灰銀の戦乙女は、制服を知らない
最終エピソード掲載日:2026/06/14
十五歳の少女、リゼ・グレイスは、戦場で“灰銀の戦乙女”と呼ばれた元傭兵だった。
幼い頃から剣を握り、命令と危険判断だけで生きてきた彼女に与えられた新たな任務は、王立学園で一人の少年を護衛すること。
護衛対象の名は、アルト・レインフォード。
左手首に銀環の痕を持つ、王宮に追われる謎多き少年だった。
制服、授業、昼食、友達、学園祭。
リゼにとって未知のものばかりの学園生活の中で、彼女は少しずつ知っていく。
守ることは、命令に従うことだけではない。
そばにいることも、相手の意思を聞くことも、剣を抜かないことも、守ることなのだと。
だが、アルトの銀環に秘められた白鐘の謎、敗戦国の姫エリアナの来訪、そして王宮が隠してきた戦後接収資料の存在が、リゼの過去を揺さぶり始める。
英雄譚として語られた“灰銀の戦乙女”の戦功。
その裏には、消された地名、奪われた手帳、白布を抱えた名もなき子ども、そして鳴らされなかった鐘の記憶が眠っていた。
これは、戦場で英雄と呼ばれた少女が、王宮の剣ではなく、ひとりの生徒として、自分の意思で未来を選び直す物語。
幼い頃から剣を握り、命令と危険判断だけで生きてきた彼女に与えられた新たな任務は、王立学園で一人の少年を護衛すること。
護衛対象の名は、アルト・レインフォード。
左手首に銀環の痕を持つ、王宮に追われる謎多き少年だった。
制服、授業、昼食、友達、学園祭。
リゼにとって未知のものばかりの学園生活の中で、彼女は少しずつ知っていく。
守ることは、命令に従うことだけではない。
そばにいることも、相手の意思を聞くことも、剣を抜かないことも、守ることなのだと。
だが、アルトの銀環に秘められた白鐘の謎、敗戦国の姫エリアナの来訪、そして王宮が隠してきた戦後接収資料の存在が、リゼの過去を揺さぶり始める。
英雄譚として語られた“灰銀の戦乙女”の戦功。
その裏には、消された地名、奪われた手帳、白布を抱えた名もなき子ども、そして鳴らされなかった鐘の記憶が眠っていた。
これは、戦場で英雄と呼ばれた少女が、王宮の剣ではなく、ひとりの生徒として、自分の意思で未来を選び直す物語。
第13章 第12話:白い朝に残る音
2026/06/14 11:56