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星の降る街に  作者: 霧島
第6章
59/92

59 奪回

なんだか頭が痛い・・・。


えっ?びっくりして目が覚めた。


ここは・・。


周りの状況がわからない。


記憶を探る。


私、飛鳥と一緒に外へ出てきて、それから・・・・・。


「はぁ。」

深い溜め息をつく。


とりあえず、自分の置かれた立場と、軽はずみな行動を深く後悔する。


「いったい、ここはどこなのよ?」

一人呟くと、


「ケイ、目が覚めた?」

声に振り返って、そこにいたのは飛鳥。


「飛鳥、これはどういうわけ?」

私を騙してつれてきたんだと思うと 急に腹がたってきた。


「俺が頼んだんだよ。」

飛鳥の後ろから聞こえる声。


「あなたは・・。」


「やっと再会できたね。」

笑顔で姿を見せた男に、言葉をなくす。


私たちが地球を出てくる時に、駅でぶつかった男。


・・と、いうことは。


「飛鳥、あなたがなぜ?」


そう、この男と繋がっているということは、tenerezzaと関係があるということ。


「そりゃ、びっくりするよな。元彼が騙すように連れて来たんだから。」


「あなた達の、目的は何?なぜ、飛鳥がここにいるの?」

飛鳥に聞くより、この男に聞いたほうが早い。


「国の利益のため・・と言っておこうか。なぜ、飛鳥がいるのかは、もう少しすればわかるはずだ。」

男は、そう答えると部屋を出ていった。


訳がわからない。


一人悶々としてると、部屋の外で大きな争う音と声がする。


と、同時に扉が勢いよく開いた。


「ケイ、無事か。」

フル装備の隼人が、姿を見せた。


「はやとっ。」


その後は隼人は早かった。


私のすぐ側の、反抗する飛鳥をねじ伏せ、後で入ってきた真さんに引き渡した。


「ケイ」

改めて呼ぶ隼人の声は、怒りが漂っている。「氷のプリンス」以上に怖い。


「隼人、ごめんなさい。」


「まったく、横にいたのが急にいなくなるし。そんなに奴に会いたかったのか?」


「電話も気になったから、ホテルのフロアでなら、SPさんもいるし大丈夫だと思ったの。すぐ戻るつもりだったし。」


隼人が大きなため息をつく。


「今の現状をわかりなさい。まったく、心配で寿命が縮んだよ。」

そう言いながら、私を強く抱きしめる。


「でも、無事でよかった。」

安堵の声にかわる。


「・・ごめんなさい。」

何も言えない。ただ申し訳なくて。


「ケイ。」

顔をあげると、櫻井さんが姿を見せた。


「とりあえず、ここから出るぞ。奴らがおってくる前に。」


「二人とも、行くよ。」

私の頭をクシャクシャっと撫でたあと、部屋を出ていく櫻井さん。


私をそっと抱き上げる隼人。


「私歩けるから。」

と言っても、下ろしてくれない。


「薬で寝かされたからな。危ないからこのままいくぞ。」


そう言いながら、部屋から外にでた。

外では、真さんが運転する車が待っていた。


「ご無事でなによりです。」

申し訳ない気持ちで、真さんに頭をさげ、車に乗り込んだ

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