王都の冒険者ギルド
王都の冒険者ギルドは、ルルネアのとは違って無駄に煌びやかだね。天井はやたら高いしシャンデリアまである。
冒険者が喧嘩したら壊れるだろうに。
えーっと、魔物の買取はたしか…あっちか。
「魔物の買取をお願いしたいんだけど」
「はい、かしこ……ここはガキの来る場所じゃないんだ。帰りな」
む、その感じは久しぶりだね。
しばらく来ていなかったから私のことを知らない人もいるのか。
おや?
見覚えのある冒険者たちがいるね。顔を真っ青にしているけど、懐かしのアレをやってみようかな。
不機嫌そうな顔をしてー、
「そっちがその態度なら、私は───」
「待て待て待て待て!すまないローゼンシュタインっ!!」
「久しぶり、ギルド長」
さすが、対応が早いね。
このハゲマッチョが王都の冒険者ギルドのトップ。私が荒れてた頃にいろいろお世話になった人だ。
「やだな、もう昔とは違うんだから何もしないよ」
「そ、そうだよな!何もしないよな?」
昔はガキとかチビとか言われると癇癪起こしてたんだよね、私。だからこんなに焦ってるんだけど、今思うと苦労かけたなあ。
「売却したいんだけど」
「鑑定組!ローゼンシュタインだ!用意しろ!」
私はマジックポーチがある分、毎回大量に売却してたんだ。そしたら私専用の鑑定の組織ができちゃったんだよ。
「地下の広間を確保したから、そこに出してくれ」
わざわざそこまでしてくれたんだ。今回は質重視だからそこまで多くはないんだけどね。
「なあ、鑑定が弾かれるやつばかりなんだが…」
「えー、ダメじゃん。もっと精進してくれないと」
強い魔物であればあるほど、鑑定の知識や技術が必要になってくるんだ。だから、もっと技術を磨いてくれないとね。
「別にお金はあるから、ゆっくりでいいよ。口座に振り込んでおいてくれればそれで」
「おう、分かった」
「じゃ、また来るよ」
「あんま頻繁に来んなよー」
よし、主要な用事は終わったし、あとは王都でしか買えない食料を買って帰ろうかな。
学校の通りにあったお菓子屋さん、まだあるかな?
裏路地にあった古民家にも行ってみよう。
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