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星の降る街に  作者: 霧島
第3章
22/92

22 相手の正体

「櫻井さんから、なんて書いてあった?」


隼人が櫻井さんからのメールを読んでいる。

なんとも、難しい表情で。

大丈夫なのかな…?



『隼人くんへ。


albaに着いてから一晩過ぎたけれど、街には慣れた?その後は、かわりはないかな。


二人とも気になっていると思うから、早速報告するね。


昨夜、ケイさんを連れて行こうとした二人組の身元、まだ完全にわかったわけじゃないが、僕たちが追っているやつらと、また別口のようだ。

狙っているものは、多分鍵だと思うんだか…。今調べている最中だから、またわかったら連絡するよ。


あと、ケイさんを助けた男性も、何やら裏があるね。

ただ彼の場合は、敵ではないだろう…と思う。

ただ、100%安全とは言えないから、次にもし会ったとしても、警戒しておいた方がいい。


次の星に出発するのは、明日だったね。

今日もし街に出かけるのなら、隼人くん、ケイさんから離れないように。


あと、これから何があるかわからないから、寝るとき以外は、護身用に、何か持っていた方がいいと思う。使うことがないのが一番だけれど…。


また情報が入り次第、連絡します。


櫻井尚人』



「正体わからず…か。」

読み終えて、隼人が呟く。


「ケイ、櫻井さんから。」

隼人から携帯を渡されて、櫻井さんからのメールを読む。


「…これはどういうこと??」

「別口って…。そんなに大勢いるのかしら。」

「もし、鍵狙いなら、私が持っていることが外部の人がわかってる…ってことよね。」


もう、怖いとか云々思う気持ちは無くなってきたようで、とりあえず、これからどうしようかと思う。


「助けてくれた彼は、敵じゃないって…、わけわからない。」

「どこまで櫻井さんたち、わかってるのかしら。」


「隼人、メールより電話の方が、櫻井さんに細かいことけ聞けるんじゃない?」

イラついた声で隼人に話かける。


「まあまあ、ケイ落ちつけ。」

私から携帯を取り上げ、頭を撫でる。


「ここで櫻井さんに電話しても、同じようなことしか返事は返ってこないだろ。」


「櫻井さんたちも追っているって言ってるし、今一番大事なのは、出来る限りの情報収集と、あとは、ケイが、絶対奴らに捕まらないことだよ。」

そう言いながら、私を抱きしめてくれる。

イライラな気持ちが落ち着いてくる。

やっぱり隼人の胸が一番安心する。


「絶対speranzaに行って、そのあとは、地球に戻るんだろ?こんな所で、がたがた言ってる場合じゃない。」


「【攻撃は最大の防御】とまでいくと大袈裟だけど、俺達から手をだせないのなら、今は情報収集をできるだけしたほうが、後々動きやすくなるはずだ。」


「とりあえず、櫻井さんの連絡を待とう。SPさんたちもいるし。」


「それより、まずは腹ごしらえに食事にいくか。お腹すいただろ?」


時間をみると、正午を回ってる。昨夜、お店で食事して以降、朝も食べてないし。


結局、隼人の予定通りだわね…。


「うん。」


着替えた後、櫻井さんのアドバイスを受けて、護身用にそれぞれ身につけ、今夜はまた別の所に泊まる予定らしく、荷物を持って部屋を後にした。



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