アマンダさんのパーティーの盾使いの大男の名前
今日はいくつかのパーティーが合同で魔物討伐に出たらしいから、夜には冒険者ギルドが賑わうんだ。
成功祝いに豪華な料理を頼むと思うから、今日は狙い時なんだよね!
そう思ってたんだけど、ちょっとだけ寝るつもりが夕方まで寝ちゃったよ。
「アマンダさんおかえり!成功した!?」
「あら、今日は来ないのかと思っちゃった。成功したわよ」
おー、成功したんだね。周りの人たちを見たら分かるけど、重症者はいなさそうだし良かったよ。
「え?」
あ、いきなり私を持ち上げようとしないでよー。まだ魔法かけてないんだから。
「んー?どうしたの?」
「いえ、なんでもないわ」
今度こそちゃんと持ち上がって、アマンダさんの膝の上に乗っかったよ。
「ほんとに小さくて可愛いわね。食べちゃいたいくらい」
「フルーツ食べていい?」
「もちろんいいわよ」
「やったー!ありが───ひゃっ!」
フルーツを食べようと思ったら、アマンダさんにほっぺたを食べられたよ!食べちゃいたいって言って食べるバカ、どこにいるのさ!
「ハンナちゃんはぷにっぷにねー」
一応女の子には言わない方がいいよ?普段はこういうこと言わないのに、どうしたんだろう?
「すまんハンナ、酔っ払ってるんだこいつ。絡み癖が酷いんだ」
アマンダさんのパーティーの盾使いの大男が話しかけてきたよ。冒険者にしては珍しく常識人だから、大変だろうな。
「こいつらはもう食わないと思うから、残ってるやつ持って帰るか?収納に入るだろ?」
「ううん、それはいいよ。みんなと食べるから美味しいんだもん」
「はははっ、それもそうだな。じゃあこれ持って他のテーブルに行くといいさ」
「うん!じゃあ遠慮なく貰うねー!」
「やあやあ、おかえりー。どうだった?」
次はこの前冒険者になった新米パーティー。見学を兼ねて、サポーターとしてついて行ったらしいんだ。
「あ、生意気なガキ!」
「みんな凄かったぜ!でっかい魔法をバンバンと撃ってやがった!」
生意気なガキ…ね。その顔覚えたよ。
「フルーツがたくさんあるから、お肉と交換してー」
「えぇ、なんでそんなにあるんだよ」
「まあいいじゃない。それじゃ貰うねー!」
「仕方ねぇな。特別だぜ」
なーにが仕方ねぇなだあー?
食べきれない量注文しちゃって困ってるの、ちゃんと聞こえてたからね。
むしろ感謝してくれてもいいんだよ。
とりあえずお腹がすいたし、いただきまーす!
…………。
そういえば盾使いの人、なんて名前だったっけ。いつも盾使いの人って呼んでるから、忘れちゃったよ。
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