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流行り病?

 アウトゥール殿下を捜しに行った次の日。

 私はグレイス様と一緒に出かけることなった。 近くの村で病が流行っているので、広がらないうちに竜術で癒すのだそうだ。


 術の使い方は教わっているし、術式も本で読んだものは全て覚えた。

 けれど実践では、城の中で数人の怪我や病を治したことがあるだけだし、全て軽いものだった。

 それなのに、いきなり村単位の流行り病を治すことができるのかと、私は少々怖じ気づいてしまった。


 するとグレイス様が私の頭に手を置いて、安心させるように言ってくれた。

「大丈夫だ。病は軽いものだし、おまえも以前治したことがある」

 そう言われてホッとした。


 私とグレイス様はキュアーを連れて、竜騎士のガーランドさんと一緒に、リーズに乗って村へと向かった。




 村から少し離れた街道に降りると、私たちは歩いて目的地へと向かった。

 ちなみに、リーズは近くの森で待機するため、私たちを降ろしてすぐに飛んで行った。


 グレイス様は村の入口まで来ると、中には入らずに周囲に結界を張るための準備を始めた。

 私はグレイス様の指示に従って、キュアーとの同調を開始した。


 呼吸を合わせ、意識が溶けるような感覚になるまで集中する。

 そしてキュアーと一体になった感覚の中で、グレイス様の次の指示を待った。


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