表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
90/108

上には上がいる

ハルフォンソの街からこんにちは。ティファレトです。


「......」


「そこに置くとこうだぜ?」


「あっ」


今日もお仕事なのですが、依頼開始までに時間がありますので、ツィツィーさんの夫であるザバンさんとリバーシをしています。


「......参りました」


「うーん、ティファレトも駄目かぁ〜。ザバン強くない?」


「つっても、俺もジードさんには敵わねぇし、ジードさんと互角のミリアーネにも言わずもがなだしな」


「実戦なら先々まで読めるのになぁ」


「ま、実戦とじっくり考える盤上は違うわな」


「ダーツさんには勝てるのですが......」


「ティファレトの所の子達はどうなの?」


「アーノルドはとても強くて、私では全く相手になりません」


「全くか?そりゃ強いな」


私は冒険者ギルドで真ん中ぐらいのリバーシの強さですが、その私ではアーノルドの相手になりません。

はて?アーノルドは結局、どのぐらい強いのでしょうか?


「よろしければ、今日、お仕事終わりにアーノルドとリバーシをしてみますか?」


「お?それじゃあ、後で教会にお邪魔するか。ツィツィーはどうする?」


「私も行く〜」


そうして、それぞれが無事にお仕事を終え、ザバンさんとツィツィーさんの夫妻が教会へとやって来ました。


「邪魔するぜ」


「やっほ〜」


早速アーノルドを呼びましょう。既に話はしてあります。


「アーノルド、ザバンさんとツィツィーさんが来ましたよ」


声を掛けると、自室からアーノルドが出て来ました。


「こ、こんばんは」


「おう、久しぶりだな。こんばんは」


「アーノルド君、こんばんは〜。この前の刺繍ありがとね!」


「う、うん!」


「よーし、それじゃあ始めるか!」


ザバンさんの合図と共に、アーノルドがジードさんから貰った豪華なリバーシを長椅子に置きます。


「なんか......豪華じゃない?」


「ジードさんから貰いまして、本来は娘さんのものなのだとか」


「親馬鹿過ぎでしょ」


私達が話をしている間にも、ザバンさんとアーノルドの戦いが続きます。

アーノルドが優勢なのは何となく分かりますが、もはや実力が違い過ぎて漠然とした内容しか分かりません。


「何してるか分かる?ティファレト」


「全く分かりません」


「私も」


それでも終盤になれば色の多さの違いが如実に表れる為、私達でも分かるようになります。


「参りました......だー!負けたー!こりゃ駄目だ、勝てねぇ!」


「やった!」


「うわ、ザバン負けちゃった」


「お見事です。アーノルド」


「下手したらジードさんよりも強いかもしれん」


「そんなに?」


今度、ジードさんとも戦ってもらいましょう。


「アーノルド、今日はお肉を多めにしましょう」


「え!やった!」


「お二人も食べていきますか?」


「良いの?それじゃあ貰おっかな」


「負けちまった事だし、手伝うよ」


その後は4人で夕食を食べました。

それにしても、アーノルドはザバンさんでも歯が立ちませんか。

相手が私だけではつまらないでしょうし、アーノルドの為にも、定期的に強い人を教会に呼ぶべきでしょうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ