5話「火力をもって②」
見える魔物はどれも力に自信がありそうな魔物ばかり
屈強な身体をした魔獣族
全身毛で覆われているもの、武器を扱うもの
同じ魔獣族だという奴でとがけのようにチョロチョロと動き回るものもいた
がむしゃらに木の棒を振り回す亜人族
知能は低いが力が強くダメージを受ければすぐには立ち直れそうもない
まず目につくのはこいつらだ、特に足の速いやつらも多く
ダンジョンから出て霧散した結果ここまで来てしまったのだろう
まだ上位種は見受けられないが、それでもざっと500はいそうだ
近い魔物、固まっている場所を中心に狙いを定める
本格的な弓など引いたことはなかったが、意外にも狙い通り飛んでいくので一安心だ
一撃ではなかなか仕留められない、計算ではもう少し威力があると思っていたのだが
もしかしたら剣を振り回していた方が良かったのかもしれない
まぁ、それを渡したからこそレギ達の心配もそう必要が無くなったのだから
俺たちはひたすら前の魔物を駆逐するまでなのだ
「キリがねぇな…」
「もっと強い矢で射ったらあかんの?」
ローズの言う通りなのだが、中心に近づいて矢が無くなってしまってはどうしようもなくなる
最悪矢が半分になった時点で撤退を考えなくてはならないのだから、ここで無駄射ちは控えなくてはいけないのだった
「ほんなら赤い矢出してや、ウチそれにエンチャントするわ」
ローズが俺から1束の矢を受け取ると、その場で魔力を練り始めていた
「ちぃと周りの魔物頼んだで!」
近づく魔物を始末する
5体…10体
火の矢ももうだいぶ使ってしまっている
念のための矢は相当な量を準備してはあるものの、皆の魔力には限界もある
通常の矢ではこの魔物の量は対処しきれないだろうから、時折回復も挟んでおかねばならない
エンチャントし終わった矢を受け取って俺はローズに魔力回復ポーションを渡す
「ありがとうなローズ、なんでも気付いたらすぐ教えてくれ」
俺はローズの助言が嬉しかった
魔物を倒すこと、火属性でなら高火力だろう
そんなことしか頭になく、仲間を頼る事を疎かにしていた事に気付いたのだった
「ほんなら言ってもええか?」
ローズは口を開き
「多分、ウチの作る火の矢よりシュウの作る赤い矢の方が全然強いで?」
そうなのか?あ、いやそうだわ
ダンジョンで使うなって言われててすっかり忘れてたけど、これ普通に使っても全然強いんだった…
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矢(残数999+)
火の矢(残数240)
氷の矢(残数5本)
青い矢(残数15)
青い矢(EE)(残数30)
赤い矢:攻撃力15(爆炎25)
ウェヌス効果→攻撃力67(獄炎100)範囲増
残数660本
赤い矢(E):攻撃力20(爆炎30)
ウェヌス効果→攻撃力90(獄炎135)範囲増
残数30本
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