13話「死に至るダメージ」
「ようやくダンジョンが見えてきた、か」
もう俺がやるよりもミドにダンジョン周辺の魔物を掃討してもらう方が早いだろう…
「街で作った矢だ、30本ある
さっき射ったようなとんでもない爆発はないと思うが、その分対象に炎がまとわりつき継続ダメージを与えるようになっている
上位種もちらほらいるからな、注意して進んでくれ」
そう言って霊薬と魔力回復ポーションも10本ほどずつローズに渡しておく
「ほやなぁ…じゃあミドちゃん、とりあえず眠らせてまおっか」
そう言って片っ端から眠りの矢を当てまくるのだった
あれ?もしかして俺たちいらない?
もう2人だけで十分な気がしてきた
「クォォォォン」「ガルゥゥゥ」
しかしまぁ上位種ともなれば耐性のある奴もけっこういるもので、何匹かは眠らずに襲いかかって来るのだった
魔物の向かう先は俺…
「マジかー!二匹もこっち来てるし!」
俺は白馬のような魔物に一撃を与え倒すのだが、そのすぐ後ろからやってきた魔物の巨大なツノが脇腹に深く突き刺さる
「ぐゎぁぁ!!!!」
痛みで転げ回る、血が出ている
少しすると、なんてことはなかったかのように痛みが引いて血も出なくなっていた
ん?あれ?
「シュウ!!無事なん?!死んだらあかんで!」ローズが遠くで叫んでいる
さらに追い打ちで魔物に踏みつけられ右腕がやられる
のだが痛みはすぐに無くなる
気持ち悪い感覚だ…
「シュウーーーー!!!」
みんなが心配している
うーん、安心させなきゃなぁ
「よっこいせ」
俺は立ち上がると目の前の牛?闘牛が二本足で立ってるみたいな魔物に一撃、もう一撃と横薙ぎを当てていく
四発目で魔物は消え去っていった
「大丈夫なん?!絶対死んだ思うたわ」
うーん、なんでだ?
だれか回復してくれたようでもなかったけど
ん、そうだHP…
2581/208(+3000)
…あ、そういやそんなもんあったな
「ちょっとみんな一旦引いてくれ、魔物から離れるぞ」
なんだなんだ?と言いながら全員で少し安全なところまで下がる
「えーっと、試しに俺が実践して見せたように(大嘘)これを使うと魔物の攻撃も少しは耐えられるようになる
命の実®️だ、一個につき最大HP10上がるから均等に分けて使ってくれ」
そう言って次々と取り出す
ここにいるのは全員で12人
レギと戻った冒険者にも少し残してやらないとな…
そうして一人あたり50個ほど使うのだが
その間10分ほど、俺は時折魔物達にお手玉にされていたりもするのだった




