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負担?
翌日。
グレイス様の部屋の扉を叩くが、返事がない。
「グレイス様!」
私はもう一度ノックをして、返事を待った。
「グレイス様! 入りますよ!」
一言そう断わってから扉を開けた。
そしてベッドに向かった。
そこにはすやすやと眠るグレイス様が。
私はグレイス様の肩を揺すって呼び掛けた。
「グレイス様! 起きて下さい!」
何度も揺すって呼び掛けて、なんとかグレイス様を起こすことができた。
それからいつものように、グレイス様の支度ができるまで部屋に戻って待っていた。
グレイス様の寝起きの悪さは、夜が遅いせいかもしれない。
毎日遅くまで仕事をしているのだろうか。
私はグレイス様が身体を壊さないかと心配になった。
(私を弟子にして、負担が増えたのかも)
そう思うと、早く一人前にならなくては、という気持ちになってくる。
(本の内容はまだあんまり覚えてないけど、順番だけならなんとなく分かるようになってきたし、これからもたくさん読んで覚えよう)
そう思って、気合いを入れた。
グレイス様から声がかかって、私は再び彼の部屋に行った。
グレイス様は気まずそうに「毎回手間をかけさせてすまない」と言った。
私は「大丈夫です」と答えた。




