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結界と癒し?

「結界を張れ」

 グレイス様にそう言われて、私は頭の中で術式を展開する。

 キュアーの力が流れ込んでくるのを感じる。

 キュアーの力と私の意思が合わさって、グレイス様の示した場所に結界を張り巡らせていく。


 グレイス様が力を導いてくれているのを感じた。その力の気配はリーズのものだ。彼はすでにリーズと同調しているのだ。


「よし。結界はできた」

 そう言われて、力を流すのを止めた。

 けれどまだ同調は解いてはいない。


「気分は悪くなっていないか?」

「はい」

「では、次は結界内に癒しの術をかけろ。私は浄化の術を重ね掛けする」

「はい」


 私は再び術式を展開させて、結界の内部に癒しの力を送り込んだ。リーズの力も注ぎ込まれていくのを感じる。

 しばらくすると疲れてきたけど、集中を途切れさせないように頑張った。


「よし。もういい」

 そう言われて、力を注ぎ込むのを止めた。

 ホッとした途端にクラッときて、私は慌てて足を踏ん張った。

 後ろからガーランドさんが支えてくれるのを感じた。


「もう同調も解いていい」

 グレイス様にそう言われて、ようやく気を抜くことができた。

 術は成功したようだ。


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