四鳥封鎖
「どういう事ですか門方さん!?何でここを封鎖するですか!?」
沖田が机を両手でぶっ叩いて言う。
「先日、本部に不審な男が潜入した。中央の監視用コンピューターを破壊して逃走。負傷者14名、死者9名。」
うわー、酷い。というか、これもう死刑だな。
「でもどうやって?素手でコンピューターを破壊できる訳ないでしょ?」
当たり前である。
「爆弾だ。防犯カメラが確かに小型爆弾を捉えていた。それを使って、烏野の本部を破壊。かなり雑に壊されて、復旧の目処が立たず、辛うじてできたのが、」
「封鎖……………と。」
「そういう事だ。という訳で、早速俺等も隼区の全面封鎖に入る。何としてもこの四鳥から出さない。」
「あれでも、隼区って確か凄い面倒くさいのがあったような。」
「え?何それ。聞いてないんだけど。」
「ほら、隼区の売りである交通網を支えているでけぇ橋。」
「あ。」
この街が交通網が良いと呼ばれる決定的な理由。それがこのクソデカい橋である。名をトライブリッジと呼び、モノレール、電車、車の3つがこの橋で一気に通れる。これにより、我ら隼区は、ほかの26区と気軽に行き来出来る訳である。ただ…………
「無理ですよ、この橋どれだけの人が使ってると思ってるんですか。」
この橋を管理してるおじさんは言った。
そりゃそうだ。見える範囲でも車が100台近く通っていて、電車がさっきまでで3回通った。モノレールは逆さになってるそうなので見えない。
「頼みますよ、緊急事態なんです。観光のためには爆ぜたいと?」
「そうは言ってもねー。ほら、早速来た。」
何が?と思ったら、何か凄い車が来た。
「交通局でーす。封鎖するんならウチと、鉄道局にも通してくださーい。」
「通すよ、通すから。」
「あと、色んな企業と宅配会社にもね。」
「そんなに?もうちょっと負けてくれない?」
「負けるって言ってもね〜。」
聞けばこの橋、四鳥に繋がってる唯一の橋だから、工業に発達した地区の色んな企業に荷物届けるのに使ってるんだと。
結果、調べてみるとまず主に使ってる交通局、鉄道局に、色んな企業と運送会社、品川とか台場とかも繋げてるからその辺の偉い人などなど。
この野郎、どこまで繋げたんだこの橋。
んで、出した結論はと言うと。
「無理です。この橋封鎖できません。繰り返します。トライブリッジ封鎖できません!」
無理もない。
ていうか、四鳥がもう実質県みたいなものになってるから、ここ封鎖したら、県が丸々行けなくなる様なものなんだと。これがレインボーブリッジだったら、どれだけ楽だったことか…………
どうしろって言うんだよ。この橋の封鎖許可来るまでに、おそらくあと1週間くらいかかるぞ。それまでに犯人逃げちゃうんじゃない?こんなに山ほど車あったら、1個くらい分からんぞ。サ○ゼ間違い探しくらい分からん。あれよりもっと。あれ答え気軽に見れるし。
俺はとりあえず、こういうのが得意な奴らに任せて、さっさと犯人探すことにした…………。
頑張れ沖田!俊作はやったぞ!




