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M'S'P' 機動特殊警察  作者: とりのすばこ
加速する世界
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8/21

邂逅、お祭り攻撃

駅の屋上が吹っ飛んだ。

何を言ってるんだお前はと思われるが、本当のことだから仕方ない。

こんな語ってる暇はないので、急いで俺は駅に走った。






「ルアさん、お逃げを。ライブは中止です。」

「あ、ありがとうございます。皆さん、逃げてください!」


「ルーたんのライブ、終わり?ねぇ、終わり!?ちょっと!え?終わり!?クソ!これも全てアイツのせいだ!」

山並は飛んでるグライダーにありったけの罵声を放った。勿論、言い終わった瞬間に爆弾が飛んできて、辺りが吹っ飛んだ。







ライブ方面が吹っ飛んだぞ!山並、惜しい男を亡くしたな………

「生きとるわボケ!勝手に殺すな!」

チッ。生きてたか。

「それはそうと、まさか本当に来るとはな!って危ねぇ」

もう辺りがドカドカ爆発している。

グライダーに乗ったボマーが両手に付ける武器から爆弾を発射しているのだ。

「アイツがボマーだ!とっとと捕まえるぞ!」

なら、何処に行けば手錠をかけられるか。

「駅の屋上だ!とにかく高いところ!」

「把握!おい、あれを出せ!」

高いところに登るなら、あれしかないな。

「「手錠銃(テジョーガン)!!」」

同時に打った弾が瞬く間に手錠にかわり、爆発で倒れた駅の鉄骨に引っかかった。

「翔べ!」

「応!」

俺達は駅の屋上に鉄骨を伝いながら登っていく。

「お前ら仲いいだろ。」

下で避難活動をしていた他の面子の声が聞こえた気がするが、断じてそんな事はない。そんな事を思っていると、山並が大きい声で叫んだ。

「沖田くん、後ろ!」

慌てて振り向くと、後ろからグライダーがもう、すぐ後ろまで来ていた。

屈まなければ完全に腰から上が無くなっていた。

「サンキュー、山並!それじゃあ、グライダーに手錠銃を……」


グライダーに誰も乗ってねぇ!

「こっちだよ、馬鹿。」

沖田は後ろから急にぶん殴られた。腕についてる装置の重さでかなり痛い。


「待て!凶悪犯!」

山並が慌てて手錠銃を撃った。が、ボマーは首を軽く傾けてそれを避け、かわされた弾は壁にぶつかり、力なく落下していった。

しかし、殴られたくらいで沖田は倒れない。ボマーの腕を掴み、手錠銃を向ける。

「警察でみんな呼んでるぜ!?連続爆弾犯のボマーってなぁ!?」

「へぇ、中々に気に入った。それじゃ、爆弾犯は爆弾犯らしく。」

そう言うとボマーは足元に爆弾を射出した。

「ドーンと言っとこうぜ、お巡りさんよ!」

「返却します!!」

沖田は手で爆弾をつかみ、遠くに向かってぶん投げた。

投げられた爆弾は、空中で盛大に爆散。

ってやべぇ!手を離しちまった!

ボマーの方を向くと、グライダーを呼び、すでに宙へ舞う途中だった。

「どこでここに来るって分かったか知らないけど、空までは来れないよね。」

そう言うと、ジェットを吹かして、グライダーは空へ飛び上がった。

「アハハハッ!爆ぜろ爆ぜろ!花火大会の始まりだ!」

「お開き願おうか!」

山並が手錠銃をグライダーに引っ掛けて、全力で引っ張った。

「おっと、そうはさせねぇよ。」

ボマーは両腕の装置で再び爆弾を射出した。しかも、今度はもっと強力なやつだ。

「ッ!沖田任した!」

山並は爆弾を掻い潜り、手錠銃のワイヤーを巻いてグライダーに飛び移った。

あの野郎!無茶いいやがって!

沖田は警棒を取り出し、爆弾を空中に打ちまくる。

「危な!」

どうやら一発ボマーの方に飛んでったらしい。

「この野郎、しぶとい奴だ。なら、これはどう?」

ボマーはグライダーを高速で動かし、近くのビルに突っ込んだ。

「まさか!?」

グライダーは車体をビルに引きずりながら、貯めたスピードで空へ向かうが、山並の掛けた手錠銃を外すには十分だった。

山並が地面に向かって落下する。

「どこでもいい!当たれ!」

山並は手錠銃を辺りのビルに向かって撃ち、何とか命拾いした。

「じゃあね!お巡りさん!」

「まだ俺が残っでるぞー。」

ボマーが後ろを見ると、グライダーのエンジンの下に沖田がしがみついていた。

「お前!いつからそこに!」

「君が引きずり終わった時、手錠銃で♡」

「離れろ!」

ボマーが沖田の頭を蹴るが、沖田は全く動じずにエンジンの分解に取り掛かる。

「やめろ!そんな事したら、お前も落ちるぞ!」

「あれー?これバッテリー式じゃん。長時間動かす想定してないんかなー。」

「え?」

「え?」

「山並、今どのくらい経った?」

「さっきの爆破から、大体50分くらい。」

よく見ると、グライダーの操縦桿に残り%が表示されていた。





バッテリー残り残量    2%



燃費悪!?

充電式の乗り物って増えたなー。

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