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最強最弱の戦闘兵機(レオパルド)  作者: るしふぁ~
最強最弱の戦闘兵機(レオパルド) 最終章 ―アンチディヨスパラドックス―
50/50

最強最弱の|戦闘兵機《レオパルド》

サナ「マスター!」

「よいっしょ……サナ、どうした?」

サナ「各国王との条約、終わったので手伝いに……」


だがサナの目の前には、既に国としての姿を

取り戻しつつあるラカスがあった


サナ「もう、生活するには十分すぎるくらいは

   復興してますね…」

「おう、まず工場を作って建設材の

 大量生産から入ればすぐよ」

サナ「にしても、まだ10日ですよ…」


10日にしては復興しすぎているほどに戻っていた

それも、ラカスの生き残りのほとんどは技術者であり

残り数名は設計図を描いたり、指示役になっていた


そして一番力になっているのは

やはり戦闘兵機(レオパルド)達とアストラエルだった


αは資材を浮かし、運搬ができ

βとγは作業員として力を存分に発揮した


アストラエルは不壊盾(カラサグ)に近い機能を使い

技術者や作業員達の怪我を防いでいた


サナ「こういう時に戦闘兵機(レオパルド)の力は

   更に有効活用できるようですね、でしたらよかったです」

「ま、折角皆味方になってくれたんだ

 使える力は使わせてもらうよ」

サナ「流石です、マスター」

「サナのお陰だよ、ありがとう」




2045年1月1日


「よしっ!!!」


遂にラカスの完全復興が終了した


「みんな、お疲れ様!

 協力してくれてありがとう!

 みんなで神社行くぞ!」


そう言いだすと皆を連れて神社に向かいだすマヒナ


サナ「マスター、一体誰に何を願うんですか」

「大したことは願わないけどよ、形だけでも

 新年っぽさをだしたくてさ」

サナ「そう…ですね」


そしてみんなで参拝した

各々何かしらの願いを伝えている中

僕も一つだけお願いをした


「このまま、永遠に平和になりますように」と

そしてそれが、僕と契約した『神様』が叶えてくれたのか

戦争も争いごとも、パタリと聞かなくなった


「マスター、ずっとこのままがいいですね」

「そうだね、これからもよろしくね、サナ」



10年後――――――

マヒナは死んでしまった。


享年 34歳という若さで、過労死だった。


いつの日からか持っていた

戦闘兵機(レオパルド)と同等以上の装甲を纏う装置を改造し

心臓を無理矢理動かしていた。


だがそれは永遠に動くわけではなく、止まってしまったのだ。



――


「そしてマスターは止まる事を知っていたように

 前もって僕に遺言書を遺していた。

《過去の物語を忘れられないように、サナが後世に繋いでくれ。》と」


α「…」


「へぇ…そんな事あったんだね!

 じゃあサナさんって、結構凄いんだね!」


サナ「君たちが生まれる少し前の話だけどね」

「でもαさんひどーい!

 ラカスに攻撃するなんて!」

α「ご、ごめんよ、あの時の俺は操られてて…

  参ったなぁ…」

「でもでも、サナさんはまた戦えなくなっちゃったの?」

サナ「うん、そうなんだ

   マスターと大事な約束をしてね」

「約束?」

サナ「そう、人を傷つけちゃダメって」

「そうなんだ!

 マスターって優しいね!!

サナ「うん、凄い優しかったよ」

「メリッツ戦争を止めたから、最強になったんだよね

 でも今は戦えないから、最弱になったんだ!」

サナ「そうだね、一番弱くなっちゃった」


最強から最弱への転落

まるでレベル3から0に墜ちたみたいだな…


少し面白く、心の中で笑ってしまった


「ねーレンちゃん!なんの話してるの?」

「サナさんからね、私達が生まれる前の話を聞いてたの!」

「えぇ!何それ聞きたい!」


サナ「うん、いいよ聞かせてあげる

   他に聞きたいお友達はいるかな」

「あ!呼んでくる!」


サナ「ねぇα」

α「どした?」

サナ「もうマスターはいないけど

   これはこれでいい世界だと思わない?」

α「ラカスは復活、内戦どころか喧嘩もない

  子供達もいる…いい世界だよ」


(θ、聞こえる?)

【どうしたの?サナ】

(すごくいい世界が出来たよ

いつかθにも、直接見せてあげたい)

【外に出れたら見せてよ、サナの望んだ世界を】

(うん、待ってて)


「サナさぁぁん!連れてきたー!」

サナ「お、今度は男の子のお友達か」

「そぉ!この子ね、ずっと私たちが生まれる前のこと

 調べてるの!すごく頭いいんだよ?ねー!」

「ねー!」

サナ「レンちゃんまで…っ……」


サナはその男の子と目が合い

なぜか体が止まってしまった


α「サナ?どうし……」


それはαにも同様の事が起きた


「サナさん??どしたの???」

サナ「え、あ、いや、大丈夫ごめんね

   ……ふぅ、君、名前は?」


「僕は…サナ」

「下の名前は?」

「マヒナ……サナ・マヒナ」


その名前を聞いて、サナとαはお互いに目を合わせ

小さく頷いた


あぁ、マスター

きっとこの子は貴方の意思を受け継いでいる

顔も、声も、頭がいいのも

すべてが、マスターと似ている


自然とサナに涙があふれてくる。


「サナさん?どうして泣いてるの?」

サナ「大丈夫、ありがとう

   よしっ、マヒナ。君にも聞かせてあげよう」



――これは今から、10年と半年前の物語――


その時の世界は、今とは全く違っていて―――――







僕は最強で最弱の戦闘兵機(レオパルド):サナ

マスターの意思を受け継ぐために、今日も生きる。




最強最弱の戦闘兵機(レオパルド)

最終回 ご覧いただきありがとうございます


皆様のおかげで最終回を迎えることが出来ました

ここまでご愛読いただいた方々

本当にありがとうございました。


今回の「最強最弱の戦闘兵機(レオパルド)」が初めて書いた小説なので

頂いた感想、こうすればよかったという経験を活かし

また違う小説を書こうと思っています!


そちらの連載が始まりましたら、そちらもご愛読よろしくお願いいたします!


では、また次回作でお会いしましょう!

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