える。

(く……くる!!)

斧が地面へ振り下ろされる!!

――寸前。ピタリと止まる。

「…………」

静寂。誰も攻撃を受けていない。

土金は地面へ突き刺す直前で、斧を止めていた。

そして――

「ハッハッハッ!」

豪快な笑い声が響き渡る。

「大した馬鹿度胸だ!お前らみたいな馬鹿、大好きだぜ!」

「……え?」

「ここに残った五人――合格だ!」

一同が呆然とする。

「お前ら十六打なんて食らったら、現役のヒーローだって死ぬわ!もちろん金五郎もな!」

「バウッ!」

「俺が相棒を殺すわけないだろ!」

力が抜け、その場にへたり込む受験者たち。

「俺たち……合格?」

バンチョウが呆然と呟く。

「ああ、合格だ」

土金が斧を肩へ担ぐ。

「俺は新人ヒーローの教育係をしている。そんな俺が、ヒーローとしてやっていけそうな奴を見極めて残した」

そして、先ほど自ら円を出た者たちがいた方へ目を向ける。

「何度も言うが、逃げるのも勇気だ。俺は悪いこととは思わん」

一度言葉を切る。

「だが――まだ立てる。まだやれる。それなのに恐怖だけで退くのか」

残った五人を順番に見つめる。

「プロのヒーローには、退いちゃならねぇ時がある」

そして――

「お前らはその時を見極め、ここに残ったんだ」

土金が豪快に笑う。

「お前らの度胸、俺のハートにビビッときたぜ!」

その言葉に、結衣たちはようやく張り詰めていた息を吐き出す。

見学していた沖竹が、土金のもとへ近づいてくる。

どうやら今回の試験で死者は出ていないようだ。

「土金さん、仕事を増やさないでいただけますか?」

「いやぁ、すまんすまん!しかし今年は期待できる奴らばかりだぞ!」

ご立腹な沖竹に、土金が笑いながら謝る。

こうして結衣たちは、ついに最終試験へと足を進める。


最終試験の会場は、四階大広間。

試験官は三番隊組長――斎藤一寸。

大広間に一人正座し、受験者を待つ斎藤。そんな斎藤を遠目で見ながら、近桃と沖竹が話す。

「斎藤、何かあったのかのぉ」

「と言いますと?」

「毎回、試験官の選別には苦労するんじゃ。特に最終試験の試験官は誰もやりたがらん。一人の人生を左右する大事な役目じゃからの。しかし今回の試験、斎藤は自ら最終試験の試験官に名乗り出た。最終試験は斎藤との面接。なにやら波乱が巻き起こるかもしれんのぉ」

四次試験の合格者五名が大広間へ赴く。斎藤の前に並び、腰を下ろす。

「皆、ここまでの試験ご苦労」

凛とした声が広間に響く。

「最終試験は私との面接だ。私と一対一の面接をし、プロのヒーローとして素質があると判断された者だけ合格となる。一旦、皆には控え室で待機してもらう。受験番号が呼ばれたら速やかにここへ参れ。では後ほど」

こうして控え室で待機となった一同。

ここまで残ったことで、妙な仲間意識さえ感じる。

「まさかアンタも残るとは思わなかったしー!なかなかやるじゃん!」

「へへへ、俺だってやるときゃやるんだ。あと面接だけクリアすれば晴れてプロのヒーローかぁ。ちょっと緊張するなぁ」

バンチョウが鼻をすする。

「まぁ面接なんて余裕っしょ!それにしても見ない顔があるんだけど、アンタ誰?」

お鳩の言葉に、視線が一つに集まる。その先には、頭がサイコロの男。

「あの、その……僕はダイスマンって言います。皆さんはアカデミーの生徒さんなんですね。僕、試験は今回で二回目なんです。アカデミーを卒業して浪人してました」

モジモジと話すダイスマン。

「あの、ここまで残ったのは運が良かっただけで……。僕の能力は頭のダイスの目が大きいほど強くなるっていう、あの、たまたま今回良い目が出ちゃって。もう効果は切れちゃったんですけど……残っちゃいました」

現在、ダイスマンの頭の目は、一。

「でもここまで残ったんだから、やっぱりすごいよ!運も実力のうちって言うし」

「ありがとうございます……でも面接って運とか関係なさそうだし……」

その時、受験番号が呼ばれる。

「受験番号6番!参れ!」

「ひええ!僕から!……行ってきます……」

自信なさそうなダイスマンを見送る一同。

「アイツ大丈夫かな?」


大広間に呼ばれたダイスマン。斎藤が話す。

「では最終試験を始める。念のため言っておくが、他の者も面接の内容は同じだ。私の質問することに答えるだけで良い」

「はぁ……」

イマイチピンときていないダイスマン。

「では尋ねる。『目の前に、ヴィランに襲われそうな赤の他人と自分の親がいる。お前ならどちらを助ける?』」

斎藤の質問に少し考え、ダイスマンが答える。

「えっと……親だと思います。こんな僕をここまで育ててくれたし。比べちゃいけないんだろうけど、正直に親を助けると思います」

「わかった。下がって良い。面接は以上だ」

あっけなく面接は終了し、手応えのないダイスマン。

続いて呼ばれたのはバンチョウ。

斎藤が同じ質問をする。

「うーん、ぶっちゃけその時になってみねぇとわからねぇ。つか、どっちかなんて選べねぇよ」

「わかった。下がって良し。面接は以上だ」

「え?終わりっすか?」

同じく手応えのないバンチョウ。控え室へ戻る。

面接を終えたパッとしない二人に、不安が募る三人。

続いて呼ばれたお鵜、お鳩も数分で面接を終え、控え室へ帰ってくる。

「なんだかよくわからない面接だったー」

そして結衣の番号が呼ばれる。

大広間に斎藤と結衣だけという静かな空間。斎藤が結衣に問う。

「では尋ねる。『目の前に、ヴィランに襲われそうな赤の他人と自分の親がいる。お前ならどちらを助ける?』」

「……私は他人も家族も関係なく、その場の状況を把握し、襲われるリスクが高い方を助けます」

斎藤がしばらく結衣を見つめる。

「わかった。面接は以上だ。控え室の者たちを呼んできてくれ。合格者を発表する」

言われた通り受験者を大広間に呼び、最終試験の結果が発表される。

いつの間にやら局長・近桃勇、アカデミー校長・松笠休地の姿も見える。

「では合格者を発表する。受験番号433番、434番、合格。以上だ。不合格の者は帰っていいぞ」

斎藤が合格と認めたのは、お鵜とお鳩のみであった。

シーンと静まり返る中、バンチョウが斎藤に怒鳴る。

「納得できねぇぜ!ちゃんと説明しろ!あんな質問、答えなんてあるわけねぇだろ!」

バンチョウの怒号に、斎藤が一息ついてから口を開く。

「最終試験では、ヒーローとは何であるかを問いた。合格の条件一つ目。それは私の質問に即答できたかどうか」

斎藤の言葉に渋い顔をするバンチョウ。

「プロのヒーローには即座の判断が要求される。私の質問に即答できたのは合格者の二名と435番、一ノ瀬結衣のみだ。そしてもう一つ合格の条件、それは質問の答えにある」

斎藤が目を瞑る。

「私はこれまで多くの任務を完璧にこなしてきた。だが、一つだけ悔いていることがある」

一呼吸置き、斎藤が続ける。

「二年前のことだ。とある情報収集の任務の最中に、近くで事故の一報が入った。だが私は事故よりも今の任務を優先し、その事故現場へは向かわなかった」

斎藤の拳が、わずかに握られる。

「任務を終え、事故の詳細を聞いた私は愕然とした。その事故により、ある家族の母親が亡くなったということだった。亡くなった母親には幼い子供がいた。後日、私は罪悪感からその母親の葬儀に参加した」

誰も言葉を発しない。

「原型のない遺体が入った棺の前で、死の意味さえわからないまま泣き続ける赤子の声が今も耳から離れない。誰よりも現場の近くにいた私は、任務に優劣をつけ、与えられた任務のみを優先したのだ」

斎藤が俯く。

「その時、事故現場に向かわなかった自分に余裕がなかったと言えば嘘になる。それは亡くなったその母親を見殺しにしたのと同じこと。私が向かっていれば、一つの命を救えたのかもしれなかった」

しばし重い沈黙が流れる。

斎藤が顔を上げる。

「合格した二名は、私の質問に『どちらも助ける』と即答した。そしてこう続けた。『ヒーローなんだから当たり前だろう。自分ならできる』とな」

斎藤がお鵜とお鳩を見る。

「一つの体で二つの任務を同時にこなすことなど、物理的に不可能なことは重々承知している」

そして結衣へ視線を向ける。

「故に一ノ瀬」

「……はい」

「お前の答えが間違いだとは言わん。状況を把握し、危険度の高い者を優先する。その判断は合理的だ」

一度、言葉を切る。

「だが、お前はもう片方を切り捨てる判断を、あまりにも簡単にしてしまった」

「…………」

何も言葉が出ない。

「ヒーローの判断一つで、人の命が左右される。答えを出せば、それで終わりではないのだよ。その結果を背負う覚悟ができて初めてヒーローなのだ」

二次試験で寝三郎から聞いた言葉が、結衣の脳裏をよぎる。

正解が分からなくても、答えを出さなければならない。

だが――答えを出した、その先がある。

斎藤が受験者たちを見渡す。

「目の前に助けを求める者がいたら、思考より先に体を動かせ」

凛とした声が響く。

「助けられるかどうかではない。それを判断する前に、まず動け!」

そして静かに続ける。

「少なくとも、それが私の考えるヒーローだ」

重い空気がしばし流れ、それを遮るように近桃が口を開く。

「何はともあれ、皆ご苦労じゃった。そして合格者のお二方、誠に素晴らしかったぞ。不合格の者も今回は残念であったが、ヒーローの素質は十分にある。諦めず自身を信じておれば、必ずヒーローになれるであろう。その日が来るのをワシは楽しみにしておるからの」

「では合格者二名。433番、お鵜。434番、お鳩。おめでとう」

松笠から贈られる、プロのライセンスカード。

しかし、受け取った二人の表情は曇っていた。

こうしてプロヒーロー試験は――お鵜とお鳩の合格という形で幕を閉じた。


帰り際――

結衣にかける言葉が出ないお鵜とお鳩。

そんな二人に、結衣が明るく声をかける。

「なんかごめんね!気を使わせちゃって!私全然大丈夫!また四年後頑張るから!」

「……あのさ、ゆいぴー。あーしら友達じゃん。無理しなくたっていいんだよ」

「え?」

お鵜の言葉に、結衣がきょとんとする。

その頬には――すでに大粒の涙が流れていた。

「あれ?おかしいな……なんでだろ……」

結衣が慌てて涙を拭う。

しかし、拭っても拭っても涙が溢れてくる。

「それだけゆいぴーが頑張ったって事だよ。泣きたい時は泣きな。いつでもあーしらの胸貸すよ」

「……うん……」

結衣の顔がくしゃりと歪む。

「うわーん!悔しいよー!情けないよー!」

我慢していた感情が一気に溢れ出し、涙が止まらない。

八郎がヴィランであること。

兄がヒーローの才能に恵まれなかったこと。

いつも他人のことばかり気にして、自分自身と向き合うことを忘れていた。

この試験で初めて自分と向き合い、ヒーローになる覚悟が自分には足りなかったことを痛感する。

「みんな、みんな本気で頑張ってるのに、私だけ本気で向き合えてなかった。ヒーローやヴィランがこんなに大変な仕事だなんて思ってなかった……自分が情けないよ……」

どうせヴィラン。たかがヒーロー。

どこかで八郎や兄を見下していたところがあったのかもしれない。

だが、自身の試験は不合格に終わった。それが全てを物語っていた。

ヒーローである兄――英雄。そして、悪役十二支の一人である八郎。

二人との差が、とてつもなく大きく感じる。

しばらく泣いた後、結衣がゆっくりと顔を上げる。

そして涙を拭う。

「……私、ヒーローになる」

お鵜とお鳩が結衣を見る。

「今度は八郎とか、お兄ちゃんとか関係なく……私がなりたいから、ヒーローになる」

涙で赤くなった目で、それでも結衣はしっかりと前を見る。

「だから四年後――絶対に受かる」

この日流した涙は――結衣が本当の意味でヒーローを目指す最初の一歩となった。

このエピソードはpixivで挿絵付き版も公開しています。

キャラクターデザインが見たい方はこちら!

pixiv:【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=29228325】

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