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キュアーの心?

 竜舎から戻ると、グレイス様は私に部屋で本を読んでいるようにと言って出かけていった。

 相変わらず、グレイス様は忙しそうだ。


 部屋に戻って、私はキュアーの様子を見た。

 眠っていたのでホッとした。


 キュアーの頭を撫でながら、竜たちのことを考えた。

(竜の心を読むって、あれで良かったのかなあ……)

 なんとなく、自分は表面しか読めていないような気がしていた。


(セイジさんは、竜術士は竜と心を重ねるって言ってたし、もっと心を読めなきゃ駄目なんじゃないのかな……)

 そう思って、眠るキュアーの心を読めるかな、と試してみた。


(心を重ねる……)

 キュアーの心と重なるようにと思って呼吸を合わせてみる。

 しばらくそうしていると、なんだか頭がぼうっとしてきた。

 そしてなんだか眠くなって……


(駄目!)

 寝てる場合じゃないと、慌てて意識を集中し直す。

 しかし、呼吸を合わせていると次第に眠くなってくる。


 私は頭を振って眠気を覚ますと、キュアーの心を読むのは諦めて本を読むことにした。



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