表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
乃々宮莉亜瑠の殺戮事情  作者: 堕天使 黒猫
5/14

クヨウ

ホロがまだ殺し屋を始めて間も無い頃。

とある殺戮現場で2人は出会った。

その時のホロは有名では無く、返り血を全身に浴びて傷だらけだった。

クヨウはホロの傷の手当てをしてくれた。

その時のホロはクヨウをいい人だと思っていたらしい。

「馬鹿だね。あの程度の相手に怪我しちゃって」

クヨウのその一言は、ホロのプライドを傷つけた。

○◎○◎○◎○◎

私は家を出て、少し散歩する。

気付けばクヨウと会った公園へ来ていた。

「また会ったね」

「クヨウっ!!」

私はくるりと180度回転して走り出す。

「ねぇ、俺たち友達でしょ?何で逃げるの?」

私の目の前にクヨウが立っている。

悪戯っぽい笑みを浮かべて。

ぞくりと寒気がした。

「な・ん・で・逃・げ・る・の?」

「あ・・・えと・・・」

口籠ってしまう。

カシャン

私の手元で音がする。

嫌な予感がして見ると、手錠がはめられていた。

「つっかまーえた」

外そうともがくが、鍵が無ければどうしようもない。

そうこうしてるうちに私は腹を蹴られる。

「ぐっ・・・」

私の意識はそこで途切れた。

目が覚めると、私は真っ白な部屋で椅子に縛りつけられていた。

口には猿ぐつわ。

何のつもりか鉄の首輪もつけられていた。

「暴れないでね。暴れると、首輪から電流が流れるから」

私の眼前に立つクヨウ。

手には何かのスイッチ。

クヨウはそのスイッチを押す。

途端に首輪から電流が流れる。

「んんっ!!」

かろうじて意識を手放していない。

「いいカッコだね。色っぽい」

でも、クヨウに殺意を抱けない。

私はMなのか?

「殺意、湧かないでしょ。思考制御してるから」

どうりで、頭に変なものが着いている。

助けを待つしかないのか。

また、首輪から電流が流れる。

さっきより威力が低い。

私に意識を掴ませているようだ。

これでは縄が解けても動けないだろう。

最悪だ。

クヨウが私の太ももを撫でる。

私はびくんっ!と過剰反応してしまう。

それを見てクヨウはさらに上に手をあげていく。

「ん・・・」

おそらく私はとても赤面しているだろう。

クヨウはクスリと笑って私の猿ぐつわを外す。

「ぷはっ・・・」

私の息は荒い。

「可愛い」

そう言って私にキスをする。

私の口に吸い付いてなかなか唇を離してくれない。

10秒くらいでようやく離してくれる。

「何のために私を攫ったんですか?」

自由になった口で聞く。

「莉亜瑠ちゃんが可愛いから。その莉亜瑠ちゃんを独占しているホロが羨ましい」

子供かっ!!

「とんだドSですねっ!!」

ニヤリと笑うクヨウ。

大きな音を立てて、扉が開いた。

首輪から電流が流れる。

「あうっ・・・!」

「莉亜瑠!」

ホロの声だ。

「お待たせぇ」

紅葉(くれは)の、声。

「りあちゃん返してもらおっか!」

三咲の声。

来てくれた。

名前を呼びたいが、舌が痺れたのか喋れない。

「近付いたら、この子のくひに電流流すよ?」

その一言で、3人はピタリと止まる。

「嘘だよ〜!穂露君たちがどれだけ莉亜瑠ちゃんのこと愛してるのか、見ただけだから」

クヨウは私の後ろに周って私を縛っている椅子を蹴る。

椅子ごと前に倒れてしまう。

「じゃあねー」

そう言ってどこかに行ってしまった。

「莉亜瑠!」

ホロが私に駆け寄り、縄をほどく。

でも、首輪は外せない。

「動けるか?」

首もろくに振れない。

私がうごけないのを見越してか、ホロは私をお姫様抱っこした。

「・・・っ!」

そして首輪を外す。

頭の変なものもだ。

私は少し回るようになった舌で言う。

「あ、あり・・・が、とう」

ホロは少し赤くなってそっぽを向いた。

○◎○◎○◎○◎

帰宅すると、私はベッドに降ろされた。

「もう、寝ろ」

私は頷いてめを閉じた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ