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モノクロ
クヨウと出会い、二週間が経ったある日。
「あの、貴方達は何歳なんですか?」
夕食の途中、聞いてみた。
「みぃんな19」
紅葉が答える。
神コンビと言われる割に、若い。
「14から殺し屋してる」
私の思考を読んだ様に、三咲は言う。
「りあちゃんは?」
年齢の話だろう。
「18です」
「その若さで14ヵ国もの国の言語を!?」
ホロが目を見開く。
「いえ、覚えたのは、5歳ぐらいの時…だったと思います」
難関高校に満点で合格した私にとって、それは容易いことだった。
「嘘っ!?」
三人の声は綺麗にハモった。
小中学校の時の、退屈な記憶が甦る。
誰にも理解されなかった私の部屋には、洋書の山。
テストは当然の如く満点。
高校に入っても、それは変わらなかった。
勉強などせずとも、テストは満点。
全国テストのトップを維持し続けた。
どんな問題も、一分もあれば解けてしまう。
退屈な、モノクロの記憶。




