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ボーっとしている王太子殿下と婚約した侯爵令嬢は苦労する  作者: 銀色商会


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3/5

いやいや、それは

全4話 毎日21時更新です。

明日の投稿が最終話です。

予約投稿してますので、どうか最後までお付き合いください。

「お、お待ちください、殿下。そもそも殿下が我が養女レティシアをお気に召したのではありませんか!」

必死にデロウ伯爵が声を上げる。あ、さりげなく聖女呼び止めてる。


「何を言うておるのじゃ?私はそこの娘と話しをしたこともないぞ?」

「え・・・」

絶句して側近候補たちを振り返る宰相。確認が甘いなぁ、報・連・相、大事だよ?


「そこの娘が名乗りも許さぬのに勝手に話しかけてきての?そんなことを許すわけにはいくまい?かと言って応えてしまえば不敬罪を問わねばならんのでの。あーだの、うーだの言うて流しておったのじゃ」

とぼけた顔で応じる王太子殿下。あー、嘘ですよねー、分かってやってましたよねー。


だいたいこのシベリウス王太子殿下という人の性格はドブ川より汚ねぇのですわよ。

なんせ5歳のころにはすでに第二王子殿下に全ての面倒を押しつけるためにボーっとしてましたから。

まぁ、王妃様と側妃様にはバレてシバかれてましたが。


「ふむ、その方らは勘違いで私とその娘を婚約させようとしたということかの?」

ぼんやりと助け船のように問う王太子殿下。


「そうです、そうなんです」

側近候補に混ざって宰相まで必死に首を縦に振ってます。あ、その助け舟、たぶん泥船ですわよ。


「だいたい他家の貴族令嬢を害する侯爵令嬢が婚約者であるなどとあってはならぬことです」

あ、まだ私の婚約破棄を諦めてないんですね宰相。がんばれー。


「ということはその方らは王家の乗っ取りを企んだということだの?」

「へ?」

王太子殿下の問いに何を言われているか本気で分からないようです。あーあ、愚かな。


「私の婚約者である以上はアイリス嬢には王家の密偵が常についておる。万が一にもそのような行為があれば報告が上がっておるわ」

そうなのよねぇ、8歳で婚約してから本当の意味で一人になることなんてないのよね。


「アイリス嬢ほどではないが、そちら側近候補にも密偵がついておっての?」

側近候補者たちの顔が青ざめる。


「ゆえにの?その方ら全員とそこの娘が関係を持ていることは分かっておるのじゃ」

シベリウス王太子殿下が続けて爆弾を放り込む。


「なんと養父である伯爵とまで関係があるとは驚きじゃ!」


「え?」

側近候補全員が宰相とレティシアを見る。殿下、なにも大勢の前で言わなくても。


「そなたらの誰かの子を王家に送り込もうなどと、王家乗っ取り以外の何物でもあるまい?」

今までと声も表情も変えて、いや元に戻して、その金色の目で射貫くようにシベリウス王太子殿下は言った。

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ご批判は豆腐メンタルなのでほどほどでお願いします。

誤字ありましたらお知らせいただけると泣いて喜びます。

また次のお話しでお会いしましょう。

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