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隠しスキルを手に入れた俺のうぬ惚れ人生  作者: うらたま
第3章《スタンピード》
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26話「懐かしい感覚」

子竜は皆によって『リドラ』と名付けられた

由来?リヴァイアサンのドラゴンだからだそうだ


火の要素は全くないんだな、まぁ呼びやすくていいか


「リドラ、お前はどんなことができるんだ?」

俺はようやく解放されたリドラに実力を見せてもらおうとしていた


ちょうど野営地に魔物が近づいていたので、討伐を任せてみようというわけだ

「えー?いきなり一人で戦わせるんですか?」

ミドは可哀想だと非難する


そうは言ってもいざという時に実力がわからないと対応できまい…


「行けるか?リドラ」

「キュイ!」

リドラは一鳴きすると、あっという間に目の前から消える


ボンッ…

突如上がる爆発、魔物がいた場所だ


俺もミドも呆気に取られていると、いつのまにかリドラは戻って来ていた


「つ…強いぞリドラ!すごいなお前は!」


「なんなん?今の爆発、またなんかやらかしたんちゃうやろなぁ?」

ローズが駆け寄ってくる


爆発=俺のイメージは消してほしいものだが


再び皆の前でリドラの実力を見せようと、現れた大木のような魔物トレントには業火のブレスで

狼の群れは激流で呑み込む


おそらく爆発はその複合であろう


小さくて可愛いくせにえげつないほどの能力を持っていたのだった


さらに、上位種らしき魔物も見えたものだからつい調子にのって

「よしリドラ!最大火力をもって迎え打て!」

なんて言ったもんだから爆発で地面も大きく揺れ

海中からリヴァイアサンが出てきて『うるさいわ!』と

試せと言ったではないですかリヴァイアサン様…


「あれ…?力が入らなくなってきた…」

パタリ…


俺は限界以上の魔力を使い倒れたのだった


「やっと起きたんか」

気付いたのは翌朝だった

そんなデメリットもあったのか…なかなか使い所が難しいな…


ーーーーーーーーーーーーーーーー

[リヴァイアサンの紋章:使用者の魔力を大増加、召喚、火・水属性の強化(極大)]

ーーーーーーーーーーーーーーーー


すでにこの辺りにも溢れ出た魔物達が徐々にやって来ているらしく、ミドは持っていた矢は使いはたしたと言う


「早く起きてくださらないと私戦いに参加できないのですが」

ミドが矢をねだる


「あ、もう普通の矢しか無いや」

フレイムボムも残り3個、釣りしてるときに調子に乗って投げなければよかった…


とりあえず赤い矢を作り全てミドとローズに預ける


俺は補充用の矢が作れないか考えていたのだった


材料は買い揃えられないし、魔物のドロップでなんとかなればいいのだけれど

矢を作るには大抵『鉱石』が必要になる

鉄などは採掘でなければ入手できないのだが…


「お、『銀晶石』ってのは使えるかな?」

[銀晶石®️:(落)シルバーゴーレム、ゴーレム種の核となる塊、銀色に輝く石は魔力を増幅する力を持つ]


なるほどゴーレム種からのドロップってのもあるんだな…

アイテム作成スキルの項目にあるのは『銀鉱石』だから普通には作れないだろうな


とにかく他の材料も取り出して色々試してみるのだった


「…だっめだぁ!」

矢の材料になりそうな色々な物を試してみるのだがどれもうまくいかない

隠し合成スキルでも発動してくれれば、なんて都合よく行くものではないのだった


あとは耳やら牙やら毛皮やら液体やら…到底矢にはなりそうもないドロップアイテム達


「ん?これもレアか…」

[幻光蟲の体液®️:(落)幻光蟲、光蟲の上位種である幻光蟲は非常に強力な酸を持っておりあらゆる物質を溶かすと言われている、実際はよく知られていない]


ちゃぽちゃぽ…


「なんでも溶かす割には容器は溶けないんだな」


[上質なシャノワールの毛皮®️]とかどう考えても武器にはなりそうもないしな…


防具ならできそうか…


あとは、海で手に入った[水竜の牙®️]だけどもう試し済み


「お手上げだな、普通の矢もそんなに残ってないし早くどっかで買うか材料集めをしなくちゃな…」

ぶつぶつ言いながら広げたアイテムを拾い集める


「こんなにアイテムを拾うのも久しぶりだな…」

時折青い光を見つけては手をかざすのだが、そういえば最初はスライムのドロップを一個一個集めていたことを思い出す


今や勝手に収納されていくのが当たり前みたいな気がしてしまうのだから慣れとは怖いものだ


『合成しますか?はい/いいえ』


「ん?…お!」

まさかこのタイミングで何か合成できるのか?手に持っているものを見ると先ほどまで見ていた体液と石、あとは木材、草系…まさか魔剣が合成対象なんてことは無いと思うが…


「よし、悪いようにはならんだろう合成だ」


パアッ…

合成が終わったのだが、ほとんど手に持ったままだった

[EXPシルバーブレスレット:銀色に輝く腕輪]


やめて!EXPに良い思い出無いから!!

爆発する腕輪とか嫌だよ!


恐る恐る…もう一度ゆっくり鑑定結果を見る

[EXPシルバーブレスレット:銀色に輝く腕輪、ExpressSilverBracelet(発現する銀の腕輪)、魔力を込めることにより増幅された力によって武器防具を発現させることが可能、その性能は使用者により異なる]


お、おぉ…なんかカッコいい

武器を持っていなくても剣とか盾が出てくるのか


試しに付けてみると意外に腕にフィットして邪魔にならない

剣!と念じると普通の剣が出る

正直あまり強そうでなかった…


「あ、ミドにこれ渡せば良いんじゃね?」

試しに矢を念じると見事に銀の矢が現れた


「おぉ!なんかしらんがラッキーだぞ!おーいミドー!」


早速腕輪を見せるとミドは手に取るなり言うのだった


「なんか…ダサいし、なにこれ?」

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