↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神様にハイエルフとして長生きする様お願いされました。  作者: 大鳳
第二章 勇者パーティー編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

91/109

おっ買い物〜おっ買い物〜

 ドワーフの鍛冶屋にやってきた一行だが、今日は何故か裏通りの鍛冶屋が大盛況になっていた。

 みれば密林の女豹団の女の子達が店の内外問わずに犇めいている。多分だが昨日のワイバーンの報酬を手にして朝イチで装備品の買い出しに来ているのだろう。

 その余りの人の多さにガルドリックはともかくヴァイス達新人冒険者達はすっかりテンションが下がってしまっていた。

「困ったな……。並んだところでこれじゃ何時になるか分からないな」

 ガルドリックが皆の様子を見て予定の変更を提案する。

「そうねぇ。どうせなら今のうちに他の事を済ませましょ」

 合理主義者っぽいメディナが鍛冶屋以外の用事を済ませたい意向を口にする。

「それじゃ……弓矢を新調するとして矢筒調達に雑貨屋に行くとするか」

 ガルドリックは鍛冶屋では出来ない事を踏まえ、エイミーの弓矢装備新調の為にとりあえず雑貨屋へと向かう事にするのだった。



 王都の雑貨屋へと足を運んだガルドリック達勇者パーティー団体御一行様だが、王都の雑貨屋は流石の品揃えであり、豊富な商品に目移りしたメルティーローズがエリスフィーナを連れて沢山の商品が並ぶ棚の向こうへと消えていくのだった。

「やれやれ……。余計な買い物をしてこないと良いのですが……」

 都会でのショッピングにテンション爆上がりなメルティーローズ達を見たクレスが肩をすくめながらわざとらしく語る。

「まぁ、しばらくは自由時間にしよう。何か必要なモノがあればここで買い出ししておいた方が手間が省けるからな」

 まるで異世界におけるデパートかディスカウントストアの様な品揃えの店内に若干はしゃぎ気味なメルティーローズとエリスフィーナの様子にガルドリックも仕方ないと言った感じで呆れている。

 こうしてガルドリック達はそれぞれが必要になりそうな商品を求めて雑貨屋の散策を始めるのだった。



「へぇ〜、色々あるのね〜。これ矢筒でしょ?」

 たまたま通り掛かった棚に掛けられていた多種類に渡る矢筒を眺めながらメルティーローズがそれらに目を奪われている。

「背中に背負うものだったり、腰に下げるものだったりですね。その辺りは自分の使い方次第にはなってしまいますが……」

 同じ様に棚に掛けられている矢筒を眺めているエリスフィーナが答える。今日はエイミーの為の買い物だから本人がここに居なければ選びようも無いのだが……

「ま、目的の物の場所は分かったから、後はテキトーに散策しましょ?」

 メルティーローズはそう言うとエリスフィーナの手を引いて店の中を当て所なく歩き始めた。



「むぅ……」

 しばらく店内を歩き見てメルティーローズが抱いた感想は品揃えは種類こそ豊富だが、何れも一流の品は無く及第点より少し上位の品物が幅広く手に入ると言った感じの店だというものだった。

店内を流し見しながら奥へと進んでいると店員が常に待機しているガラスケースが並べられた他とは雰囲気の違う陳列スペースが見えてきた。

「わぁ……」

 そこは魔導アクセサリー多数がガラスケース内に陳列されている、ジュエリーショップか高級ブランド店を思わせる異質なエリアだった。

店員は清潔感のあるスーツの様な制服を着こなしているメガネの女性とプレートメイルで完全武装を施しているガルドリックよりも大男な二人だった。

 そんな二人が常駐しているという事はそれだけ貴重品を扱っているというのが容易に推察出来る。

「エリス? あそこ見てみましょ?」

 メルティーローズに声を掛けられ彼女の示す方向を見たエリスフィーナは

「え? あの……私じゃ……」

 初めて見るガラスケースエリアの豪華な様相と物々しい雰囲気にエリスフィーナは尻込みするが

「すいませ〜ん! 商品見せて下さ〜い♪」

 メルティーローズに手を引かれている為、有無を言わさずだった。

 ガラスケースの中には色とりどりのアクセサリーが並んでおり、ただでさえ見慣れていないエリスフィーナは既に圧倒されてしまっていた。

「いらっしゃいませ。こちらの商品はどれも希少性の高い魔導装飾品となっております」

 エリスフィーナを見た店員はにこやかに対応してきた。

「は、はぁ……そうなんですね……」

 ガチガチに緊張しているエリスフィーナに高級アクセサリーはハードルが高かった。店員の話がまるで頭に入ってこない。

「わぁ……」

 それでもショーケースにならぶ色とりどりの宝石達はエリスフィーナの目を奪うのには十分だった。

「凄いでしょ? こーゆーの一応冒険者向けの装備品でもあるからね。いろんな効能の魔法が付与されてたりするのよ?」

 隣で同じ様にショーケースを眺めているメルティーローズからアクセサリーについての知識が語られる。とは言うものの、いくら冒険者向けとは言え、ガルドリックの様な大男がこう言ったアクセサリーを装備するとは考え難い。

「……プフッ」

 なんとなく想像してしまったエリスフィーナはそのアンバランスさに思わず吹き出してしまった。

「あ! これ良いな〜♪」

 隣のメルティーローズが何か気になるものを見つけた様だった。彼女の視線の先を辿ると赤い宝石があしらわれた銀色の指輪があった。

「こちらは、ガーネットスターリングになります。炎魔法の威力と範囲が上がるものとなっています」

 店員が商品の説明を滞りなく行う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。