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竜の名前?

 クルトの次は、マーシュという黒銀色の竜を紹介された。

 この竜にもこの間会っている。


「よろしく。マーシュ」

「クルル」


 マーシュの心を読むのは簡単だった。

 マーシュはグレイス様の服のポケットを見ながら、クルル〜クルル〜とおねだりするように鳴いていた。


「マーシュは、グレイス様のポケットに入っている物が食べたいみたいですね」

 私が言うと、グレイス様は仕方なさそうにポケットからキコルの実を取り出した。


「クルル〜」

 早くくれと言っているようだ。

 グレイス様がキコルの実を与えると、美味しそうに食べている。



 マーシュの後は、竜の名前だけ教えてもらった。

 ラナン、キース、ジオルダ、トール、ノーゼン。

 それが今ここにいる竜たちの名前だった。


 竜の名前はパートナーの竜騎士が付けるのだそうだ。

 私はクルトのパートナーの名前を訊いてみた。


「タイゼンという名だ」

 それがどうかしたのかと訊かれて、私はなんでもないですと答えた。



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