元騎士とピッツァ
お昼ご飯は何にしようかなー。
噴水公園のベンチに座って考えていると、屋台の通りにいるランド君を見つけたよ。
最近はずっと街の外に出ていたみたいだから、久しぶりだね。
「やっほー!最近何してたのさ?」
「やあハンナちゃん、久しぶり。ふふっ」
私知ってるよ。他の人と話す時は、そんな変な笑い方してないって。
「東の森の奥の方で修行をしていたんだよ」
「修行?二十歳でB級冒険者なのに?」
「目標にしている人がいてね。ふふっ、もっと強くなりたいんだ」
ほんと、笑い方以外は好青年だね。
もしかしてそれで騎士を辞めたのかな?騎士だと周りと足並みを揃えないといけないから、修行の時間が限られちゃうもんね。
「頑張ってるんだねー」
「ありがとう。そうだ、ピッツァを食べようと思っているんだけど一緒にどうだい?もちろんご馳走するよ」
「え、食べる!ありがとう、ランドお兄ちゃん!」
噴水広場に戻って、この前アイスを食べたところの横にある店に入るみたい。外見からはなんの店か分からなかったんだけど、中はとにかくピッツァって感じの雰囲気だよ。
「好きなだけ頼んでいいよ。僕もたくさん頼むから遠慮しないでね、へへっ」
そういうことなら遠慮はしないよ!
どれどれ、チーズたっぷりのやつと、トメィトゥがたくさんあるやつ…。あとお肉がたくさんのってるやつも!
えー、スイーツがのってるのもある。一枚だけ頼んでみようかな。
ランド君もかなり食べるみたい。うんうん、強くなるにはたくさん食べるのが重要だからね。
あれ、お財布見つめてどうしたのさ。
ふー、お腹いっぱいだね!
ランド君は途中で食べきれなくなったみたいで、手をつけてないピッツァを私に渡してきたよ。食べきれないなら注文しなければいいのにね。
「ふふっ、さすがハンナちゃん。すごい量食べるね…」
「ランドお兄ちゃんが食べなさすぎるんだよ!」
「十枚は食べたんだけどね」
「まだまだだね。あと、私はいいけど、レディにすごい量食べるとか言っちゃダメだからね!」
騎士だったんだから気遣いできないとダメだよ。
「食後の運動行ってくるね!」
「うん、行ってらっしゃい。またなにかご馳走してあげるね」
「やったね!バイバーイ!」
普通にいい人だから、次が楽しみだね!笑い方を直してくれれば、なおいいんだけどね!
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