12 「見抜かれちった」
本日二話目。冒頭に戻るのは、次回になるかも。
「主様はご多忙ですので、あなたに会う時間はありません」
「そうなんだよー!主様は時間ないんだよー!」
「……主様、忙しい……」
「何なの、これえ~!」
何故こんなやり取りをしているかというと……
〓〓〓
そのあと俺は、カムゥさんに「待て」と言われ、そのまま待っていた。
「……なんで飛び出したんだろ……?」
そう。カムゥさんは、俺のステータスを見た瞬間に動揺し、ここを飛び出していったのだ。
その後、一時間。
「帰ったぞ、ミリト」
やっと帰ってきたみたいだ。
「お帰りなさい、カムゥさん。一体どうしたんですか?」
「いや、ちょっと連れてきたい人がいてな……」
女性だな。誰だろう?
「一体どうしたんですか、あなた?」
ん?あなた?それ、カムゥさんに対してだよな?
「記憶喪失だと聞きましたよ、ミリト。忘れてしまっているでしょうから、名乗りますね。ララ=シルバイナです」
ララ=シルバイナさん……つまり、カムゥさんの奥さんだな。
「どうも…」
「ふふ、やっぱりミリトは変わりませんね」
「?」
どういうことだ?
「昔にも会っているのですよ。忘れてしまっているでしょうけれどね」
へえ……昔にも会っているのか。
「では、あなた。どうしてここに私を連れてきたのでしょう?」
「ああ、それはミリトのステータスを見てほしいからだ」
え!?なんかおかしいとこあったっけ?
「いやいや、そんなとこはないぞ。ただ、見てほしいだけだ」
おや、心の声が聞こえた模様。赤面。
「では見せてもらえますか、ミリト」
「あ、はい」
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名前 ミリト=ストリーム
レベル 1
性別 男
年齢 16歳
出身 クロスフォード村
職業 平民
称号 無し
加護 無し
状態 正常
スキル 「解析者」「移動子」「再生者」「叶成術」
固有スキル 「叶成術」
HP:25
MP:300
筋力:20
敏捷:25
打耐:10
魔耐:250
幸運:15
最大攻撃力:45
最大防御力:260
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「おや!凄いですねえ!」
「そこでだ、ララ。おかしいところは?」
「ふむ……ありますねえ?」
え?え?なに?見てるの?
「やはりか」
「ミリト=ストリーム。あなた、ステータスを偽造していますね?」
「っっっ!?」
バレた、だと?何故だ?
「何故だ、って顔してるな。ララはな、特殊なスキルがあるんだよ」
(サリュさん、“ララ=シルバイナ“のステータスを見せてくれ)
『了承。“ララ=シルバイナ“のステータスを表示します。
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名前 ララ=シルバイナ
レベル 1
性別 女
年齢 33歳
出身 クロスフォード村
職業 平民
称号 カイン=シルバイナの母
加護 無し
状態 正常
スキル 「嘘之証明」
固有スキル 「嘘之証明」
HP:10
MP:10
筋力:10
敏捷:10
打耐:10
魔耐:10
幸運:10
最大攻撃力:20
最大防御力:20
――――――――――――――――――――
以上です』
む。スキルに「嘘之証明」ってのがあるな。ステータスを見破ったのは、それか?
「さあ、ミリト。本当のステータスを見せろ」
「誰にも、絶対に絶対に絶対にみせないなら、いいですよ」
「もちろんだ」
不安だなあ……
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名前 ミリト=ストリーム
性別 男
年齢 16歳
出身 クロスフォード村
職業 平民
称号 無し
加護 流水神の加護
状態 正常
スキル 「移動子」「再生者」「創世者」「飛行者」「渉外員」「視覚員」「強化員」「不死員」「封壊員」「叶成術」「操作術」「複製術」「識率之王」「神之叡知」「研鑽之王」
固有スキル 「叶成術」
HP:5000
MP:5000
筋力:5000
敏捷:5000
打耐:5000
魔耐:5000
幸運:5000
最大攻撃力:10000
最大防御力:10000
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俺の隣では、二人が圧巻に取られていた。
「こ、これ程とは……」
「おやあ!凄いですねぇぇぇ!」
やっぱりこうなるんだよな……
「ともあれ、僕は見せました。ここ、出ても良いですよね?」
「あ、ああ」
「最後に、ここはどこですか?」
ちゃんと聞いておかないとな。
「クロスフォード村の外れだ」
「ありがとうございます」
こうして俺は、外に出ることができた。
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