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一ノ瀬結衣の苦難 プロヒーロー試験編 一

バジリスクの正体が八郎だと知ってしまった結衣。あれからも、いつものように八郎たちと接している。学校では顔を合わせ、くだらない話もする。表面上は、これまでと何も変わらない。

しかし――結衣の心の中には、ずっとモヤモヤしたものが渦巻いていた。

そして時は一月。

志英館では、四年に一度行われるプロヒーロー試験の日が近づいていた。

「ねー、お鵜。あんたプロになんの?」

「試験とかめんどくない?あーしはまだ学生ライフ送りたいしー。ゆいぴーはどーすんの?」

お鵜の質問にも答えず、結衣はぼんやりと机を見つめている。

(八郎のやつ……私に大事なこと隠して。私たち幼馴染なのに、相談もしてくれないし……やっぱり私は蚊帳の外なのかなぁ)

バジリスクの正体を知ってからというもの、考えるのは八郎のことばかり。

そんな結衣の様子を見て、お鵜とお鳩が顔を寄せ合い、コソコソと話し始める。

「ありゃ完全に男だね」

「でもゆいぴーって彼氏いたっけ?聞いてみる?」

お鵜がニヤニヤしながら結衣の顔を覗き込む。

「おーい!ゆいぴー!どうしたー?かれぴ?」

「か、彼氏!?」

その言葉に結衣の肩がビクッと跳ねる。

「はは八郎は、ただの幼馴染だよ!」

思わず口から飛び出した名前。

お鵜とお鳩が顔を見合わせ、ニンマリと笑う。

「へぇ〜。八郎っていうんだ?」

「その八郎って男は、ゆいぴーのことどー思ってんだろうね?もしかしたら、ゆいぴーのこと好きかもよ?」

「そそそそそそんなわけないよ!八郎はいつもそっけないし、それに……」

「それに?」

「な、何でもない!」

唐突に話を終わらせる結衣。

当然、二人が引き下がるはずもない。

「えー、チョー気になるじゃーん!」

「誰にも言わないから教えて!」

「うぅ……」

辺りを見回し、周囲に誰もいないことを確認する。

そして二人を近くへ呼び寄せ、小さな声で口を開いた。

「じ、実はね……」

結衣が八郎について知ったことを、二人に話す。

幼馴染の蛇ノ目八郎が――悪役十二支、巳の長バジリスクであることを。

予想もしなかった話に、お鵜とお鳩の目が大きく開く。

「バジリスクっていったら悪役十二支の一人でしょ!マジやばくない!?」

「ちょちょ、声が大きいよ!」

慌てて結衣がお鳩の口元に手を当てる。

一方のお鵜は、感心したように腕を組む。

「とんでもない男のこと好きになっちゃったわけだ。ゆいぴーやるねー!」

「だから違うって……」

反射的に否定した結衣だったが――

「……うーん、違わないのかなぁ……」

自分で言っておきながら、頬がみるみる赤くなる。

その姿を見て、お鵜とお鳩は大爆笑。

「アハハハハ!」

「もう!笑わないでよ!」

ひとしきり笑ったところで、お鵜が話を戻す。

「それはそうと、ゆいぴーは試験どうすんの?生徒の受験は強制だから、あーしらも受けることは受けるんだけどー。プロヒーローってめんどくさそうでさー」

「私は……」

結衣が少し考える。

これまでプロヒーローになる未来など考えたことはなかった。けれど試験を受ける以上、わざと落ちるのも何か違う。それに今は、八郎に対して少し腹も立っている。

「ヒーローになる気はなかったんだけど、試験ってなると手は抜きたくないかなって思う。それに……ヒーローになって八郎に仕返しするのもありかも」

「いーねー、それー!逆ドッキリ?今まで散々放置されてきたんだし、ギャフンと言わせちゃいなよ!」

「それじゃ、あーしらも手を抜けないね。ゆいぴーとヒーローになれるなら、そっちの方が楽しそうだし!」

お鵜が勢いよく手を上げる。

「みんなでプロ試験受かっちゃいますか!」

「おー!」

こうして三人は――プロヒーロー試験へ本気で挑むことを決意するのであった。


そして迎えた、プロヒーロー試験当日。

アカデミーの入学試験を思い出させるように、受付には何百人もの受験者が列を作っている。

「アカデミーってこんなに人いたっけ?」

あまりの人数に、結衣が辺りを見回す。

「一般からの受験もあるからね。アカデミー卒業してもヒーローになれず浪人してるやつもいるし。それだけプロのライセンス取得は厳しいんだろうねー」

お鵜の言葉を聞き、結衣が改めて長い列へ目を向ける。ここにいる全員が、プロヒーローを目指している。そう思うと、少しだけ緊張が込み上げてきた。

三人は受付でエントリーを済ませ、それぞれエントリーシートを記入する。

するとそのまま、なぜか健康診断へと案内される。身長や体重、血圧など、一通りの健康状態が流れ作業のように測定されていく。

「体重はかるなんて聞いてないしー」

「マジ勘弁ー」

ぶつくさ言うお鵜とお鳩。

そのまま順番を待っていると、一人、また一人と奥の部屋へ案内されていく。

やがて――

「はい、受験番号432番の方ー。どうぞー」

「はいっ!」

番号を呼ばれ、結衣も他の受験者と同じように奥の部屋へ入る。

そこにいたのは、一番隊組長――沖竹だった。

「432番……あら、一ノ瀬結衣さんね。じゃ早速だけど、ここに立ってもらえる?」

沖竹が示した先、結衣はそれに見覚えがあった。

そこにあったのは、入学試験の日にも使われた八咫鏡。

言われるまま、その前へ立つ結衣。

鏡の中に映し出された白い円を確認しながら、沖竹が口を開く。

「最初の頃と比べて、だいぶ陽の量も増えているわね。円が以前より大きくなっているのがわかるでしょ?アカデミーで頑張っている証拠ね」

入学した頃の自分を思い出しながら、結衣が八咫鏡を見つめる。

そんな結衣をよそに、沖竹が手元の用紙に書き込む。

「では、あなたは合格っと」

「……合格……ですか?」

突然告げられた言葉に、結衣が目を丸くする。

沖竹がクスッと笑う。

「結衣さんは合格したから話しちゃうけど、もう一次試験は始まっているの」

「えぇ!?」

「受験者は何百人といますから、ここで一定の陽に満たない者は不合格とさせてもらっています」

普通の健康診断だと思っていた時間。

その時点ですでに、自分たちは試されていた。

「全然気づかなかった……」

「ふふ。では、二次試験頑張ってくださいね」

沖竹に送り出され、結衣はさらに奥の部屋へと進んでいく。


案内された先には、一次試験を突破した五十人ほどの男女が、一人ずつ机に座って待っていた。

その中には、アカデミーのバンチョウをはじめ、見覚えのある顔もちらほらといる。

そして――

「やっほー!」

先に一次試験を終えていたお鵜とお鳩が、結衣へ手を振る。

「二次試験だけど、筆記試験らしーよー」

「筆記……?」

無事に一次試験を突破した結衣。しかし、プロヒーロー試験はまだ始まったばかりだ。

部屋へ入る受験者も途絶え、やがて扉が閉ざされる。

しばらくして、二次試験を担当する六番隊組長――井上寝三郎が入ってくる。

「とりあえず一次通過おめでとうございやす。二次はお気づきの通り、筆記試験になっておりやす。今から問題用紙を配りやすね。試験時間は三十分、あっしの開始の合図で始めてください」

受験者たちの机へ、一枚ずつ裏返しの問題用紙が配られていく。

結衣も鉛筆を握り、静かに開始を待つ。

「では早速……二次試験、始め」

寝三郎の合図と同時に、受験者たちが一斉に問題用紙をめくる。

結衣もすぐに問題へ目を向ける。

そこに書かれていたのは――

『単連結な三次元閉多様体は、三次元球面と同相といえるか?またその根拠を答えよ。』

「…………」

用紙に書かれている問題は、これ一問のみ。結衣の手が止まる。

いや、止まっているのは結衣だけではない。

先ほどまでわずかに聞こえていた物音さえ消え、部屋全体が時の止まったように静寂に包まれている。

ただ二人を除いて。

カリカリカリカリ――結衣が横を見る。

お鵜とお鳩だけが、迷いなく鉛筆を走らせている。

(二人ともわかるの!?)

そんな二人の姿に焦り始める受験者たち。

少しずつではあるが、周囲でも何かを書き始める者が現れる。

結衣も負けじと鉛筆を握り直す。

しかし、何を書けばいいのか、まるで分からない。

時間だけが一刻一刻と過ぎていく。

時計を見るたびに、残り時間が減っていく。

(どどどうしよう!三次元閉多様体?根拠?そんなの知らないよ!)

残された時間は、もうわずか。

(時間もないし……もう適当に書いちゃえ!)

意を決して、結衣が鉛筆を走らせる。

『同相と言えます!根拠は私がそう思ったからです!』

書き終えた、その瞬間――試験終了を知らせるアラームが鳴る。

「はい、そこまで」

結衣の肩がガックリと落ちる。

(ダメだ……落ちた……)

しかし周囲を見れば、同じように絶望した顔をしている者ばかり。

「じゃあ皆さんからは、鉛筆だけ回収いたしやす。回答用紙はそのままにしておいてください」

「……鉛筆だけ?」

寝三郎の発言に首を傾げながらも、受験者たちは言われた通り鉛筆を渡していく。

寝三郎は鉛筆を受け取りながら、それぞれの回答用紙へチラッと目を向ける。

そして全員分の鉛筆を集め終え、教壇へ戻る。

「ではでは、早速二次試験の合格者の発表と、この試験の解説をいたしやすね」

結衣が緊張した面持ちで寝三郎を見る。

「この問題はポアンカレ予想といって、未だ誰にも証明されていない定理の一つでやんす。まぁ、すごーく簡単にいうと宇宙の形はどんな形なのかっていうものっすね。もちろん誰にも証明できてないわけですから、あっしにだって答えは分かりやせんよ」

「えぇ!?」

一斉にどよめく受験者たち。

「今、じゃあそんな問題出すんじゃないよって思ったでしょ」

寝三郎がニヤリと笑う。

「合否のポイントはここなんす。未知の問題が立ちはだかった時、さらにはすぐに答えを出さなければならない時、あんさんたちはどう対処するのか」

静かだった部屋に、寝三郎の声だけが響く。

「ヒーローは正義と同義語だと思われがちでやんすが、ヒーローが出した答えが必ずしも正しいとは限りやせん。それでも答えを出さなければならない時がヒーローにはあるんす。たとえそれが間違いであってもね」

寝三郎が受験者たちを見渡す。

「正解が分からないから何もしない――それでは、助けられるものも助けられやせん」

そして続ける。

「自分が正しいと判断し、導き出した答え。それが正義なんす。だから、この二次試験の不合格は――『白紙』であること」

「……!」

「何かしら記入してあれば合格っすよ」

その言葉を聞いた瞬間、部屋の至るところから安堵の声が漏れる。

結衣も胸を撫で下ろす。

(よ、よかったぁ……!)

「数名白紙の者も居やしたが、ほとんどの方が合格みたいっすね。いやぁ、我ながら甘いなぁ」

そして寝三郎が、二枚の回答用紙へ目を向ける。

「あ、これは余談すけど……433番、434番のお鵜、お鳩さん方」

「ん?」

「これがポアンカレ予想と知っていやしたでしょ」

二人が顔を見合わせる。

「ガチで証明しようとしないでくださいよ!困るんだよなぁ、あっしの立場無くなるんで!」

「「えー、いーじゃんべつにー」」

そんな二人を見て、結衣は思わず苦笑する。

こうして結衣たちは、二次試験も無事突破。そして次に待ち受ける三次試験の会場へと向かう。


三次試験の会場は、アカデミーの体育館。

受験者たちが中へ入ると、ステージの上には三次試験を担当する七番隊組長――藤堂鶴姫が待っていた。

鶴姫が満面の笑みでマイクを握る。

「みんなー!待ってたよー!早速三次試験の内容を発表するね!」

受験者たちがステージへ注目する。

「三次試験はなんと!カ・ラ・オ・ケ!です!みんなには順番にステージで歌ってもらいまーす!」

「「「はぁー?カラオケ?」」」

一斉に困惑する受験者たち。

二次試験の次に待っていたのが、まさかのカラオケ。

誰もが鶴姫の言葉に耳を疑う。しかし構わず説明を続ける鶴姫。

「カラオケの採点が60点以上であれば合格です!点数は私が独断でつけちゃうからね!歌う曲は、この箱の中からくじ引きで決めます!」

ステージの上に置かれた箱を指差す鶴姫。

「でもその前に!みんなには私が選んだ衣装を着てもらおうと思います!」

「衣装?」

「更衣室に受験番号の書かれたロッカーがあるから、その中の衣装に着替えてきてね!」

訳も分からぬまま、受験者たちは男女に分かれて更衣室へと向かう。

そして――ロッカーを開けた瞬間、一斉に顔色が曇る。

「ちょっと何これー!コスプレ?」

「これって子供向けアニメの衣装じゃん!」

お鵜とお鳩がロッカーの中を見ながら声を上げる。

結衣も自分のロッカーへ目を向ける。そこには、美少女戦士を思わせる派手な衣装が入っていた。

「これ……着るの?」

周囲を見れば、誰もが同じような表情をしている。とはいえ、試験である以上着るしかない。

しばらくして着替えを終えた三人。

結衣がお鵜とお鳩の姿を見る。二人が着ているのは、それぞれ白と黒を基調とした衣装。

「二人とも……かわいい!」

「ゆいぴーも似合ってるじゃーん!」

こうして、それぞれ思い思いの――いや、鶴姫に選ばれたコスプレ姿となり体育館へ戻る。

その光景は、もはや試験というよりハロウィン会場である。

いよいよ三次試験が始まる。

「歌う順番は立候補で決めまーす!ではトップバッターで歌ってくれる人!挙手してねー!」

「…………」

先ほどまでざわついていた体育館が、一瞬で静まり返る。

誰も手を挙げない。誰も鶴姫と目を合わせようとしない。

そんな静寂を破り――一人の男が勢いよく手を挙げる。

「俺!いきます!」

「おおー!」

名乗り出たのは、黄色いくまさんのコスプレをしたバンチョウだった。

さすが名前に相応しい男気である。

ステージへ上がったバンチョウが、箱の中から一枚の紙を引く。鶴姫がその紙を確認する。

「では早速!受験番号235番、バンチョウくんに歌ってもらいましょう!曲は『15の昼』です!どうぞー!」

バンチョウが力強くマイクを握り締める。

そして――

「新車のバ~イクが盗まれる~!行先もわからぬまま~!納車の二時間経ったあとで~!!」

体育館に響き渡る、豪快な歌声。

しかし音程は見事なまでにズレている。

そう。彼は音痴であった。

だが本人は、これ以上ないほど気持ちよさそうに歌っている。どうやら自分が音痴であることには気づいていない。

最後まで堂々と歌い切ったバンチョウへ、鶴姫が拍手を送る。

「ブラボー!一番手で良く歌い切ってくれたね!あ、合否は後で一気に発表するね!では次歌いたい方、手を挙げてー!」

「こりゃいくしかないっしょ!」

お鳩が勢いよく立ち上がる。

「あーしらも決めてくるわ」

お鵜もその後に続く。

二番手は、お鵜とお鳩のペア。二人がくじを引く。

選ばれた曲は――まさかのあの曲。

イントロが流れ始める。

「「プリキラ!プリキラ!二人でプリキラ!!!」」

息ぴったりの二人の歌声に、体育館が一気に盛り上がる。

衣装も曲に合っている。そして何より――上手い。

「すご……」

結衣も思わず聞き入ってしまう。

バンチョウ、そしてお鵜とお鳩のおかげで、先ほどまでの重苦しい空気は完全に消えていた。

次々と手を挙げる受験者たち。その流れに乗るように、結衣も手を挙げる。

そして、ついに結衣の番がやってくる。

「ゆいぴー!リラックスー!」

お鵜から声援が飛ぶ。

結衣が箱へ手を入れ、一枚の紙を引く。鶴姫が曲名を確認する。

流れ始めたイントロに、結衣の表情が変わる。

それは幼い頃、結衣が何度も歌っていた曲だった。

(これなら……!)

マイクを握る。

「奇跡のロマンス。信じているの。奇跡のロマンスー!」

幼い頃、テレビのヒロインを真似ながら何度も歌った曲。身体が自然と覚えている。

結衣は緊張することなく、堂々と最後まで歌い切る。

歌い終えた瞬間――

「おおー!上手い!」

「そして可愛い!!」

特に男性陣から大きな歓声が上がる。

「な、なんか恥ずかしい……」

顔を赤くしながら、結衣がステージを降りる。

これで完全に良い流れができた――かに思われた。

お鵜とお鳩は気づいていた。この試験、歌う順番が後になればなるほど、不利になっていく。

バンチョウが最初に堂々と歌い、お鵜とお鳩が会場を盛り上げ、さらに結衣まで見事に歌い切った。

その後に続く受験者たちに、自然とプレッシャーがかかる。

先ほどまで手を挙げていた者たちも、次第に周囲の様子を窺うようになる。

ステージへ上がっても、どこか恥じらいが見える者も増えていく。

そしてついには――誰も手を挙げなくなった。

鶴姫が体育館を見渡す。

「はーい!立候補者も出ないようなので終わりでーす!」

突然の終了宣言。こうして三次試験は終了する。

鶴姫が再びステージ中央へ立つ。

「では!合格者の発表だよ!まずはトップバッターのバンチョウくん!」

バンチョウが息を呑む。

「ごうかーく!」

「よっしゃあ!」

次々と合格者の番号が呼ばれていく。

その中には、お鵜、お鳩――そして結衣の番号もあった。

「やった!」

三人が喜び合う。

一方、不合格を告げられた者たちは、肩を落としながら静かに体育館から出ていく。

合格発表を終えたところで、鶴姫が受験者たちへ向き直る。

「この試験では、歌のうまさは関係ありません!」

「え?」

「私が見ていたのは、どれだけ恥ずかしがらず堂々と歌えたかです!」

受験者たちが鶴姫を見る。

「順番が後になればなるほど、ハードルが上がったんじゃないかな?」

先ほどまでの明るい口調から少しだけ雰囲気を変え、鶴姫が続ける。

「ヒーローは一見、華やかなものに思えるけど、実際は血反吐吐いたり泥まみれになったり、子供に見せられないような姿もいっぱいある」

静かに聞く受験者たち。

「時には偽善だって非難する人もいる。それでもヒーローは、自分の信じた善を全うしないといけない」

鶴姫が胸を張る。

「どんなにカッコ悪くても、どんなにつらくても、私たちは堂々と胸を張って任務を果たさないといけないの!」

そして再び、いつもの笑顔を見せる。

「堂々と歌ってるみんなの姿、カッコよかったよ!合格者のみんな、おめでとう!」

体育館に大きな拍手が響き渡った。

このエピソードはpixivで挿絵付き版も公開しています。

キャラクターデザインが見たい方はこちら!

pixiv:【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=29220544】

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