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響け、大地へ。はためけ、青空へ。群青に舞う色彩のシンフォニー  作者: ちとせ鶫
序章 私たちのマーチングバンド

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第7話 見学、いいですか?

 視聴覚室を片付け、鍵を掛けると、三人はそのまま部室に戻った。


 戻りの道すがら統風は思う。

 今、私の心は、先ほど見たばかりの映像の余韻が支配し逃れられなかった。

 目を閉じると、あの映像が鮮明に蘇る。

 正直、自分たちがあの演技を超えられるとは思えない。今のままでは。

 だからといって、めげてる余裕はない。

 だからといって、負けるわけにはいかない。

 そうだ。過去を振り向いているヒマはない。

 絶対、諦めたくなかった。

 私たちは、前に進むんだ、全力で。


 綺羅は思う。

 あの映像は圧倒的だった。気がついたら終わっていたくらいに。

 そのくらいあの演舞は、私の心を魅了して離さなかった。

 それは、現在の自分たちの立ち位置を嫌でも思い知らされた。

 でも、それでも。きっと統風は、諦めない。

 そんな彼女の前向きなひたむきな姿勢には何度も助けられたし、

 私自身もやらずに後悔はしたくない。

 絶対、立ち止まりたくなかった。

 統風が進めなくなったら、今度は私が押してでも前に進むんだ。精一杯。


 颯汰は思う。

 あの映像を見て、僕と同様に二人も非常に大きな影響を受けた。

 それもいい意味で。今でも心は震えが止まらない。

 でも、過去は過去。冷静に見たときに、今の同好会はあの時代の先輩方と比べ、

 天と地ほどの開きがある。いや、地面にめり込んでいるくらいの差だ。

 その差をたぶん、統風はできるできないの理屈は抜きに、埋めようと足掻くだろう。

 綺羅はそんな統風を全力で支えようとする。間違いない。

 じゃあ、僕はそんな彼女たちに何ができるだろう。

 いや、何をじゃない。覚悟を決めるんだ。できることは全部だ。

 すべてやってやる。


 各々が思考の海に浸かりながら、自身の向き合い方に決着をつけた頃、部室に着いた。

 三人はそれぞれ椅子を持ち寄って顔をつきあわすように腰掛けた。


 最初に口を開いたのは颯汰だった。


「最初に聞いておきたい。この同好会の今年の目標について」


 数秒の溜めののち、統風は言った。


「全国に行く。それが目標。言うだけ"ただ"だもん」


 優勝とは言わない。行くことが目標。これは大きく違う。可能性の話なら、後者は決してゼロだとは言えない。そう来たかと、颯汰は内心可笑しかった。


「ちょっと、トモちゃんふざけないでよ」


 慌てて発言を取り消そうとする綺羅。まあ、傍からみたら、ふざけた言い回しに聞こえるだろう。でもこいつ、目が笑ってない。真剣そのものだった。


「きーちゃん、大丈夫。こいつはふざけてないよ」と綺羅をなだめ、「おまえ、本気なんだな」と統風に告げた。


 統風は「うん。とーぜん」と言い切った。そして、まっすぐな瞳で続ける。


「だって、全国へ“行く”。そこに立つことが、私たちのスタートラインだから。」


 統風はゴールを点でなく、線として定義した。今の僕たちにできる最大限の目標だった。 本気には本気で答えなければならなくなった。畜生、熱いじゃないか。

 

 綺羅はまだ納得がいっていない様子でおろおろしている。


「きーちゃん。大丈夫だよ。トモは無理なことをしようとしてるんじゃないんだ。僕らができる可能性がわずかにでもあって、効果が最大になる目標さ。じきに分かるよ。今はとりあえず、できることから始めよう」


 颯汰の大丈夫という言葉と、目を輝かせて楽しそうにしている統風をみると、なぜだか落ち着いてきた。


「ふーちゃんがそこまで言うなら……」


 とはいえ、心のどこかで、統風の言うことだから、という安心もあった。

 綺羅は今一度、覚悟を決めたのだった。


 目標が定まったことで、直近の問題を片付けることにした。颯汰はその問題を切り出した。


「明日のオリエンテーションは、何をする予定だったの?」

「私とトモちゃんでステージにあがって、模擬演技を5分ほどやろうかと。ね?」

「うん。さっきまで演目をどうしようか相談してたんだ」


 やっぱり。まあ、先ほどまではそれくらいが最大限のネタだったろう。

 でも、今は条件が変わった。とても強力なカードが切れる。

 それにはちょーっと、時間が足りないかもしれないが、やるしかない。

 さきほど、廊下をこの部室に向かう途中、すでに種は蒔いておいた。


「あのさ、これは僕のジャストアイデアで、あくまでも提案なんだけど」と切り出し、二人の注目を集める。

「さっきみた先輩方の大会の映像を使えないかなって言ったじゃない? でもこのまま使うには、長すぎるんだよ。割り当ての時間決まっているでしょ?」

「そうね。10分が上限だわ」と綺羅。

「そこでなんだけど、冒頭は二人で生の音や演技をしてさ、直後にステージ暗転。大音響でダイジェストの大会演目を流す。新入生の度肝を抜いてやろう」


 その提案は、統風と綺羅の心にすっと落ちてきた。何の違和感もなく、ごく自然に。


「それ、いい。すごくいい。ね、きーちゃん」

「うん。そうね。私たちだけで演技のデモをするよりも、インパクトがある」


 おおまかな流れを話し合ってまとめ、時間は午後5時をまわろうかというところだった。


「ちなみに、明日のオリエンの割り当て時間は?」

「えっと、三番手だから、3時すぎくらい?」と綺羅がスケジュールを確認する。

「ってことは10時間もないのか。ちょっと待ってて」


 颯汰はスマホを取り出すと、電話を掛けた。

 相手は2コールで出た。


「どうしたのかな、音羽会計」電話口に流水先輩の声。

「流水先輩。一生のお願いがあります」

「おやおや、何かしら?」

「明日の新歓オリエンのマーチングバンド同好会の出演順、一番最後にまわしてくれませんか」

「もう決まっている順番を、前日のタイミングで? なかなか無理を言うじゃないか」

「でも、追い込んだのは生徒会ですよね、昨日、流水先輩は生徒会の責任って言いましたよ」

「だから、君を一年レンタルするってことになったじゃないか」

「じゃあ、流水先輩は何をしてくれるんです? 僕は体を張って臨んでますけれど」

「痛いところを突いてくるじゃないか、よく覚えておくよ。わかった機材トラブルを理由に最後に回そう。それでいいね?」

「はい。ありがとうございます!」

「時間は作ったんだから、つまらないもの見せたらだめだぞ」と言って電話が切れた。


 颯汰は小さな勝利を手に、深く息を吐いた。


「ふーちゃん?」と綺羅が心配そうに尋ねる。

「これで明日の演目は一番最後になったから、少し時間を稼げたよ」そして、スマホの画面を確認して、「もう一つもなんとかなりそうだ。トモときーちゃんは明日の冒頭の演技だけしっかり練習しといて」と言って、鞄をかかえて勢いよく立ち上がる。

「じゃあ、明日会場で!」と言い残し、部室を飛び出していった。


廊下の向こうへ駆けていく声が、だんだん遠ざかる。


「絶対、間に合わせるから。絶対にー!」と声がこだまして消えた。


     * * *


 部室を出たあと、エントランスに向かわずに部室棟の文化部エリアの一室に向かった。


「映像研究同好会」


 扉にはそう書いてあった。

 ノックを三度すると、「合い言葉は?」と中から声がした。


「音羽だよ。開けてくれ」

「いや、合言葉だ」

「ったく。昨日の敵は?」

「今日も敵。よし、入れ」


 内側から鍵の開く音がして、扉が開く。

 中から、ぼさぼさの髪と、黒縁の眼鏡をかけた痩身の男が顔を出す。

 この男は映像研究同好会の変人、阿佐美あさみ そうである。颯汰の切り札である。颯汰は彼に、オリエンで公開する動画コンテンツの作成を依頼するつもりでいた。

 

「なんだよ、俺に頼みたいことって」


 ちょうど何かの編集作業をしていたであろう、PCのモニターを背後に、創は聞いてきた。


「明日のオリエンまでに、この素材テープから5分のダイジェスト映像集をつくってくれないか。マーチングバンド同好会の命運がかかってるんだ」


 そういって、ポケットから例のVHS-Cカセットのケースを取り出してみせる。

 阿佐美はケースを受け取ると、しげしげとその形を眺めて、うっとりとしている。

 変態か。


「VHSコンパクトかよ。いまどきめずらしいな。ん? 20xx年 マーチングバンド部 関東大会? あれ、うちって同好会じゃなかったか?」


 矢継ぎ早に言いながら、ケースからテープを取り出し、状態を確認している。


「ああ、今は同好会になっているけれど、昔は部として強豪だったみたい。その当時の映像を手に入れたんだよ。これを素材にして、明日の新歓オリエンで一発勝負したいんだよ」

「中身をみてないからわからんが、明日の新歓って何時開始だよ?」

「ほんとは15時開始だったんだけど、なんとか一番後ろの17時前くらいにしてもらった」

「うわ、それでも12時間ぎりぎりかよ。お前無茶言うなぁ。で、コンテとタイムラインはひいてあんのかよ」

「いや、ここにあるんだけど」と言って、颯汰は頭を指でつついた。

「それ、ないのといっしょな。これ、断わってもいいやつだよな」

「いやいや、頼むよ。こんな無理なお願い、叶えてくれそうなの、お前しか思いつかないんだ。助けてくれよ」

「いやいや、待てって。この素材そのまま流すわけないだろ? 一度流して見てから、素材をキャプチャーしてPCにデジタルデータで取り込んでから、動画編集ソフトに読み込ませてから必要なシーンを抜き出して編集して——どう考えても時間無くね?」

「そこを、何とか。お前だけが頼りなんだ。頼むよ」

「でも、これやって俺にメリットあんの?」


 やはり、そう来たか。と颯汰は思った。でも、本心じゃないこともわかっていた。たぶん、創はテープの中身が気になってしょうがないはずだ。あとは少しだけ、ほんの少しだけ、理由付けをしてやればいい。


「そうだな。お前のとこの同好会の今年の活動実績としてカウントしてやってもいい。どうだ?」


 一瞬、考えるそぶりを見せたが、答えはもう決まっているようだった。


「おし、いいぜ。乗った。もう取り消しはきかないからな」

「オーケー。ちゃんと話は付けるよ。じゃあ、やってくれるんだな?」


 ふむ。とまたしばし考えこんだ創は、目の前でパンと手を打ち合わせた。


「いや、ここじゃあ機材が足りない。俺んちに行こう。お前も徹夜で付き合えよ」

「お、おう。まかせとけ」

「よし、片付けて、うちに行こう」


 そういって、創は手早くPCを落とすと、颯汰を連れて部室を後にした。


     * * *


 創の家は、いわば昔ながらの街の電気屋さんだった。

 お店の2階、3階が住居として機能していて、3階の一室が創の部屋だった。


「おし、あがれ、あがれ」と玄関に招き入れられ、靴を脱ぐ。

「おじゃましまーす」

「ああ、今日明日はだれもいないよ。旅行に行ってるから」

「そうなんだ……」

 

 そのまま、階段を上がって、創の、秘密基地に潜入した。

 部屋の中は、機械類とコードがのたくって、足の踏み場もなかった。

 壁際にはいまどきめずらしいブラウン管モニターと液晶モニター、

 ラックマウントにも音響機器がところせましとセットされている。


「VHSのメディアを選ぶなんて、お前、ついてるよ」


 と言って部屋の奥からひとつの段ボールを引き出してきた。


「このあいだオークションでちょどいい状態の、こいつが見つかって落札したばっかでさ」と、箱を軽くたたいて見せる。


 HR‐X5 という型番が書かれた箱。


「ビクターって、VHS規格を開発したメーカーがあるんだけど、

 そこが出してたS-VHSの高級デッキなんだよ。

 こんな状態のいいのはなかなかないんだぞ。

 しかもこいつはな、デジタル629TBC装備なんだよ。

 あ、タイムベースコレクターっていうのはな、古いテープや状態の悪いテープを再生するときにでる画像のゆらぎをデジタルで補正して、きれいにみせる技術なんだよ。

 すげーんだぜ? あと、ジョグダイアルがついてんの、たまんねー!」


 あ、はじまっちゃった。こうなると長いんだよなぁ。いいやつなんだけど、機械オタクだから、こうなると止まらない。やめられない。いやいや、時間がないんだから!


「とにかく、すごいってことはなんとなく伝わった、ような? そんなにスゲーなら、ほら、見てみようぜ。まずは素材をチェック、だろ?」


「お、おう。わかってくれたならいい。そうだな、ひととおり流してみてみよう。詳しい話は、それからだな」


 言いたいことの大半を、一方的に話し終えた創は、落ち着きを取り戻し、機材のセッティングを開始した。


 そこで、アダプターがでてきたときは、颯汰もちょっとだけ、心が躍った。


 アダプターにテープをセットすると、ウィーンという駆動音とともにコンパクトのカセットからテープが引き出され、標準サイズのテープと同じ状態になった。電池駆動なのね。


 それをおもむろに、さきほど引っ張り出してきた、ビクターのデッキに挿入する。

 

「じゃあ、みてみようか」


 創がデッキの再生ボタンを押した。しばらくして、映像が手前のモニターに映し出された。最初から最後まで、瞬きしてるのかというくらい、目を見開いて無言で映像を見つめていた創は、見終えると、深くため息をついた。


「この映像を何分のダイジェストにしたいって?」

「5分。いや簡単な同好会の紹介シーンを入れたら、もう少し短いかな」


 その言葉に被りを振って、創は言う。


「これ、削るのは、もったいなくね?」


 確かにひとつの完成した形から、さらに一部を抜き出すことになる。


「一晩、あるんだから、じっくり行こう。それだけの価値はあるんだ」

「そういうと思った。じゃあ、一度、こいつをキャプチャーして、デジタルデータにしてから、どこを使うか決めていこう」

「じゃあ、俺、飯でも買ってくるわ」


 創は作業にとりかかり、颯汰は外に買い物に出かけた。

 そして、長い夜がはじまった。


     * * *


「トモちゃん、どうしよ? ふーちゃん、電話に……でないよ?」

「もう、何がまかせとけ、よ。がっちり遅刻してるじゃない」


 翌日、午後になっても颯汰は学校には現れず、すでにオリエンテーションが始まつていた。

 すでにメッセンジャー、電話と何度も連絡をとったけれど、返事はなく、二人は少しずつ不安になって来た。

 順番を変えてもらっていたので、まだ何組か残っているけれど、さすがにそろそろ準備に入らないと間に合わない。


「トモちゃん、どうしよう」

「いざとなったら、最初の予定どおり、軽い演技のあと、しゃべって時間かせぐしか……」


 そこに生徒会の進行役の生徒が声をかけてきた。


「マーチングバンド同好会の方、そろそろ準備に入ってください」


「は、はい」と統風は返事をして、綺羅の背中にそっと手を置いた。

「きーちゃん、覚悟決めよう」

「もう、しょうがないなぁ」


 二人があきらめて、舞台袖に入ろうとしたとき。


 バタバタと足音が聞こえて、誰か生徒が倒れこんできた。

 よく見ると、そのうちひとりは颯汰だった。


「ちょ、ちょっと大丈夫? ってふーちゃん。いままで何やってたの! もう始まるよ」

「ごめんごめん、おい、起きろ、もう始まるってよ」

「まかせろ、あとはデータを読み込ませるだけだぜ」


 そういって、もう一人の生徒が、舞台袖にノートPC端末をセットして、準備に入った。

 

「待たせてごめん。二度寝しちゃってさ。でも大丈夫。いいものができたから、昨日の打ち合わせ通りに、ね?」

 

 綺羅が急に緊張が切れたのか、その場に崩れ落ちた。


「ほら、きーちゃん。休んでいる場合じゃないよ」


 統風と颯汰が、そっと手を添えて、立ち上がるのを支える。


 そのとき、颯汰の顔が近くにきて気づいた。

 颯汰の息は荒く、髪は跳ね、目の下には濃いクマ。

 それでも、その顔は不思議と誇らしげだった。


「マーチングバンド同好会、お願いします!」


「よし、きーちゃん。行くよ!大丈夫。私たちはやれるよ」


 いよいよ、今日一番の舞台が幕をあげた。


「えー、私たちはマーチングバンド同好会です——」と統風は部活の紹介を始めた。


 でも、タイムスケジュールもう終わりに差し掛かっていることもあり、会場もう飽きたような緩んだ空気が満ちていた。参加者の私語も目立つ。そんな中で、統風はマーチングバンドの説明を続けた。


「―—という感じの演技をメンバー全体でつくるのが、私たちが目指すマーチングの形です……えっと、言葉で説明するより、今から実際の演技の映像をご覧いただいた方がわかると思いますので、紹介映像をご用意しました。それではご覧ください!」


 ステージ上が暗転し、スクリーンにプロジェクターから映像が映し出された。


 巨大なスクリーンに映し出された映像と、爆音で鳴り響くアップテンポのリズム。

 その圧倒的な迫力に、徐々に新入生たちの意識が引き込まれていく。開始十数秒で、私語はパタリと止んで皆、目の前の映像に釘付けになった。

 数分の紹介映像が終わり、再びステージが暗くなり、息を飲む静寂が会場を占めたその直後。

 体育館を揺るがせたのは、新入生たちの歓声だった。

 舞台袖でそれを聞きながら、脱力して尻餅をつきながら、創とハイタッチを交わす颯汰。

 

「興味のある方はぜひ、見学にお越しください。お待ちしております。ご清聴、ありがとうございました!」 


 そう言って一礼する統風と、ステージ端で見守る綺羅は確かな手ごたえを感じていた。


     * * *


 昨日のオリエンテーションは、まずまずの結果だった、と思う。

 映像が流れた瞬間、会場全体が息を吞むのがわかった。映像が終わり統風が話し終わった直後、大きな歓声と拍手に包まれる。

 予想以上に、いい感触だった。だったのだけれど。


 ほかの部活が、見学者の受付や、入部希望者の対応に追われるなかで、マーチングバンド同好会の部室は、静かだった。


 三人は、会話もなく時間を過ごしていた。

 もう、そろそろそろ帰ろうかと、統風が立ち上がりかけた時、入り口のドアが控えめにノックされた。


「はい、どうぞ!」と返事をする。


 するとゆっくりと、ドアがスライドして、ひとりの女子生徒が立っていた。


「あ、あの……見学、いいですか?」


 統風の胸が、ほんの少しだけ熱くなった。

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