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隠しスキルを手に入れた俺のうぬ惚れ人生  作者: うらたま
第2章《精霊王》
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6話「テレ隠し」

お待ちかねのドロップアイテムのチェックだ

と思った矢先、30分経って【威圧】の効果が切れたもんだから

周りにワラワラとキラーラビットが出てくる


マジかー…もう一回【威圧】してくれんかなぁなんて思ったのだけど

ピルスルもローズも、なんか憎たらしいヤツを相手にしているかのように無表情で叩き潰してたもんでさ…

俺もレギも何も言えなくて黙っちゃってたのよ…


そういやギルドでキラーラビットが新しい受付になったって騒いでたけど

大丈夫かな?この二人…


ともあれチェックの再開だ


ん?カケラが無いのだけれど

あるのは[野兎のカケラ]32個…さっき倒したキラーラビットのだろう


「あぁ、珠兎(ミト)に関しては情報が少ないからな

王宮の大水晶にも何一つ情報が入ってないんじゃろうよ」ピルスルが答える


大水晶?またわからない事を言う


たしかに必ずドロップするアイテムがあって、パーティーだった場合にカケラになったり

まるで、も何もゲームそのものじゃんって思うような仕組み

実は王宮の地下にある大水晶で操作しているものらしい


なんでも、魔素を完全に失った土地は荒廃し、挙句砂漠のようになるのだとか

いや本当にわからん、どういうことだ?


「つまりな、魔物を倒す、その魔物を持ち帰る、そうすると魔物のいた土地の魔素が減る

儂らはこの星を壊したいわけではない

だから魔物を倒した時に、強制的に魔素に分解しその土地に戻すんじゃ

魔素を分解した一部を使って、と最初は思っとったんじゃが

儂らの行動でも多少の魔素が動いとるじゃろ?

じゃからその魔素を基本にドロップアイテムを生成するようにしておる

120年ほど前に見つかった力じゃ

儂らはこの力のせいで多くの命が奪われ、多くの術師の犠牲を伴い

このような世界へと作り変えたのじゃ…」


強い敵と戦えば多くの魔素が動く、だからその量を基本(ベース)にドロップアイテムを作る

そうするために、それまでに死んだ者は多い

そうしなければ魔素が(かたよ)り、より多くの命が失われていくのだから

そういうことだった…



つまり登録されていない魔物は納品用のアイテムなど出るわけもないという事

ここまで説明されたのだけど相変わらずわかったようなわからないような表情をしてたもんだから

「これ以上考えるな、戦いにひびいてしまうわ」と強制的に終了となった


でもなピルスルさん…こっちの2人もわかってないみたいだぜ?


みんな疲れているのか、座り込んでいる

レギは気持ちよさそうにタマをクッション代わりに寄りかかっているのだった


気をとりなおしてインベントリを覗く


んー…っとこれだ

[白金毛の髪飾り®️:珠兎(ミト)から狩り取った毛で作られた優雅な装飾品、防御力10魔法防御力15、魔法・スキルの行動・待機時間を0にする]


可愛らしい髪飾りだった、と同時に皆でローズを見る


深々と三角帽子を被り照れ臭そうに

「い…イヤやで、ウチ、そんなんよう似合わへんも!」


そうは言うがなローズよ、どう考えてもお前のための装飾品じゃないか

その三角帽子を取ってこれをつけてはくれないだろうか…


とにかく無理強いはしたくはない、そっとローズの膝元に置いて別のドロップが無いかを見ていた


[兎肉:食料]3個

まぁ、豚肉があったのだし多分あるだろうなーとは思ってた

これもキラーラビットか、他には…なさそうだ


「髪飾り一個だけみたい、オークキングの時は一気に大量に落としたんだけどなぁ

スキルの力かな?って思ったんだけど違ったのかな、レベルも上がってないし」


[ハイレベルボーナス]:自身の実力以上の者との戦闘で得られる経験値・ドロップアイテムの強化

15レベルで手に入れたスキル

すぐにレベルが上がるかと思いきや未だ15、ドロップアイテムは良いのかどうかよくわからない


ちゃんと機能しているならいいのだけれど、実感できないという噂通りのハズレと言われればそう感じるのだった


フィールドアイテムの方は[神足の霊薬(ポーション):一定時間移動速度の向上、戦闘時の行動には効果を発揮しない]

あとはポーションが何個かだった


突如「はぁ…」とため息が漏れ聞こえる

顔を上げるとレギが顔を赤くしてローズの方を見ていた


ん?まさか


「恥ずかしいから、ジッとみるのやめてよ…」

口調まで可愛らしくなって、頬を赤らめ俯くローズがいるのだった


「似合ってるじゃん!」笑顔で答えた


そして、俺は左の頬だけを赤く染めるのだった

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